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きまぐれエッセイ

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日頃の行動にもとづいたちょっとしたこと、興味の転々とするようすをきままにきまぐれにしたためました。
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2021年5月の記事一覧

最後にひと目見る家となる日が来ぬことを ー自宅の周囲で遭遇したいくつかの自然災害からー

はじめに 中山間地の谷あいの場所に家をもち、さまざまな経験をしてきた。 自分が経験した自然災害をいくつか書き出し、あらためてこうした場所に暮らすリスクなどを自分自身で見つめ直せた。 合わせて読者の方々のくらしや行動のヒントにしていただきたい。 わが家の周囲とは  わが家の南側には小川を挟んで台地が迫っている。いわゆる崖地のそば。このため行政により(1)と(2)のふたつのエリアに指定されている。 (1)土砂災害特別警戒区域(急傾斜地) (2)土砂災害警戒区域(土石流)

(エッセイ)のこぎりで木を切りながら生きものと会話できた? 庭先で起こった予想外のできごと

はじめに   庭で変わったできごとに遭遇した。すくなくともわたしにはそう思えた。何も夢を見ていたわけではないし、なんのこともない日常の作業中のできごと。 それはつい先ほどふとしたことがきっかけで思い出した。ここに5年前の体験として記録しておく。 家づくりで変わること  家の新築予定地はわきを小川が流れる田畑だった。 大型の土木機械が入り数時間のうちにきれいさっぱり整地してしまった。土地をならすだけと思っていたが、こっちの土をあっちへ持っていき、むこうの土塊をこっちに埋め