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やさいづくりで起こったこと:自家採種して蒔いた種子はおいしい葉だいこんでだいこんが1本もできなかった


はじめに

 2017年1月はじめの日記から。たまには予想外のやさいづくりについて記しておこう。このころは販売用の市販種子でつくるやさいとはべつに、自家用として自家採種した種子も蒔いていた。

おもに地元の固定種のはずだった。たまにまわりでそだてるほかのものと交配してしまうことがある。今回はもののみごとにそれが出た例。

きょうはそんな話。

自家採種しただいこんは

 今回蒔いただいこんは昨年採取した種子。おいしかったので蒔いた。ところがそだてて驚いた。間引き菜としての葉ダイコンとしてはとてもおいしいが、地下のだいこんがまったくといっていいほど大きくならない。つまりは葉だいこん。

まわりのはたけをみわたすと近くのあとからだいこんを蒔いた方々は、いずれも収穫時期をむかえている。わたしのところのはたけのだいこんの葉をもちあげ土からぬくと、根の部分がほとんど育たないままスが入ってしまった。つづけて何本かぬいたがいずれもおなじ。ただのかたくて細い根っこでだいこんのぶぶんがない。

今まで採取した種子でだいこんができなかったことはない。よほど性質が葉だいこんのほうに偏ってしまったらしい。というかまさに葉だいこんそのもの。こんなこともあるんだとつくづく思った。

今回の反省点

 種子を採取するときは周囲に葉ダイコンの品種を育てているはたけがないかもっと注意が必要だったらしい。だいこんとして収穫できずに、やむなく大きくなっただいこんの葉をつかみながら抜いた。

アブラムシのついていないきれいな葉だが、これだけ日にちがたつとすでにすじだらけで、食べられない。そこで鎌でみじかく切って畝に混ぜていった。

昨年はだいこんの芯が黒くなる症状に悩まされ、今年は根がそだたず、だいこんについてはここ2年間見はなされている。

来年は

 2度あることは3度あるおそれあり。このだいこんの花がさいても葉だいこんの割合が多くなるにちがいない。いったんだいこんの自家採取を中断して、あらたにだいこんの種子を購入することからはじめよう。

くわえてだいこんのなかが黒くなる原因はつかめないまま。ホウ素不足という場合もあるらしいがどうだろう。とりあえずはたけをかえてべつの場所でつくろうと思う。

おわりに

 いったん病気がではじめるとさまざまなやさいで起こりがち。輪作が不十分で連作障害などがでてしまったのかもしれない。さらに土がやせてきたことが原因かもしれない。あきらかに父がつくっていたころとくらべて完熟堆肥をほどこす量がすくないのは自覚している。投入量はおそらく半分から3分の1ほど。

けちっているわけではないが、いれ過ぎてもバランスをくずしそう。はたけをやすませないでさかんに連続してやさいをつくったせいかもしれない。

黒くなるだいこんが生じた場所は当面、半年ほど休ませてみようと思う。


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