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わが家を冷やす方策など:家にひきこんだ湧き水について考えてみた

はじめに

 エアコンのことを思い浮かべないで過ごしてきた、うんぬんの記事をかいたばかり。

にもかかわらず矛盾しかねない話題を。こうした舌の根の乾かぬうちに、すっとぼけてちがうはなしをすることになろうとは。自己嫌悪におちいりそう。

ことしの夏は家にいることがいつも以上に多いため、この昼間の暑さは逃れようがない。海と山からの風が吹く時間帯はなんとかなるが、昼過ぎの凪の時間帯はしんどい。

この時期のこの時刻さえやりすごせばなんとかのこりのシーズンはしのげるはず。こうしてキーボードをふれているとじっとり湿ってくる。なにか方法はないものか。いっそのこと汗をかくからだをうごかす時間としようか。

これまでも家にひいた湧き水について考えてきた。こんな記事(⬇下)を書いたことすら暑さでゆですぎのくったりした頭でわすれてしまっている。かなりある(ほとんどおなじかも!)重複をおゆるしいただきたい。

湧き水の利用は

 わが家は山の岩盤のすきまから湧き出る水をひいている。水道とはべつ。昭和のはやい頃にはすでに集落沿いにひいてきて、地域で管理してきたと聞いている。地域の希望する方々がそれぞれの家に引き込んでいる。

いずれも先々代の頃だろう。すでにその経緯を話せる人を知らない。したがって、先日の市道の水道管工事の際には、市の工事担当者が湧き水の配管がどこに埋まっているのか気にして尋ねてきたほど。

渇水の年でも水量を変えずに湧きつづけている。集落の山際の湧き口は水量豊富で年中流しっぱなし。わが家の横の小川の水量の何分の1かはこの湧き水。

この暑い時期にはスイカやウリなどは家に引き込んできたこの湧き水に浸けておく。ほどよくひんやりしておいしい。この水はなかなかの水質。軟水でやさしい。つまりお茶がおいしい。

もったいないわけだが流しっぱなし。この冷気だけでも何とかならないかといつも考える。

冷風扇の利用

 そこで、湧き水をべつ経路で古い冷風扇へ引き込んで使えないか試してみたことがあった。方法自体は問題ないのだが、いずれにしても水ないし冷気を家のなかに取り入れる口をどのようにするかでなやんだ。

ひとつだけ問題があるとすれば水圧がないこと。湧き水なので1メートル上げるととろとろとした水流でしかない。動力で水圧をかけるのでは元も子もない。これでは家に引き込めたとしてもうまく機能しないとわかった。

トイレでの利用

 トイレでの湧き水の利用。軟水とはいえ長く使うとタンクなどに鉄分や珪酸などが沈着する。

さらに夏場は水温が低いことが災いし、結露してしまう。これでは配管がもたない。さまざまなトラブルを生みそうでこちらもあきらめた。おなじ理由で床下冷房ができないか考えたがおなじ理由で断念。

なかなかうまくいかないものだ。

いずれヒートポンプの性能があがれば逆の発想で、室温とこの冷水のあいだで熱交換できないだろうか、と妄想をうかべてみる。

可能なこと

 畑から収穫してきた野菜を洗うには最適。土をおとすにはちょうどよい。忙しいときには、たらいに野菜を投げ込んで水を流しつづけておけば自然ときれいになるし、冷蔵庫の野菜室程度に冷えている。その状態でザルにあげ、乾かしてから野菜室に。

水道が断水したときには重宝した。とくに食事とトイレについてはじゅうぶん代替できるとわかった。

おわりに

 ふだんから何気なく使っているが、やはり「めぐみの水」で重宝している。とおいむかし、この集落に人々がまず定着した理由がこの水だろう。

それだけにこれだけ技術が進歩したはずのよのなかで、なんとも活かしきれていないのははがゆい。

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