ネットで中古車を用心しつつ買ってみた
はじめに
この場所に住んでいてしごとにむかうわたしにとって、欠くことができずやむなく利用している車。こればかりはどうしようもない。
そこで今回は家族の支援を得つつネットで購入し、かれこれ2年になる。その行動についてしるす。
本記事の内容についてなんら利害関係を持ちません。あくまでも本内容につきましては自己責任でご利用いただきますようにお願いします。
生活の足
中核市の南端の中山間地に住む。最寄りのスーパーや行きつけの病院までむかうとすると、歩き、鉄道、歩きの往復で午前。もしくは午後がつぶれてしまう。したがって病院に通う家族の送迎や日頃の通勤、米などの食べ物の購入には車が必要。
いざ車を購入しようとすると、これらの最低条件を満たすなかから車種をえらび購入することになる。
すでにうちでの自動車は家族の分をふくめて、
普通車中古(親戚より)
普通車中古(整備店主に依頼)
普通車新車(ディーラー)
軽の新車(ディーラー)
普通車新車(ディーラー)
普通車新車(ディーラー)軽の新車(ディーラー)
と乗り継いできた。
このうち免許をとるのが遅かったわたしは2台。のこりは家族。最後の軽自動車は娘とかけもち。
やがて娘は家をはなれ、あしのいらない都市へ。淡いピンク色の軽自動車を家に置いたまま。やむなくその車をつかうはめに。さほど気にせず運転していたが、とおりすがりのほかの車からはずいぶん親切にされた。
くるまを検討しはじめる
この軽自動車、これまでのなかでいちばんはたらいたのではないか。畑でつくった農産物を販売所へ運ぶ。本業のテキストの仕入れに。そして家族の移動や買い物、通院。酷使のわりに燃費がよく、めだつ故障はなく維持費のもっともかからないくるまだった。7年ほど使った。
しかし、昨今の状況でいずれのしごとも影響をうけてしまい、往復2時間ちかくの通勤先へ向かわねばならないこと、両親の送迎など乗り降りに不自由しないゆったりつかえるくるまがのぞましいと考えた。こうして状況におうじてくるまが変わっていく。
どうじにこれから年齢をかさねるため、踏みまちがいなどやってはならないミスをしないか気になりはじめる。もちろん注意をはらいつつ運転する決意でいるが、どうせならば車のアシストを受けられる方がいい。
車選びがしにくい状況に
2年前のこと。昨今の状況でリモートでのしごとでもっぱら家にいつづけた。それで車選びに店へむかうのは不可能だった。
そのためネットで中古車を選んでみようと考えた。用心にこしたことはないので、もちろん家族の助言を得ながら。これで独断に陥らずにすむ。
時間をかけた
とはいえ高価な買い物にちがいない。とうぜん慎重になる。そう思いはじめた半年ほど前からネット上にあるあらゆるサイトや車を見ていった。車種やメーカーにこだわらず、車の形状や性能、相場、類似のサイトでの価格くらべなど、傾向をおおよそつかめるようになってきた。
毎週のように見ていると、商品として掲載される車がどれほどの頻度で更新されるかなどがわかってきた。
するといつ頃ならば買いどきになりそうか。予算の範囲内で必須の部分と、どちらでもいいとか気にしない部分を明確にしていった。
必須の部分:ひざや腰をまげにくい両親がのりやすいだけのサイズ
ブレーキなどのアシスト機能
妥協できる部分:メーカー、年式、走行距離など
いらない部分:色やデザインなど
首尾よく
そうは言っても、じっさいに実物を見てみたい。そこで同型のものを開店すぐのガラガラの中古車販売店でみつけ、なかに座らせてもらいハンドルをとってみた。とくに問題はない。店にはもうしわけないが、予想どおり値段で折りあいがつかなかった。
ネット上での購入の決めてはボディー横のあさい傷だった。これが原因でかなり同型とくらべて安かった。調べたところ、知り合いの整備工場で予算内で修理可能とのこと。したがって購入を決めた。
このあとは書類そろえにすすんだ。車検やもろもろの手つづき。警察署、市役所などに出向いてそろえ、送付、費用のごく一部とともに契約が成立。あとは配送を待つのみ。
詳細なかずかずのネット上の写真で納得ずくの買い物だった。つまりどこにきずがあって、どんな状態かとか、消耗部品の交換は必要かどうかなど基本的にメールなどで問い合わせてこたえをもらっていた。
おわりに
こうしてようやく車を入手できた。とくに準備と時間をかけて購入したので大きな不満などはなかった。それまで世話になった古い軽自動車は、このなじみの整備工場に差しあげたところ、お礼にということで1万円いただいた。
すでに入手して以降、車検をむかえてそののち快調に走っている。やはり通勤時の運転疲れを感じない点でとくに満足を感じている。多少車高が低めだったので、両親の乗り降り時にはがまんしてもらっているが。
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