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家しごとにまつわる話

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日々のささいな家しごとにたずさわるなかでふと思ったこと考えたことを書きつらねています。元気がでて明日へとつなげていけるようにしたいです。
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2022年1月の記事一覧

こんぶでだしをとる ほしえびで風味をつける しょうゆはほのかに色味をつけるだけ わが家のうす味習慣

はじめに なんども記事にしているので、すでにご存じの方もいらっしゃるだろう。そう、減塩生活をつづけている。 それでもスープやみそ汁はいただく。それらから摂れるやさいの栄養ははかりしれない。 それにはおいしいだしがとれてこそ。減塩を長つづきできて軟着陸できるかはどうもそのあたりがカギをにぎっているのではとふと感じる。 琉球王国を中継して… 最近、こんぶにはまっている。ああ、なべが食べられるのはしあわせだなあとつくづく思う。よいだしこんぶに出会えると、おもわず「あたり!」と

現金(硬貨と紙幣)を自分がほぼあつかわなくなったとふと気づいた その過程で「円」ばなれがすすみつつある感触

はじめに 昨今の状況下でわたしのまわりの生活の一部がさま変わりしつつある。数えあげればたくさんありそう。そのうちのいくつかはこの状況が終息したとしてもそのままつづきそう。 一例が現金のとりあつかい。 けっして都会でない地方でのはなし。これについて記したい。 しごとを省力化できた このところわたしは現金を見かけない。余裕のない生活で目の前のお金がわたしの手元に居つかない点はここではとりあえず棚のうえに置いておく。そうではなくキャッシュレスがすすんだというはなし。現金を目の

先人たちのやったことの結果を振り返る日々 なぜこうしなかったんだろうとか失敗の検証のたいせつさとその意味

はじめに 新しく就いたしごとで、過去にたずさわった人々の実験ノートやレポート類をたんねんにチェックする作業をすすめている。失敗も忠実に記されている。じつはとても多くの気づきがある。 そして当時なぜ上司や先輩は、的確な指示を出さなかったのか、あるいは出せなかったのか。あえて失敗覚悟で身につけさせようとしたのか。いまになっていろいろ思う。のちの時代にあれこれいうのは卑怯かもしれないし、その点についてはお許し願いたい。それを承知のうえでのつぶやき。 過去の失敗の資産 じつはこの

ごくふつうの素材の料理法しだいで生じる「アクリルアミド」を減らせる そのファクトデータの存在について

はじめに すでにご存じの方がおおいかもしれない。内閣府には食品安全委員会という組織がある。中立の立場にたち、わたしたちがふだん口にするあらゆるものに関して専門家のみなさんと行政の方々が活動している。 日本にいるわたしたちがふだん口にするであろう食品や成分について焦点をあてている。 世界各地から精度の高い情報を集め、論文を比較検討、場合によっては実験を追加しつつ討議をくりかえして、どのくらいなら安全かそうでないかの意見を集約し、回避方法などとともに報告している。その目的はそ