SNS - Service Nervous Systemについて 【ICP, Dfinity, DAO】

ICPのSNS(Service Nervous System)がローンチに向けて準備を進めているので、状況を簡単に記したいと思います。

日本では、TwitterやFacebookなどをSNS(Social Networking Service)と略して呼称することが多いですが、ICPのSNS(Service Nervous Systems)は、全く違った概念です。

SNS(Service Nervous System)は、ICP全体のガバナンスを行うNNS(Network Nervous System)の仕組みをコピーしたもので、独自トークンによってDappのガバナンスを行える仕組みとして完成する予定です。投票の仕組み等もデフォルトで組み込まれているので、DAOをワンストップで作成できることを目指すようなレディメイドのアプリケーションになるものと思われます。

このSNSが実装されて実用の段階までくると、ICPのエコシステムで様々なDappsのトークンが発行されまくることになるでしょう。DeFiのみでなく、Social Fi/Game Fiなども乱立することでしょう。
(下のリンク先のロードマップから見れますが、SNSはCarbon という2022年Q3半ばに予定されているマイルストーンでローンチ予定となっているようです)


Developer Forumにて、SNS(Service Nervous System)のFrontendをNNSにデフォルトで組み込むことについての提案が出されています。

SNSのローンチパッドという形で、各Dappsのタブが作成され、NNSから接続して操作ができるようになるようです。
NNSからICPをステークして、その金額に応じてDappのガバナンストークンを受け取れる機能を持ったアプリケーションが組み込まれる形になるようです。

最近、Dfinityの公式Youtubeに上った動画ですが、ここではSNSの仕組みと、Dappをコミュニティに移譲する際のトークンのディストリビューション/スワップのシミュレーションについて語っています。(開発者向けのようですので、内容がかなり細かいです。暇な時にいくつか重要と思われる箇所の抜粋を書いてみようかなと思います)



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