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わかいヒトへのメッセージ

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小学生から中・高校生むけのよみものです。なにかしらヘンなおとながブツブツ言ってるなで読みすててもらえればと思い書いています。
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#英語

コミュニケーションの道具としての「英語」を習得しつつも、まったなしで身につけたい「情報」のスキル

(2024.8.19加筆) はじめに 学習サポートの教室で生徒たちに話題になるのが「英語」と「情報」について。サポート役としてさまざまな話をする。そのなかのひとつ。 ふだんのくらしで「道具を使う」のはなにも特別ではなく、毎日使いつづければ慣れてなんとかなる。ただし職人や演奏家がヒトビトを唸らせるまでになるには腕をみがかねばその境地には達せない。母国語でない英語の習得はそんなに接する機会のない日常ではなかなか容易でない。 報酬を得るまで極めるための努力や修練はどんな職業や

過渡期の学年の入試の英語はどうなりそうか予想してみた

(2024.6.25加筆あり) はじめに 今の中学生たちの英語の教科書のむずかしさはひとむかしからすると予想を上回るレベルかもしれない。そのめやすのひとつは英単語。学習サポートの生徒たち(中学生~高校生)のディクテーションやシャドウイングの練習は以前の高校生(前半部分)とおなじものがつかえるほど。 なにも極端なことをやっているわけではない。指導要領がそうなった。過渡期なのだと思い知らされる。教える方も意識の改革がもとめられそう。 きょうはそんな話。 教える内容とレベル

海外の方々のふだん使いの単語はいまの中学で習うものが多いので訳さずそのまま聴けそう

はじめに 最近、時間があるとFMラジオかYoutubeで音楽を聴く。車の運転中はラジオ英会話。ひとりぐらしでしごと場も単独行動ばかりでほとんど日本語を発することはないし、生の会話に接する機会はごくかぎられている。 そんな生活を数か月。いくつか気づきがあった。 きょうはそんな話。 音をくわえる ひとりぐらしはつねに外からの音にかぎられる。ひとりごとを発しないかぎり、くらしのなかでみずから声にだして音にすることはない。あくまでもしごとや店での交渉などごくかぎられた場面だけ

研究それとも実用?素養としての英語:頻度の高い語やいいまわしとかんたんなルールを高校までに身につけさえすればのちは本人にまかせてはどうか

(2023.11.19加筆あり) はじめに わがクニのヒトビトは英語にひけめというかコンプレックスにちかいものをもっている人が多い。わたしも例外でない。思うようにあやつれない。 小学校の中学年以降で英語の授業がおこなわれている。学習をサポートするこどもたちのようすからは導入まえとのおおきなちがいはかんじられない。きちんと統計をとったわけではないが、以前なら中学生にみられていた英語への興味や関心がうすれていくタイミングが、小学校中学年から高学年に移動したにすぎない。 中学

高校生とともに「ラジオ英会話」を聴いてプラスの意義をかんじたこと

はじめに ねむけをふせぐために以前から運転時にはラジオを聴く。運転に1時間かかっていた以前の通勤時から、15分ほどでいい今もつづいている。眠気をさける安全のためといっていい。 音楽を聴くだけでなく、せっかくならばと英語の番組を聴きはじめたのが2年まえ。 ふとある変化に気づいた。あたまのなかで無意識に英語をそのままとらえているっぽい。 きょうはそんな話。 学習サポートで 運転中は眠気防止のためにラジオをつねにつけている。とくに朝の通勤時には英語番組を聴きながす。しごと

いつのまにか翻訳アプリをしごとのなかでしっかりつかっていた

はじめに  このところ研究パートに働きに出ている。そこでの気づき。 ごく最近のこと。翻訳アプリがしごとのかなめの部分を変えつつある。数年後にふりかえると、いまこの時こそ、AIがしごとをがらりとかえた転換期といえるかもしれないな。 きょうはそんな話。 研究をすすめるにあたって  生命科学の実験とともにでてきた結果を論文にまとめている。この研究に至る経緯や過去から現在までの関連する研究内容をIntroduction(序論)のかたちで紹介する。 この部分をあらわすには関

通勤のくるまのなかで中高校生の英語講座を1年ほど聴いてみて

はじめに  朝のくるまでの通勤時間。週2回つづけてきたことがある。1年ほどやりつづけるとすこしだけちがいがでてくるなあと感じた。 きょうはそんな話。 くるまのFMで  週2回のくるまでの通勤。ねむけ防止にいつもFMをつけている。ちょうど朝の英語講座の時間。中学生から高校生にかけての3つの番組をたてつづけに放送している。わたしが中高生だったころより、いまはこのラジオ番組にかぎらずはるかに英語をシャワーのように聴ける機会がある。 もちろんむかしも同様のラジオ番組はあった

まんなかがすくないグラフのしめす現実:すでに小学校英語で2極分化がすすみつつある?

はじめに  英語が小学校で教科として本格導入され学びはじめました。それに関して学習サポートにたずさわる立場でしばらく前から気になっていることがあります。 公立高校入試の英語成績のグラフのかたちです。英語はいずれ文系・理系にすすむことに関係なく、基幹となる教科。それにもかかわらず中学校修了時点で中間層が欠落しつつある現実。 いびつなグラフ 10年ほど前のことですが、公立高校入試の県全体の受験生の成績分布(公開済み)のグラフを見て、おや?と思いました。 こういった大きな集団