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信念

今の時代を生きる個人に必要なもの、それは信念レベルの考え方です。

自分の信念について、堂々と説明できる人がどれほどいるでしょうか。

自分はこれをするために生きている、それが使命だと言い切れる人がどれほどいるでしょうか。

そんな人は大変輝いて見えます。


高度経済成長期などは、典型的な上向きの時代です。

企業は、モノを作れば売れる時代、

個人は、明日はもっとよくなると希望を持てた時代。


経済も会社も個人も同じで、調子が良い時にはさほど深く考えなくても、

一生懸命にやっていればうまくいくようになっています。

努力すれば結果は後からついてくるという言葉がよく当てはまります。


努力した結果、どんどん買えるモノが増え、海外旅行にも行けるようになり、それが豊かさの象徴となり、人に幸福感を与えました。


しかし、現代のように閉塞感のある時代は、うまくいきません。

昔よりも人が怠惰になったかといえば、決してそんなことはないと思います。

ただ、昔のような、日本を覆う明確な価値観は無くなりました。


生き方迷子の世代です。

多くの人は、ただ何となく将来に不安を感じ、お金を求めてさまよっているような状態です。

結局どこにもたどり着かず、そこには明確な信念も倫理規範もありません。


他力本願、無気力・無関心、不寛容、拝金主義が、ますます蔓延するようになります。

幸福感からは遠ざかります。


これからは「個の時代」だと言われています。

勝手な解釈で付け加えますが、「個人がそれぞれの信念を持って考える時代」です。

そうでなければ、さらに無関心、不寛容、拝金主義は進みます。


信念がなければ、簡単に流されます。

流されながら幸せを感じられる時代は先ほど述べた通り終わりました。

会社の方針を金科玉条として、圧力に従った結果、組織として不正や犯罪をしてしまう事例は大企業でも珍しくありません。

個人の働き方が多様化しても、信念がなければ、様々な情報に踊らされ、結局は拝金主義に行き着きます。


個人の信念を考え抜く必要があるのがこれからの時代です。

とことん考え続ければ、不思議と正しい考え方に行き着きます。

そして逆境に耐える力を人にもたらします。


金銭的、物質的な豊かさだけでは、これからの幸福を測ることはできません。

個人の時代だからこそ、信念を明確に持って生きることが肝要です。

信念は使命感を生み、迷わない人生をもたらします。

現在の世の中で活躍している人の多くは、大きな信念を持っていることに気づくはずです。




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