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やさいを店でみるときの鮮度に関するふたとおりの買いかたについて


はじめに

 きのうにつづいてやさいを買うときに価格とともにもうひとつえらぶうえでのポイントがあると思いだした。それは鮮度。じつはこの視点でやさいをえらぶとき、無意識のうちに鮮度のよくないものといいもののふたとおりにわけていずれも買っていた。それにはわけがある。

きょうはそんな話。

(タイトル写真はきのうの昼の食事)

やさいをたくさんたべる

 やさいづくりをやめて4年になる。これはきのう記した。それ以降、買う立場になり週に1回は店にむかう。ことしほどやさいのねだんがあがり、これほど意識して買うことはなかった。いままで以上に吟味して買うことに。

さて、その視点とは鮮度。もちろんよいにこしたことはない。これはつくる立場でもおなじで。収穫したらなにはともあれほかのことはさしおいて、いちもくさんに洗浄、乾燥、袋づめ、ねだんラベルつけと一連の作業をおえて、息もつかずにくるまに積んで販売所にむかいならべていく。

はたけにある状態からふくろにはいった商品が店のたなにならぶまで、はやいもので1時間、おそいものでも4,5時間というところか。

店にならんで

 それほどの鮮度でならべても店の担当者の判断で半日で処分されることもあった。これはまかせているのでいたしかたないが、夏場などはみるみるしおれたり、いたんできたりしかたない。

それにしてもなあ、半日か…と首をうなだれて帰り道。数か月から半年かけてそだてたやさいがわずか半日しか店にならばない。しかも口にはいらないまま処分される。そんなこともあった。

そのため野菜の鮮度保持には気をつかう。せめてヒトなみに日もちさせるため、4時ごろに収穫する、いったんすずしい場所で水を吸わせたからもちこむなどのさまざまなくふうをこらしてやさいをならべた。

そうした経験から買う立場になり、店にならぶやさいを管理する方々のご苦労にあたまがさがる。 鮮度を保持することの困難さはなみたいていではできない。

ふたとおりの選択

 さて、話をもどそう。鮮度の視点でやさいを店でえらぶとき、無意識のうちにふたとおりにわけている。ひとつは店の処分コーナー。店におとずれるとまずここにむかう。そしてめぼしいものがみつかるとまっさきに入手。そして数日のうちに優先してつかいきる。ほぼ2,3日以内。

たいてい店の担当者のかたはそのあたりをこころえていらっしゃる。購入した日はそれほどでなくてもみごとにその日数でいたんでくる。生産者の立場にもどってしまい、このやさいたち、このあと処分が待っているとなるといたたまれない。

もうひとつは買って1週間ほどかけてわけてつかいたい場合。これは基本的に店にならぶ通常の商品のなかからみてくれのいまひとつのもの、大きすぎるものなどをえらぶ。これらはいずれ最後までのこり、処分コーナーにならびやすい傾向のあるもの。そういったものをわたしが買う。こうすることで間接的にゴミとして処分されるものがへらせればと思う。

おわりに

 けっこうこれでやさいをくめんしてつかいきれて満足。しかも店とわたしのいずれもウインウインの関係。

いつのまにか身につけたこの買いかた。だれにもめいわくをかけるわけではない。ひそかにやっているにすぎない。

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