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「イラレさわさわ会」②

前回の記事では、8月24日に開催された「イラレさわさわ会」が生まれるまでの経緯をご紹介しました。
私の悪い癖である「45秒で終わる話を5分かけて話す」が出てしまっていましたが、会の一番大事な部分である「どのような人に向けた、どんな目的の集まりとして始まったのか」が多少なりともお伝えできたのではないかと思います。

さて、2回目の今回は、「イラレさわさわ会に向けてのあれこれ」です。
実際に開催日が決まってから当日までの様子を、ゴリゴリの主観と、私のちょっとした苦悩を織り交ぜながらご紹介します。ぜひとも引かずに笑ってご覧下さい。(悲壮感とかゼロなので)


開催日決定!打ち合わせ後の心境

「イラレさわさわ会」をやりましょう、という会話から157日後の8月4日、ojoさんと、SUNABACO八代さんで打ち合わせをすることになりました。
なにせ初めてのイベント主催です。「ちょっと人が集まるくらいで打ち合わせなんて大げさな」と笑われても、やはり潰せる不安は潰しておきたいものです。
どんな人がどのくらい集まるのか、どのくらいの時間が適切か、必要なモノは何か、想定されるトラブルは、どんな雰囲気になるのか・・・不安を挙げればきりがありません。
ojoさんや、SUNABACOスタッフのいぐおさんと話し合って色々なことを決めました。(いぐおさんお忙しい中ありがとうございました)
この日でかなり多くの不安が解消され、開催の様子がなんとなく想像できるようになってきました。

しかし、推し(アイドル)の密着ドキュメントなどで、「ゆるく」の裏側には視聴者には見えない綿密な計画があるのだと知っていた私は、ひとりになるとまた「準備は何が必要だろうか。どうしたらシラけずに場が盛り上がるのだろうか」と考え続けました。
偉いねと褒めてほしいのではありません。これは、「イラレができない負い目を隠すための行為」でした。
お仕事でイラレを使っていた、いわば「プロ」のojoさんは話題も知識も技術もある。きっと、さわさわ会当日は色んなことを話したりできるだろう。
対して私は、解説サイトを読んでもYoutubeを見ても本を読んでもイマイチわかっていない厄介系の初心者。
これでは、私は「イラレさわさわ会」に貢献できない──そう思っての「何かしなければ」でした。

また、このイベント自体でSUNABACOさんに何かの利益(例えば金銭的な)があるわけではなく、完全に「お試しでどうぞ」というご厚意によって場所を提供していただきました。
さわさわ会が開催された「喫茶と仕事」は、本来有料のコワーキングスペースです。有料と言っても一般的なネットカフェ等より断然安い、それなのに広くて快適な空間で、利用者はセルフでドリンク飲み放題です。素人にはわからないのですがガチの音響設備もあるらしく、「すごい」の嵐でした。

そんな場を貸していただくのですから、これは間違っても「テキトーに集まってテキトーに使わせてもらいます。とりあえずそんな感じで!」とはいかないなと思っていました。
色々なアイデアが浮かんでは消え、浮かんでは消え・・・まとまりのないまま時間だけが過ぎて行きました。
タイミング悪く同居家族がコロナウイルスに感染してしまい、自宅療養でのあれこれに追われ、腰を据えて考えることができません。
精神的にも肉体的にも疲労が溜まって行く中で、唯一「さわさわ会」だけが楽しみでした。
妻でもなく、母でもなく、娘でもない「わたし」としての予定があるというのは、心を強く支えてくれます。
「私がやりたいから準備していること」があるだけで、鬱々とした日々にならずに済むのです。

もはや「さわさわ会のために日々頑張っている」ようなものでした。


いざ!告知!

イベントに欠かせないのが告知です。今回のイラレさわさわ会は、SUNABACOコミュニティの人に知ってもらいたいという気持ちで、Twitterのみで告知をしました。
取り急ぎcanvaでチラシを作り、画像を添付して呟きます。
するとあっという間に、ツイートを目にした皆さんがリツイートして下さいました。告知は「しつこいな」と思われようとも毎日数回、見られる確率が高そうな時間帯に呟くと決めていたのですが、毎回皆さんが拡散したり、一言添えて呟いて下さったのがこの上なくありがたかったです。その節は本当にありがとうございました。

さあ、人様の指先に甘えている場合ではありません。どう書いたら読みやすいか、どうしたら目に留まるか、私も試行錯誤しました。
後半は実際にIllustratorでテンプレートを使用してチラシを作ってみました。
これは抜群に反応が良かった気がします。

参加を希望してくださる方が続々と集まり、オンラインでの参加希望までしていただき、SUNABACOさんには快くオンライン参加OKをいただき、これはますます何か考えねば、と思うようになりました。

当日の流れを脳内で細かくシミュレーションします。
SUNABACO八代さんのドアを開ける、階段を昇って2階へ上がる、大きなテーブルがあり、色んな座り心地の椅子がある。ノートパソコンが10台、そこには初対面の人が何人もいて──

ふと、「名札を作ろう」と思いました。
初対面の人とお会いした時、顔写真入りの名刺を渡されない限り一度で顔と名前を数人分も正確に覚えるのは、私にとっては至難の業です。
Twitterのアカウント名を書いて、アイコン画像も載せよう。そうだ、フォローしていない同士の人もいるかもしれないから、QRコードも載せよう。
名札はどのタイプにしようか?安全ピンタイプで服に穴を開けるなんてもってのほか、首に提げるタイプはノートパソコンで隠れて見えないかも知れない。
そうだ!たしかこの段ボールに・・・・・・あった!
数年前、職場の忘年会での余興で使うことになり備品として購入したものの、使わずに未開封で眠っていた「机上ネームプレート」。会議の時とかに自分の前に置いてある透明なアレです。
そして、ちょっとした案内POPも欲しいなと思いつき、「イラレさわさわ会」なのに、canvaで色んなものを作りました。

沈黙が怖すぎて、トークテーマを書いたカードまで作った
そのうち、この名札やPOPもイラレで作れるようになりたい!
SUNABACOコミュニティのお二人。素晴らしいアウトプットをご紹介したい!との思いから。
直前の打診にもかかわらず、ツイートやnoteの紹介を快諾していただきました。


こんな性格だけれど

「石の裏の虫のような性格の私が、まともに話せるのだろうか」
「ojoさんや皆さんに本当に喜んでもらえるだろうか」
「こんな準備よりイラレの勉強しとけよ、と思われていないだろうか」
「また家族にコロナが出たら行けないな・・・」

ネガティブな気持ちや不安も、当然ありました。
生来、何をしても自信を持てないタイプなのです。

しかし、当日までの間、皆さんから温かいご協力をいただきながら、楽しく告知と準備をすることができました。
本当にたくさんの方に盛り上げていただいて、「楽しみ!」「面白そう!」と言ってもらえることがありがたく、自信になり、嬉しかったです。


またまた、45秒で済む話を5分かけて話してしまいました。
次はいよいよ3回目!「イラレさわさわ会」当日の様子をお伝えします。

長い!でも嬉しかったことの記録なので仕方ない!

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