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わかいヒトへのメッセージ

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小学生から中・高校生むけのよみものです。なにかしらヘンなおとながブツブツ言ってるなで読みすててもらえればと思い書いています。
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2021年5月の記事一覧

学習サポートのなかで力をつけていく生徒とは

はじめに  こどもたちの学習や生活の相談を十数年のあいだ受けています。成長して旅立つ彼らを見てそのたびに元気をもらえてきました。 さまざまなかたちで成長を見せますが、今回は学力をつけていく場合についてその共通した特徴を記します。 わらにもすがる思い  中学生までは保護者の方と相談に来られます。こちらがそうしてほしいとしているので当然ですが、やはり短い時間で状況を把握するには小中学生たち自身にポイントを話してもらうのは難しいと感じています。 そこで身近にいっしょに生活して

(短編小説)柏木次郎博士講演会 ーひざ痛の画期的療法はひとりの営業マンからはじまったー

ひざ痛療法の経緯  本日はお集まりのみなさん、おそらくひざの痛みがどうにかならないかという方が数多くいらしているかと存じます。きょうの話はそういった方々への朗報になるのではないかと思います。 じつは、2050年ごろからひざの痛みや上がりにくさ、ひざ関節炎に関する新たな視点からの科学的な研究が進みはじめました。それ以前よりは病理学的な新治療法や改善に向けた治療法の開発がすすみはじめました。

(短編小説)電子月刊誌「とても新しい農村」2100年5月号原稿             ー農園をひらくにはー

土壌の特徴  地球と比べて月は石英質が豊富です。なぜならば月は、もともと地球の岩石半分にはるばるカイパーベルトからひょんなことから飛び込んできた小惑星が合体してできています。それでカリウムがあまりありません。 したがって月で農園をひらくならば月の表側、つまり月の海が多い部分がおすすめです。こちら側は地球と岩石の組成が共通の部分が多いため、カリウム不足を心配せずに畑をつくれます。

(短編小説)新しい学力観にもとづいた大学受験抽選制について

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(短編小説)2105年「有意義な大学No.1」は月にあった

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けんたの穴ほり

ゆうちゃんと青いスコップ                                        けんたは穴ほりが大すき。いつもようちえんの子や1年生たちと穴をほって遊んでいます。きょうの昼休みも2年2組のゆうちゃんをさそって、運動場のすみの砂場で遊んでいました。ゆうちゃんはいつもさそうとうれしそうです。 「ぼくのほうがふかくほれたよ。」 「いや、こっちのほうがひろいトンネルだよ。」 と言いあいをしながら穴ほりしていると、ちょうど昼休みの終わるチャイム。 「じゃあ