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そういえばくるまで行き来するばかりでこの地をまともに歩いていなかった


はじめに

 ひっこしてきて8日目。1週間がすぎた。これまで天候が不順だったせいで出歩いていない。休日はへやにこもっている。なにかだいじなことをやっていないとふりかえると、新居をでてひだりの道を一度も歩いていないと気づいた。

これはよくない。万が一災害に見舞われたとしたら、どちらににげたらいいか判断しないとならないはずなのに、わが家からすぐそこの場所のさきすら知らないなんて。道をおぼえなきゃ。

きょうはそんな話。

ようやくまわりをみわたす

 朝からすばらしい青空。もしかしたらここに来てはじめてではないだろか。あぶらぜみがこんなに鳴いているようすもそう。まどをあけるとかぎりなくおおきな音。こんなにいたんだ。

すぐ下に見えるおとなりの木々にとまっているのだろう。この場所に住まうときめたのはまどからこうした木々がながめられるのが大きい。まどの外にビルの壁しかなかったらどうしていただろう。

庭ごしに遠くの山々が見える。いすにすわる視線のさきにすこしでもとおくでもいいので自然のようすがみえるのはいい。ほっとする。なによりへやでねころぶと窓ごしに大きく空と雲が見える。これもいい。

南側のバルコニーの窓の風景がそんなだからおちつける。この風景がきめてだったのかもしれない。風景も家賃のうちかもしれない。

この場所は

 雨つづきでしかもくるま通勤。へやのなかにいたせいだろう。まったくマンションの敷地からみずからの足で一歩も踏み出していない。入り口から右手はくるまで通勤する道で、しかもむかしから見知ったエリア。そこからほんの路地ひとつはいったところにこの家がある。

200メートルほどさきにターミナル駅。このあたりでは2番めに乗降客が多い駅。ここならば研究パート、学習サポートの教室、両親の家、もとのわが家、両親の通う病院いずれにも行き来しやすい。そうやってえらんだ場所。

避難所は?

 雨つづきでひとつのことが気になった。それは避難所。いったいどこだろう。ネットをつなぎ地図上でたどる。なんとわたしのへやの南窓から見えている目のまえのある学校の体育館が避難所らしい。目と鼻のさき。入り口からひだりにまがり30mほど。

じつはこの家の入り口から左にのびる道。この1週間あまりいちどもじぶんの足で歩いたことはがない。ほかになにがあるのだろう。

知らなすぎるのはあまりによくない。ある程度は見知っておいたほうが最低限の身の安全のためには必要かも。

おわりに

 きょうの午前中はひっこし後にどうしてもたりなかったちまちましたものを宅配でたのんでとどけていただく。そのあいだはへやで待機。それじゃあ午後から散歩をしてみるか。せっかくの休日だし。なにがあるのかたのしみ。


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