【ダメージ表現】百均の "はんだごて" と "ライター" を使って、ガンプラの「ダメージ痕」を再現。
さて、今回からは「MGボール ver.Ka」の外装パーツに「宇宙ウェザリング」を施していきたいと思います。
「MGボール ver.Ka」制作を始める前に、下の記事で「宇宙での汚れ」について(割と科学的に)考察してみましたが、そこで挙げた汚れの1つである「デブリ衝突痕&ダメージ痕」というものを、今回は再現してみたいと思います。
当然、ダメージ痕となると、パーツを加工(破壊?)していく必要があるので、なかなかチャレンジングな作業になりますが、初挑戦でどこまで再現できるのか非常に楽しみです。
■ ニッパーで外装パーツに大きな穴を
早速作業に入っていくのですが、まずはニッパーで外装パーツを切断していきます。
今回、ダメージ痕として穴をあける箇所は、シャーペンで斜線を引いた範囲です。
苦労して貼ったデカールの上なので、非常に勿体ない気もしますが、こういった文字の上に痕がある方が「リアルに見えるかなぁ」ということで、この辺りをチョイス。
ということで、勇気を出して、印に沿ってニッパーで切断。
そして、先ほど描いた範囲を切り取ると、このように穴から内部フレームが「こんにちは」します。
このような奥行きは、「HGシリーズ」では出せないので、MGならではの、いや、内部メカが充実している「MGボール ver.Ka」ならではの技法だと思います。
それに、「量産機」じゃなきゃ、こんな派手なやられ方しないと思いますので。。。
■ 断面を「はんだごて」で溶かしてみる
続いては、ニッパーで切り取った切断面を、百均で購入した「はんだごて」を使って溶かしていきます。
(百均にも「はんだごて」って売ってるもんなんですね。)
イメージとしては、ビームライフル的なものに被弾して、外装が溶けてしまった感じ。
(でも、よく考えたら、ジオン軍のMSってビームライフル装備してないよなぁ。。。)
細かいことは気にせずに、溶かしていきます。
この時、プラを燃やした際に出る煙は 有害物質? を含むらしいので、吸わないように気をつけましょう。
筆者は、散々吸った後に、その事実を知りました。。。
ということで、このように切断面を溶かしたことで、溶けたプラが盛り上がって良い感じに。
ですが、こんなもんでは終わらせません。
やると決めたら、徹底的にやります。
■ 物足りないので「火あぶりの刑」
先ほど、はんだごての作業が終わった時点で、「ある違和感」を感じてしまいました。
それは、被弾したわりには、「被弾箇所の周辺」と「内部メカ」がやけに 綺麗過ぎるということ。
これをどうやって表現するか、色々考えた末、実際に 火で炙ってみることに。(サイコ)
ということで、ライターを用意して、ダメージ痕をジワジワと炙っていきます。
はい、結果的に、パーツが若干焦げたり、煤が付いたりと散々でした。
初めてのこと過ぎて、多々アクシデントはありましたが、「綺麗過ぎる」という違和感は払拭してくれたと思います。
後はウェザリングで、何とか誤魔化すしかない!!
■ ウェザリングで断面を誤魔化す
記事の投稿順が逆になってしまうのですが、こちらは「宇宙ウォッシング(勝手に名付けた)」を行った後のボール君です。
「宇宙ウォッシング」については、別途記事にするので、そちらをご参照ください。
全体にウォッシングをかけただけでも、だいぶダメージ痕が馴染んだ気もしますが、ここから「グレー系の塗料」と「ウェザリングマスター」を使ってダメージ表現を行っていきたいと思います。
まずは、「エナメル塗料 ジャーマングレイ」を筆にとって、「はんだごて」で溶かした外装の断面を塗り潰してきます。
正直、次に塗る「ウェザリングマスターB スス」と色味がマッチしない気がしたので、この色に関しては要検討です。(もう少し濃いグレーの方が良いかも)
ということで、続いては、「ウェザリングマスターB」の「スス」を使って、文字通り、ダメージ痕の周りの「煤」を表現してみます。
チラッと見える内部メカの方にも、しっかりとススをまぶして焦げた印象を付け加えました。(実際に焦がしたんですけどね)
宇宙空間で「煤」が出るか出ないか問題は、議論の余地あり ですが、そこまで忠実に再現しなくても、パッと見でカッコよければOKです。(自己満)
最後に、「ウェザリングマスターC」の「ガンメタル」をチョコっと擦り込んで、外装に「ちょっとした金属感」を加えていきます。
ということで、「ダメージ表現」の作業はこれにて終了です。
初めての挑戦で、結構危ない作業もあったのですが、最終的には、何となーく「ダメージ痕」っぽくはなったと思います。
少なくとも 痛々しい感じ は伝わってくると思います。
それにしても、かなり派手にダメージを受けたボール君 なので、「パイロットは無事なのか?」という心配が勝ってしまいます。
今更ですが、MGボールのスケール的に、これほど大きな被弾ってあり得るのでしょうか?
しーらねっ。
■ まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回は初めて、ガンプラの「ダメージ表現」というものに挑戦してみました。
なかなか勇気のいる作業ですし、「はんだごて」や「ライター」を使う場面があるので、真似される方はくれぐれも「火傷&煙」には気を付けるようにしてください。
何かあっても責任は取りませんので、自己責任で行ってください。
ということで、次回は、記事の途中でも触れた「宇宙ウォッシング」を行って、機体の「退色」を表現していきたいと思います!!
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