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つかってきたいくつかのつくえやテーブルについてもちぐあいをくらべてみた


はじめに

 家をたててから27年。ひっこし荷物は軽トラック1台分だけだった。家のしあがりを確認しつつ、必要なものから買いたしていこうときめていた。とうめん必要な食卓のテーブルや衣類を入れるチェストなど。

日常ないと困るつくえやテーブル。そうしたもののもちぐあいをふりかえってみた。

ひっこし荷物には

 家を新築してすぐに必要になったのは食卓。これは必需品。建築中のわが家のしあがりぐあいをみながら選んでいき、搬入していった。食卓は毎日つかうのでじょうぶなものがいいだろうとシンプルなデザインのわりとよいものを選択。カリモクの製品のなかから無垢材をつかったがっちりしたテーブルといすをえらんだ。

この選択は正解だった。つかいつづけていくうちにいすやテーブルにはツヤがでてきた。買ってすぐよりもあじわいぶかくより上質なかんじがでてきた。

とくにいすは重く屈強でまったくガタつかない。安定感がある。テーブルの上面は無垢の継ぎ材だが思っていた以上にかたい。表面にこまかいきずなど経年変化をしめしているが、継ぎのぶぶんのくるいはみられない。かどっこはつやがでていいぐあい。この調子ならばこどもたちへそのままゆずれそう。

27年目の食卓テーブルの表面のようす

こどものころは

 小学校にあがるころは学習机がさかんに出まわっていた。当時は机面をのぞいてスチール製。ともだちの家におじゃましてこどもべやにはいるとほぼおなじつくえがこどもの数だけあるのがごくありふれた室内風景だった。

このつくえのうえでプランクトンを飼っていた。海水でそだつ。海までいきくんでくるわけにはいかないので、塩をとかして塩水をつくる。このさいに容器から一時的にかれらをうつす必要がある。こどもなのでどうしてもこぼす。スチールの部分をぬらしたおぼえはないが、それでもやはりさびてくる。

高校まで12年つかいつづけたが、そのころにはあちらこちらさびついていた。わたしが独立したあとには親がいつのまにか処分したようだ。

すこしづつ買いたして

 食卓のテーブルのようすからながもちしそうだったので、継ぎはあっても木製のしっかりしたものを中心に、キッチンでつかう小物いれなどもおなじカリモク製品に。

いずれも10年以上になるがくるいやガタつきはない。いずれも使用感はでてきたが経年変化であじわいぶかくあたたかみはましている。

いずれも無垢材の天板。すこしだけ値段がたかくなったけれども、もちがいいのはたしか。

くわえて、わが家だけでなく職場でつかっていたテーブルのうち、ながくもっていたのはいずれも木製。なかには継ぎのない厚い1枚板のものも。おもくて移動はたいへん。何人かでそろりとはこんだ。これがデメリットかな。

おわりに

 わが家はそうした経験から購入時はすこしだけおカネの負担はふえるが、木製のものをながくつかうほうがコスパはよさそうとの結論。ただしすでに27年まえですら、大きな木製のテーブルの材料の木は需要をみたせなくなりつつあると店員が説明していた。

それから4半世紀がすぎ、ますますそういった材料となる木をもとめるのはむずかしい。その一方で継いでもくるいを生じくくなったと聞く。

つかいすぎなければ木は持続可能な材料のはず。いずれ木の資源がもとにもどる時代がおとずれてほしい。

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