それほどヒトの多くない疲れないですむ落ちつける街をさがす
はじめに
「みやこ」にむかうたびにいつもこう思う。「ああ、ヒトに酔ってしまった。」そして辺鄙なところにある家にかえりつくと、たまったつかれがどっとでて倒れ込むようにへたりこんでしまう。
極端なのかもしれない、わたしだけかもしれない。そう思っていた。でもそういうひとがけっこういるとわかってきた。
じつは都心に事務所をかまえ、園遊会に招待されるぐらいの肩書の方から「いっしょにしごとをしないか。」とおさそいいただいたことがあった。ところが迷わず丁重におことわりした経験をもつ。