第6章 まとめ
この投稿はkindle出版している書籍の内容です。
0章、1章、6章まとめについては全て読むことができます。
6-1.今回のプログラムの振り返りと、今後のあなたのプログラムを作る際に考えること
改めて今回の内容を復習していきます。
今回の内容は、csvファイルをダウンロードし、不要なデータは削除したい。
そして、この作業を手作業で毎日30分程度行っており、最後に印刷をしていたのを自動化したいということでした。
想定としては「yyyymmdd」のcsvファイルのデータをコピーして、「DMリスト」ファイルに貼り付けし、その上でマクロを実行させるという流れを考えていきました。
今回行った内容としては、
1.不要な列を削除する
2.不要な行を削除する
3.郵便番号を3文字、4文字に分ける
4.送付状を作成し、印刷する
以上のマクロを考えていきました。
このようにして、自分が組みたいマクロを作るには、まず何をするかということを考え、それに対して、どのようなコードが必要かということを考えていきましょう。
そして、VBAの5つのパーツとしては、オブジェクト、プロパティ、メソッド、ステートメント、関数、この5つをどのように組み合わせるかということを考えることです。
実際には、このパーツの名前をしっかりと覚えておく必要はありませんが、それぞれが、どういった組み合わせで使えるのかを考えられるようになればよいです。
また、さらなる発展内容としては、今回はcsvファイルからコピー&ペーストをしましたが、この動作すらも、例えば、ファイルを指定して、それを自動的に取り込むようにしたり、印刷ではなく、シートを追加して、画面上で表示する方法にすることもできます。
さらには、印刷ではなく、指定した場所に対し、PDFで出力をする方法もあります。保存する方法としても、すべて保存する方法や、都道府県ごとのフォルダを作成し保存する、都道府県の名前をファイル名につけてのファイルを保存するなどもできます。
最後にまとめます。
Excelマクロのいいところは、好きな機能を、自由に、簡単に、追加をすることができることです。
今回、さまざまな機能を追加しましたが、そのうちのひとつからでも取り入れることができます。
今回の内容は以上となりますが、あなたのマクロライフはここからがスタートです。
ぜひ、さまざまなマクロを組んでご自身の業務を効率化していきましょう。
おわりに
今回はこの書籍をお読みいただき、誠にありがとうございました。
少しでも、読んでいただいたあなたの参考になったでしょうか?
私がマクロと出会ってから10年以上経ちましたが、マクロを使い始めるきっかけは前任者の退職で、その後社内には誰もマクロを触れず、当時、パソコンが好きだったこともあり、手を上げたのがきっかけです。
そこから独学でインターネットや書籍を読み漁り、さまざまなことをしていく中でマクロの便利さを知り、この内容を広めたい!と思ったのが、セミナーや講座を始めたきっかけです。
その中で特に多かったのが、最初でつまづいてしまい、そこからマクロを触っていないという方の多さに驚いたことを覚えています。
特にExcelマクロの書籍は分厚いことが多く、網羅的に書いているため、必要な知識は身につきますが、初めての方にとっては非常にハードルが高いものが多いイメージでした。
初めての方でも2時間〜3時間程度で基礎が学べないか?それをセミナーとしてまとめ、動画講座を作成し、今回書籍にしましたが、オフラインでもオンラインでも多くの方に受講いただきました。
私が色々と教えた中で感じたことは、マクロを習得する近道は自身がしたい作業をマクロに置き換えることができないかを考え、それを実現していくことで、よりマクロを身近に感じ、日々活用することと考えています。
この書籍がその一つのきっかけになることを願っています。
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