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わかいヒトへのメッセージ

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小学生から中・高校生むけのよみものです。なにかしらヘンなおとながブツブツ言ってるなで読みすててもらえればと思い書いています。
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2022年11月の記事一覧

あさのうちにすませておくとのちの行動の選択をひろげられる

はじめに  学習サポートを主宰している。このところ学校の定期テスト対策。休日に朝から出てきてもらい試験範囲をおさらいする。 休みの日の朝にほんのすこしおこなうこのサポートの意味とは。 いつもとのちがい  ふだんは学校がおわってからのサポート。学校にいけない生徒については昼間。1回の時間はながくならないように1.5時間のみ。あとはじぶんでやろうね、というところまでもっていく。 こういった学習サポートのやりかたはさまざまあるはず。ほかの兼業のためサポートに時間をかけられ

身近な素材のくみあわせを研究の対象にしたとたんにブルーオーシャンのせかいがあらわれてなかなか興味深い

はじめに  最近はものをくっつける、とりはずすということを主眼にして「ある研究」をおこなっている。基本的に生物化学のせかい。とりあつかう物質については秘密保持のため、ここでは具体的には触れられないが自然界にあるごくごく身近なもの。 それだけにふだんの生活のなかでの気づきがとてもたいせつ。 この1年間で10数種類のシーズ  ちょうど研究パートに就いて今月で1年。わが身の采配で研究してよい立場。科学の最先端はもちろん目を通しているが、それをじぶんもとはいかない。ふところ事

こどものころの街の空き地がどこもあそび場としてつかわれていた

はじめに  むかしすごしていた街。工場地帯の周囲にひろがっていた。街はまだまだ基盤整備が必要で、雨の日には未舗装の道を一列になり、どろんこになりながら通学。そのまわりに空き地がひろがっていた。そうしたあそびの場にできる土地は数かぎりなく、10あげよといわれればつぎつぎにうかんでくる。 当時のおとなたちがこうした「空き地」に関してはこどもがつかうぶんにはおおらかというか、無とんちゃくだった時代。そんなころのようす。 こどもの居場所  ひまさえあれば寄っていた。そこには時

耳新しいはなしはヒトに半分伝わればいいほうかもしれない 「伝言ゲーム」のリスク

はじめに  むかし小学生のころ、クラスでやったあそび。伝言ゲームと言葉あそび。「だれが」「どこで」「なにをした」。 いずれもことばをつかったあそび。なかなか奇想天外でぐうぜん生じる意表をつくことばが真をついていて。 でも、そこにはふだんわたしたちがくらし、言葉によるコミュニケーションをするうえでだいじなことがあると思えてきた。 まずは伝言ゲーム  伝言ゲームはいろいろなやり方がありそうだが、ここでは適当に選んだ文章をまずおぼえて、つぎにつたえる。聞いたヒトがつぎへと

これからしごとで気の抜けない時期なのでふだんの食事をたんたんと いつものままのわが家の年越し

はじめに  ちょうどいまごろはクリスマスや正月のおせち料理の予約のチラシなどがはいるころ。くわえてこれまでさまざまな宴やパーティーなどに参加してきた。そうした「ハレ」に参加してきた経験からそれにまさるともおとらないおせちの料理の写真を見るとほぼこんなあじだろうなと察しがつく。 こうした商品にかかわる方々にはたいへん申し訳ない話になってしまうが、見ただけでおなかいっぱい。ふだんは質素な食生活をつづけているにもかかわらず、そう思う。バチあたりでかなしいことかもしれないが食欲は

リアルとバーチャルの物々交換 電子マネーの世のなかにどちらもあってもいいのでは そのしくみについて考える

はじめに  タイトルを目にされた方。おどろくに値しない。まっこうから現代の経済に異をとなえるつもりなど毛頭ない。 物々交換とは究極のキャッシュレス決済。ある意味アナログなしくみが共存してもいいのではないか。なにもかもがべんりで合理的なせかいではねえとふとかんがえた。 べんりさを享受するなかで  すでに紙幣や通貨を見なくなってどのくらいかな。すくなくともこのあいだ、てもちのカードがつかえない店で財布(これすらカード入れに変貌しつつある)からやむなくしはらっていらい、現金

スマホはすでに「電話」として未完成のまま、ほかのなにものかになろうとしている機材ではなかろうか 

はじめに  ふたつ折りの携帯電話からスマホに変えてかれこれ4年になる。その前はPHS、黒電話…。スマホをつかいつづけてやっぱりなあと思うことのいくつか。 つかいづらい  ヒトがスマホで電話をかけているのを見る機会がなかなかない。ヒトはどうしているのだろう。だってめったにかかってこない呼び出し音が鳴ってから送り手に応じるまでに、すぐに出られないのはわたしだけだろうか。 アンドロイドスマホ。まずはカバーをひらいて、真っ暗な画面を右ボタンを押して顔認証。そのあとは電話マーク

noteに100日連続投稿 毎日2,000字ぶんの考えをめぐらす時間をいただけた周囲のおかげ

はじめに  このところまたたくまに年月がすぎていく。光陰矢の如し。あれっ、ついこのあいだ正月だっただろう。そんなかんじ。ことしは世のなかをまきこむ大きなできことが進行中。それでことしの前半にははじめたばかりのnote記事の投稿をいったんひかえていた。ところが事態は膠着し、ながびいている。 その経緯のなかでこうかんがえた。なにしろ明日はどうなるかだれにもわからない。それだけに連綿と受けついできた生命のひとかけらとして、なにかしら文をつむぐ作業をやってここへのこしてもバチはあ