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【続体験記】心療内科を卒業して2年

うつ病を克服した元大学教員、心と体の保健室J.C.A新潟支部代表のメンタルセラピストじめちゃんです。


今回は、うつ病の治療が終わって(心療内科を卒業して)2年経つこの機会を利用し、この2年を振り返る記事を書きたいと思います。


よろしければ最後までお付き合いいただければ幸いです。


↓それではどうぞ↓


心療内科を卒業して2年経つ。


もう2年かと思う反面、まだ2年かとも思う今日この頃。


それでも一度も再発せずにここまでこれたことは感謝であり、そして支えてくれたすべての人に感謝申し上げます。


「ありがとうございます」


この2年を思い返してみてとても興味深い気付きがあったので今回はその事について書いていきたいと思います。


その興味深い気付きとは




「うつ」をネタにできるようになってきたということ


これはどういうことなのか?


それはある友人との会話の中での何気ない返答に隠れていました。




ある時友人から

「前の職場に戻らないの?」


と質問され、私は

「戻らないよ。またうつになるから」


と返答しました。




「フッ」

どうやらちょっとウケたみたいです。




またあるときは

「お前またうつになっちゃうぞ」


と冗談混じりに言われたときに



「ホントそれな!」


と返答しました。




「フフッ」

それなりにウケたみたいです。




こんな感じで何気ない会話の中で「うつ」をネタとして使うことが何度かありました。



これらの返答ができるようになったのはおそらく心に余裕が出てきた証拠なのかもしれません。

(もちろん故意に心ない言葉をかけられたらおそらくキレますよw)



まず誤解がないように申し上げますが、

これは決して自分の「うつ」の経験をディズってるわけではありません。



どちらかというと

本当の意味で「自分のうつ」を受け入れられた

のだと自分ではとらえています。



うつ病治療中の頃は

「大丈夫?」

などの相手の腫れ物に触るような対応が嫌でした。


「病人扱いされるのは嫌だな」と。



一方で、

「またうつになるよ」

なんて言われれば当時ならキレていたでしょう。


キレないにしても、機嫌は悪くなっていたはずです。

(もしかしたら今後も心に余裕がなくなれば機嫌が悪くなるかもしれません。そこは人間なんでしょうがないですね)



でも今回のような返答ができるようになって気づいたんです。


それは

自分も自分に対して腫れ物に触るような対応をしてたということに



要するに、少なからず

うつを悪いもの(叩くべき症状)として無意識にとらえていたのかもしれない

このような気付きがとても興味深く感じました。



「本当の意味でうつの気質を持っている自分を受け入れる」

↑これもうつのゴールの1つの形なのかもしれませんね。



ある意味で自分を受け入れるためにうつを利用したと言っても過言ではないのかもしれません。


昔の自分ならうつを利用するなんて罪悪感が勝ってできなかったと思います。


しかし、

昔はどうであれ今はこれで満足しています。



面白いことに

自分の腫れ物に触るような対応をネタにしたら、

相手からの腫れ物に触るような対応も少なくなってきた

ような気がします。


こんな変化を感じながら、これからもラクに生きられたらと思います。


今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。



心と体の保健室では、医師、薬剤師と連携を取りながら、メンタルセラピー、運動指導、食事指導、ハーブを活用したメニューで薬だけに頼らずに自分でうつをよくしていくためのサポートを行っております。

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