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わかいヒトへのメッセージ

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小学生から中・高校生むけのよみものです。なにかしらヘンなおとながブツブツ言ってるなで読みすててもらえればと思い書いています。
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#学習

正月やお盆の休暇もふだんとおなじ扱いにしているとしごとや学校を見る目が変わってきた

はじめに よく考えたら世のなかのやるようにしなくてもよさそうな習わしがありそう。ここから記すことはあくまでも私感にすぎない。ヒトに押しつける気は毛頭ない。 べつにそんなに大層なものでないと、ふだんの休日のあつかいで済ましてきたのが盆、正月、そして祝日。主宰する学習サポートは20年来日曜日は基本的にお休みだが、「祝日はふだんどおり」に行なう。おそらく同業の大手よりも休日ははるかにすくない。個人事業なうえにヒトを雇っていないからできる。こうしてむしろはたらくうえで楽をさせても

未来の選択の幅を広げるための準備としての勉強をあたえられているか

はじめに ちょっとかたい表題になり恐縮ぎみ。きょう学習サポートの教室にむかう車を運転しつつ考えた。こどもたちは「なんで勉強するの?」とそぼくな疑問を投げかけてくる。表題をあたまに置きつつそのときどきにおうじて応えたり、考えてもらったりする。 ここをおとずれるこどもたちはいつもそれを悩みや疑問としてかかえているんだなと思いつつ。すこしでも前向きにとらえられてすすめていければと切に願う。ここではあくまでもサポーター目線で。 きょうはそんな話。 つぎも来るよ あきらかに足踏

公立高校入試:ちょうどまんなかぐらいの成績ならばこのくらいを目標に

はじめに いつもめやすとしている指標がいくつかある。学習サポートにおとずれるごくふつうの成績の生徒が公立高校を受けたいと望んだ場合の「数学」をひとつの例としよう。 それにはこの夏休みで届きたいレベルで示すと生徒本人はわかりやすい。なにもこうした成績の生徒にとり無理難題というものではない。むしろ日ごろの実力を本番の入試で発揮できればそれでいい。そのための指標とは。 きょうはそんな話。 (注意:受験にはさまざまな要因が絡みますのであくまでも自己責任においてお読みください)

過渡期の学年の入試の英語はどうなりそうか予想してみた

(2024.6.25加筆あり) はじめに 今の中学生たちの英語の教科書のむずかしさはひとむかしからすると予想を上回るレベルかもしれない。そのめやすのひとつは英単語。学習サポートの生徒たち(中学生~高校生)のディクテーションやシャドウイングの練習は以前の高校生(前半部分)とおなじものがつかえるほど。 なにも極端なことをやっているわけではない。指導要領がそうなった。過渡期なのだと思い知らされる。教える方も意識の改革がもとめられそう。 きょうはそんな話。 教える内容とレベル

大学をめざす1年後を見据えてまず目標をさだめることからはじめよう

はじめに 高2のみなさんへのアドバイスです。学年末試験のあと模試がしばらくありませんから、数学や英語を中心に復習や補強に努めようと主宰する学習サポートで提案しています。 どんなふうに目標をさだめてそれに邁進するかその準備とこころがまえから述べたいと思います。 きょうはそんな話。 まず手はじめに まずはいちばん言いたいことから。共通テストの受験科目にしようと考えている科目、とくに必修化される情報、理科、地歴・公民の科目のうち、すでに授業の終了しているあるいは終了しかけて

大学受験までの道案内:帰宅後のみずからの行動を説明できますか

(2024.1.30加筆) はじめに 希望する高校へと目標をさだめた中3の方、高校入試の終わるまえに読んでほしいことを記します。もしくはこれから大学入試にむけて学習を本腰をいれようという高1の方にむけて。高校生活を充実させつつやりたいこともかなえつつとりくむには。 身につけておくとふだんの学習の延長線上に大学入試があると実感できる習慣づくりについて説明します。 学年のかわりめこそ 高校入試のまっただなかの中3生、そして高1のみなさんはなにかとあわただしい日々をすごしてい

難関国公立大をめざす高1・2生のいま時点の学習の目安とは(英語編)

はじめに いままで学習サポートへおとずれる高校生たちに話してきたこと、サポートして実践してきたことをひとつずつ公開します。 きょうは国公立大学(難関レベル)をめざすうえで高1,2生のいま時点でたっしておきたい準備を中心に、道標となるようにおつたえします。 (最難関国立大や医学部レベルはここではあつかいません。それ以外の難関大の学部に関してと把握されてください。) めやすになるもの 高2のみなさんの英語の進捗状況はどんなところでしょう。来年の共通テストまで1年をきり、2

なにかを習得するには:ひととおり概略をてっとり早くくりかえしたうえでレベルをじんわりあげていくといい

はじめに このところ学習サポートで生徒たちをみていて思う。じつに千差万別。おなじ小中学校に通ってきた高校生たち。性格や考えかた、体力、そして気力。このクニの公立の義務教育は基本的に平等主義。 ところがそれを修了のころにはどうしてこんなにちがいが生じて、学力や運動能力だけでなく、ものごとの見かたやとらえかたがちがうのか。 たいへん興味ぶかい問いだが、すでに義務教育のはじまるころにはそのちがいの芽はありそう。ただその結果が修了時と相関があるかは、いまもって明確なこたえをもち

いっしょに学習する相手の年相応によりつかうことばと話しかたをどうえらぶか

はじめに 教育や学習の分野を長くしごとにしてきた。これまでいっしょにまなんだ方々の年齢は8歳から90歳まで。コアな層は10代、20代。おかげさまでどの層にも「わかりやすい」との評価をいただけるように。 それぞれでもちいるテキストにほぼあわせたことばと話しかたをおのずとえらぶ。いつのまにかそのときどきで意識せずつかいわけている。 きょうはそんな話。 年齢のひろがり しごとをながくつづけるとさまざまな出会いがある。もっぱら教育の分野。さまざまな形態でまなびの場をもうけてき

才能の芽をみつける・まわりで育てるきっかけや環境をバランスよくつくること

はじめに たくさんのわかい才能をひめたヒトに出会ってきた。職場の学習サポートに来る生徒たちはさまざま。きっとこのスポーツに生涯かかわるだろうなとか、適性に気づいて弁護士をめざしたんだと納得させられる日もあった。一方でかべに身をうちつけるようにまわりと反応しながらぶきっちょだなと感じさせる子もいる。 伸びざかりの生徒の立場を尊重しつつスムーズにバランスよくささえてのばしたり、すすむ方向をいっしょにみつけたり。できるやくわりはさまざま。保護者の方々をまじえて3者でのりこえてい

まなびの工程表上のどこをやりつつあるか立ち位置をしめすといまやるべきことと継続の意欲がわきやすい

はじめに ヒトはいろいろなことを学習して身につける。高校生ぐらいになるとふさわしいやりかたがじぶんなりにみえてくる。どんなふうにまなべば身につくか、つづけられるかみずからの性格やさまざまな時間のつごう、制約とあいまってまなびのスタイルがかたちになってくる。立ち位置はここかなと生徒が確認したいときのサポートがおもな役まわり。 まもなく20年をむかえる学習サポートのやりかたから見えるまなびの工程表のつかいかた。 きょうはそんな話。 まなびのスタイルは数々あれど 学習サポー

自分から本を読むようになる習慣はどうやってついていくのだろう

はじめに  意識せずとも文字を追う。電車で窓の外をながめていても、ふとダイニングのテーブル上の広告やカタログでも。 こんなふうに文字をもとめるようになったのはどんなきっかけからだろう。 きょうはそんな話。 知ろうとする欲  わたしたちはなぜ顔を洗い、歯をみがくのだろう。毎日そうしないときもちわるいから? そうかもしれない。まさに基本的な生活習慣。なにげなくやっている。ほかにもいろいろありそう。 知らずしらずのうちに身についている習慣。社会的な生活習慣とともにみに

児童・生徒にとって各段階で計算をくりかえし解く「ドリル」のたいせつさをあらためて考えてみた

はじめに  小学生~高校生まで学習をサポートしていて感心することがあります。 それはドリルすること。教えていながらこういうことを書くのもなんですが、とくにこどもたちが熱心に計算問題を解いている姿を見ていると、おとなにとってはつらいと思える作業。わたしにはつづかないだろうなと思います。なんのためにこの作業をするんだろう。そう考えた時期があります。 読解力や思考力がもとめられているのになんで?とお思いかもしれません。だからこそ、計算や漢字でつまづかずに、時代のもとめる力の養成

通勤のくるまのなかで中高校生の英語講座を1年ほど聴いてみて

はじめに  朝のくるまでの通勤時間。週2回つづけてきたことがある。1年ほどやりつづけるとすこしだけちがいがでてくるなあと感じた。 きょうはそんな話。 くるまのFMで  週2回のくるまでの通勤。ねむけ防止にいつもFMをつけている。ちょうど朝の英語講座の時間。中学生から高校生にかけての3つの番組をたてつづけに放送している。わたしが中高生だったころより、いまはこのラジオ番組にかぎらずはるかに英語をシャワーのように聴ける機会がある。 もちろんむかしも同様のラジオ番組はあった