追加接種

2日ほど前に3回目のPfizerを打ってきた。前回から7か月ぶり。

昼過ぎに家を出て、予約時間の10分ほど前に現場へ到着。Walgreens(米国版マツモトキヨシ)を予約したつもりが一向に見当たらず、眼前のナントカPharmacyと書かれた建物が怪しかったので近づいてみると、大当たり。大型ドラッグストアに行くつもりが、今回の会場はフランチャイズのローカル薬局だったらしい。注射前後の待ち時間に歯磨き粉を買い足す予定だったのに、当てが外れてしまった。フロスも買おうと思っていただけに「なんだよ普通の薬局かよ」と要らぬイライラを感じてしまったことが何とも虚しい。

室内は待合用のパイプ椅子が2~3脚と、受付、それと後述の注射スペースが設けられているだけの簡素な空間。受付担当にBooster Shotの予約をした旨を伝えると、幾つか簡単な手続きをして注射を待つことになった。苗字を聞かれ、ワクチン接種カードの提示を求められ、問診票への記入を促され、最後に体温測定をして・・・といういつもの流れ。問診は「直近で風邪っぽい症状が出ましたか?」「陽性反応が出た人と一緒に過ごしていましたか?」「予防接種で深刻な反応が出たことがありますか?」といった、これまたよくある内容。事前にネットで一部回答していたこともあり、限られた項目に答えるだけで済んだ。体温計はおでこでピッと測るタイプのもの。華氏90何度と表示されるので毎回いまいちピンと来ない。

神経質で心配性な性格ゆえか、ウダウダと細かい質問をしたり、やり取りでゴニョゴニョとごたついたりしたが、受付嬢は粘り強く対応してくれる気さくで優しい方だった。メキシコ系の方だった気がする。というか、少なくとも当地カリフォルニアで出会う人は、こちらがゴニョってもキョドっても粘り強く対応してくれる優しいタイプが大半だという説がある(自分調べ)。この地域に限った話でなく、旅行で他州を訪れた際にも良い人ばかりだった思い出があるが、知人たち曰く必ずしもそうでもないらしく、単に運が良いだけなのかもしれない。自身の人間力があまりに高いからだという自画自賛じみた説もあるが、運の良さで片付けるほうが収まりが良い感じがする。

受付から待つこと4~5分。トイレを借りたり水を飲んだりして時間をつぶしていると、注射担当が現れたので、隣接する注射スペースへ移動することに。おそらく中国系の男性。パーテーションで簡単に区切られたスペース内にもパイプ椅子が2脚。わざわざ壁で仕切るのは、腕を露出する際、服を脱ぐのに配慮してのことなのだろう。注射のプロセスは毎度のことながら非常にシンプルで「3回目だよね?」「Pfizer製のワクチンで合ってるよね?」という簡単な確認のあと、左腕にブスリと打ってハイ終了。前回、前々回と同様、実にあっけない幕切れだった。

注射スペースから待合スペースまで大股で3歩ほど歩いて戻り、15分間の待機。特に重篤な反応も出ず、注射担当から帰って良しとの許可も下りたのでサクッと帰ることに。どうせ今晩から明日に掛けてはまともに活動できんだろうと、道中スーパーに寄って食料を買い足しつつ、翌日はばっちり副反応(腕の痛み、微熱)が出て、翌々日の今はすっかり良くなって・・・という現状。副反応の度合いとしては、Tylenolに頼らなかった分2回目よりはマシだったはず。

それにしても、ドラッグストアで予防接種するのかよ!?と毎度のことながら思ってしまう。こんなに簡素でいいの?!みたいな。でも今では「こんなに簡単に済んじゃうってラクだなあ」という想いも芽生えてきていて、インフルエンザの予防接種(Flu Shot)も近くのCVS(米国最大手のマツモトキヨシ)で無料で受けられるし、利便性に勝るものなし!という感じもある。まあともかく、今回も無事に済んだみたいで良かった。ここからまた少なくとも数か月は空けるとなると、次回は帰国後になるのか、はたまたもう二度と打つことはなくなるのか・・・

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