食料の支出と体重を変えずに米を2倍ながもちできて考えたこと
はじめに
やればできるものと思った。生活と家計を破綻させるわけにはいかない。ここは農家の方々にはやむなく目をつぶってもらう。家計簿をみると支出はほぼ増えていない。日頃の増減の範疇でおさまっている。
なにがちがうかというと米の消費。なんと先月から今月にかけて米を買わずにすごせた。つまり消費量を半分におとせたということ。もちろん体重や栄養は確保できている。
きょうはそんな話。
2週間後がピーク?
米に関しては生協を利用している。2週間後に届く商品の注文カタログをながめてある数字に目がくぎづけに。いつもの米の値段にため息がでた。昨年の2.34倍。さすがに見まちがいかといくたびか見直したほど。この1週間で1,300円(5kg)近く値上がり。こうなるとさすがにほかのもので代用しようともう一段の対応策を考える。
しかもこの米はランクはずっと下のはずなのに、あくまでも注文の週で1kgあたりではもっともランクの上の新潟産の銘柄米のコメよりも150円以上高いというふしぎな現象が起こっている。安い米ほどもともと需要があるということだろうか。
どうも世間の店とくらべて生協の価格は遅れて変動しているのか、ここにきて跳ね上がり、ピークがきたのかもしれない。いまさらそうだろうと納得するばかりでどうこうしてもしかたがない。
生活防衛のため、想定していたもう一段の対処法を実行するしかない。
徹底する
米をいちどに食べる量は先月来すでに半減している。かろうじてそれで体重を維持できた。むしろやさいの消費を増やせたほど。
さらにカタログをよくみるともち米(5年産)はあまり上がっていない。米にまぜて使おうかと調理法など準備中。もち麦、押し麦など店によってはもとの値段のまま売られているものすらある。これを以前のようにまぜて炊くとしようか。
いも類も
くわえて主食としてのじゃがいもが好適。まとめ買いならば圧倒的に安くつく。米とくらべて相対的に安い。これからのちしばらくは芽が出にくいので箱で買って台所のすみに置いておける。好きな食材のひとつでさまざま調理できる。しかもいずれも手づくりでじゅうぶんおいしい。たとえばここ2日間はうす味肉じゃが。
さつまいもは収穫時に細いもの、小さいものがいっしょに穫れる。そんないもはけっこう安くで買える。むしろひとりぐらしにはこうした細く小さめのほうが調理しやすい。薄切りにしてフライパンであっという間に香ばしく焼ける。もともと甘い品種はこれでもそこそこ甘くおいしい。弁当の一品になり得るし、ゆがいたものは主食がわりに。
オートミールも
精白した白米をもっぱら食べていた数年前、ちょっと気になりオートミールをとりいれた。子どもはあきらかに腸のぐあいがいいという。わたしも子どももそれ以来ずっとつづけている。その分すでに米の消費は減っていた。それをさらにすすめてなるべく大きな容量で買う。すでに相対的に白米より安い。
値段を比較
ふだんづかいの小麦粉に目がいく。米が値上がりした分、国内産ですら相対的に安く感じる。手づくりするのはやぶさかでなく、うどんやすいとんにしていまよりも頻度を増やしごはんがわりにしている。乾麺であればうどんやパスタなども候補にあげていい。
すでに麺類を食べる機会は増しているが、ゆでこぼして塩分さえ気をつければ、むしろ白米にこだわらずにほかの食材とともにバランスよく食べられる。むしろ健康面においてもメリットが多そう。こちらへつなげていけそう。
見かたを変える
わたしたちが白いごはんを食べられるようになったのはそんなに古くないそうだ。そういえば江戸時代などは米の収穫の多くは年貢としておさめられ、ふだんは玄米に雑穀、いも、だいこんなどを混ぜて食べていたのがふつう。
だからといってべつにそれにもどろうというわけでない。真っ白いごはんを口にするありがたさとともに、これまでごく安い価格でがまんを強いられた農家の方々のご苦労も同時にあたまに思い描きたい。ほんとうにこの値上がり分が生産者に届いているのだろうか心配。
同時に現代の飽食にどっぷり浸かったわたしにはむしろ米を見直すきっかけになるかもしれない。
おわりに
最後までなんとか値上げを抑えてきた米だったが、今回の高騰は食を見直すいいきっかけになったかもしれない。むしろ白いごはんにとらわれすぎていたのかもしれない。
極限まで精白された米ばかりでなく、バランスよくほかの穀類にも目をむけるのもいいかもしれない。ただ穀物とはいえむしろ米以上に生産コストがかかる点は気がかり。国内でそれらを作れればなおいいし、かえって災害のリスクなどを分散できて、米一辺倒よりも抑えられることにつながるかもしれない。
そうじて、ここ数年にわたり食品の値上がりがつづく。とはいえすでに従来の2倍を超えた米ほどではないので、相対的に安く見えるものが増えつつある。生活のためこちらへ当然のごとくシフトせざるを得ない。米農家の方々には申し訳ない。
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