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 社会人学生として、平日昼間は実務、そして夜間、休日は研究・論文の執筆を長年行ってきました。そ、そして遂に博士請求論文が正式にアクセプトされ3月に晴れて博士号取得、東京工業大学大学院卒業となります!なんと博士号取得者は学長から直々に証書が渡されるとのこと。

 今、本研究論文でお世話になった方々への謝辞を書き、最後の言葉を書き終えました。

「最後に、社会人として一定期間実務を経験した後に研究を行うことの優位性について述べる。現在の日本社会、日本企業において、博士号に対する価値が見い出せていない現状がある。一方他国では博士号取得者数が増加し、経済発展と相まっていることは明白である。経済社会の実務経験を通じて、効率的、発展的、或いは革新的な知見・手法を模索するものの、それを客観的に立証しなければ社会は変わらない。後世の発展のためにも、社会人による実務的な視点からの研究は必要不可欠であり、自身の研究成果だけでなく、社会人学生としての経験を広く共有することで、今後我が国の発展に貢献できることを期待する。」 

 論文の書き方は一般的な文書や小説などと違い、読み慣れないとすごく違和感あるかもしれませんね。なんだか堅苦しくて、「国の発展」など使うワードもあまり聞きなれないものです。でも5年も論文書いてると普段のビジネスメールも論文っぽく書いてしまい、後に気まずい思いをするものです。そして実務と大きく違う点として、学術は公のため、すなわち世の中を良くするためという原理原則があります。もちろん自分のためではあるのですが、結果それが多くの他の誰かのためにならないと学術として認められないという建付けとなっています。

そんなわけでこれからは社会人学生であった頃の経験や、研究成果などをNOTEを使って公表していこうと思いますので宜しくお願いします。


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