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いろいろあって退職した後、突然プログラミングやデザインを学び始めました。大人になってか…

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いろいろあって退職した後、突然プログラミングやデザインを学び始めました。大人になってから知らないことを学んだり、知っていると思い込んでることを学び直すって、辛いけど楽しいものですね。熊本県在住、2児の母、最近のモットーは「洗いざらい話したほうがいいことが起きやすい」。

最近の記事

答えばっか追いかけてらぁ

先日、倉庫の片付けをしていたらなんとも懐かしいCDが出てきた。 TSUTAYAでレンタルしたCDを、安く買ったROMに「焼いた」ものだ。もう15年近く前のもの。 当時の私が好きだった音楽。 よく一緒に夜遊びしたあの子が好きだった音楽。 好きでもないのにカラオケで盛り上がるからと覚えた音楽。 「流行」というよりは「スキ」がたくさん詰まっていた。 「Rotterdam」「DMXほか」「B'z」「安室奈美恵」など、大雑把すぎるジャンルやアーティスト名が、油性マジックで直接書き

    • イラレさわさわ会③

      前回、前々回で「さわさわ会」が開催されるまでの経緯や、私の超個人的なお話をつらつらと書いてきましたが、今回ようやく「イラレさわさわ会開催当日」の様子をお伝えできます。 緊張と不安の中迎えた8月24日、どんな風に会が始まり、終わったのか。 ずいぶん遅くなってしまいましたが、私目線のレポートをご笑覧いただけたら幸いです。 8月24日(水)、大遅刻!やっべぇゾ・・・! 朝から子供の「保育園に行きたくないんだムーブ」があり、予定していたよりもかなり遅くSUNABACO八代さんへ

      • 父の話2

        「お墓参りに行ってきたんだけどさ」 数年前、仕事で東京へ行った長女が、我が家へお土産を渡しに来てくれた日の夜。皆で楽しい夕飯を終え、皿洗いをしている私の背後に立った姉は突然そう切り出した。 なんとなく、きっと何度もシミュレーションしたのだな、と思った。 詰まることなく、でも慎重に、気持ちを精一杯奮い立たせて話しているような。そんな感じだった。 「仕事の合間に、お墓参りに行ってきたの。そしたらね…」 姉の優しさをありがたく感じながら、私は言葉を遮った。 「お墓に、お父さん

        • 「イラレさわさわ会」②

          前回の記事では、8月24日に開催された「イラレさわさわ会」が生まれるまでの経緯をご紹介しました。 私の悪い癖である「45秒で終わる話を5分かけて話す」が出てしまっていましたが、会の一番大事な部分である「どのような人に向けた、どんな目的の集まりとして始まったのか」が多少なりともお伝えできたのではないかと思います。 さて、2回目の今回は、「イラレさわさわ会に向けてのあれこれ」です。 実際に開催日が決まってから当日までの様子を、ゴリゴリの主観と、私のちょっとした苦悩を織り交ぜなが

        答えばっか追いかけてらぁ

          「イラレさわさわ会」①

          去る8月24日、熊本県八代市本町アーケード内にあるSUNABACO八代さん2階のコワーキングスペース「喫茶と仕事」において、「イラレさわさわ会」が開催されました。 この不思議な会の名付け親は、私と同じくSUNABACOさんのプログラミングスクールを卒業された、マイソウルメイトの「ojoさん」です。 「Adobe Illustrator・通称イラレを、さらっと、なんとなくさわさわするユルい集まり」という、ぱっと見めちゃくちゃ意欲無さそうなコンセプトの下に計画が始まったこの会は

          「イラレさわさわ会」①

          父の話

          「私の父はどうやら破天荒な人間だったらしい」と理解したのは、成人した翌年のことだった。 「だったらしい」と書いたのは、父とは私が9歳の時に生き別れているので、今となっては本人に確かめようがないからである。 ただ、成長してから姉に聞かされた数々のエピソードをそのまま受け取っていいのならば、それはそれは立派な「元ワル」だったようだ。 20歳になってから初めて迎えた秋。姉二人と一緒に、かつて家族みんなで暮らしていた土地を訪れた。5泊6日の、関東一円を廻る旅の2日目のこと。それが旅

          父の話

          2022年7月26日

          火曜日、23時17分 寝ないでおなじみの次男と2人で、貨物列車を見た。 日中は保育園で目一杯遊んで、昼寝もろくにしていないというのに、22時を回っても一向に寝る気配なく遊んでいたので、私が外へ連れ出したのだ。 今日に限ったことではない。 「今ここをパトカーが通ったら間違いなく声をかけられるだろうな」という時間帯に、私は次男を連れて外へ出ることが多い。 コンビニやドラッグストア、田舎で深夜に開いているのはそれくらいだけれど、そういう店に連れて行くのではない。 次男の気持ちが

          2022年7月26日

          マジでどうでもいい話

          「マジでどうでもいい話」を、何年経っても覚えている。 どんな背景があり、何が発端になって、誰がどういう意図でそんなことを……と深く考えるほどでもないエピソードばかりだ。 そんなものはたいてい、親しい友人にすら披露することはない。 だからこそ、いつまでも心に残る。口から出てしまえば大半は消えて行くのに、誰にも話さないからずうっと消えない。 ふとした瞬間に、あるいは毎年決まった日に、はたまた特定の香りを嗅いだときに、コロコロと頭の中を転がって出てくるような「マジでどうでもいい

          マジでどうでもいい話

          青春の安全地帯

          6歳上の長姉が聴いていたカセットテープを、こっそり借りたのがきっかけだった。 早朝、安全地帯の「真夜中すぎの恋」を聴きながら中学校へ向かう。今思えば、トップ・オブ・状況にミスマッチだ。しかし14歳の私は、あのイントロが流れるだけで自転車を漕ぐ足に自然と力が入った。 「誘われて うなづくまでの間 その後で 星空の見えるベランダへ」・・・と、玉置浩二のため息まじりの切ない声を聴くだけで、どこか違う世界へ行けるような感覚があった。 安全地帯の曲は、子供の自分にはまったく意味の分

          青春の安全地帯

          覚えて忘れて三千年

          「あれ?何しにキッチンに来たんだっけ」みたいなことが「あるある」になるのは、いったい何歳からなんだろう。 眼鏡を取りに寝室へ向かったはずが、リビングを通過する時につけっぱなしのテレビを消した瞬間、「何をしにリビングに来たんだっけ」となる。目的どころか行き先まで忘れてしまったりすることが多いのだ。 それ自体はどうやら周りの皆さんも経験しているようなのでいいのだけれど、私の場合、これが「35過ぎてから」とか「子供を産んで慌ただしくなってから」とかではなく、子供の頃・・・それこそ

          覚えて忘れて三千年

          本を読んだ。|「ユダヤ人大富豪の教え」

          帯に、「お金の話なのに泣けた」と書いてあった。私にはかつてマルチにハマった知人に勧められた思い出しかなく、ちゃんと読むのは初めてだった。 (この本を勧めてくださった方からは、事前に「マルチ推奨の部分は読まなくてヨシ」と言われている) 冒頭、主人公が大富豪と話している場面でみぞおちがキュッとなる感覚。 「相手に自分の心の内を見透かされている」、って、怖くないですか?私だったらいても立ってもいられなくなって、逃げ出してしまいそう。 でも、主人公のように「そこまでお見通しならもう

          本を読んだ。|「ユダヤ人大富豪の教え」

          誰でも小説のような人生を送ってるのではないか説

          私は1983年(昭和58年)生まれの山羊座です。 血液型はO型Rh +、三姉妹の末っ子で、好きな食べ物は焼きビーフンと梨。あとお煎餅とレアチーズケーキ。うどんも。ちくわ、えびの天ぷらも好きです。 関東生まれ熊本育ちで、9歳から27歳まで山あいの村で、祖母と漬物樽を転がしたり、母と畑仕事をしたり、姉と鹿を威嚇したりしながら過ごしました。 転校生という肩書きが原因だったのかは分かりませんが、いつでも、どこでも、なんとなく集団から浮いている気がして、でも一生懸命周りに合わせている

          誰でも小説のような人生を送ってるのではないか説

          本を読んだ。|「案件獲得」

          2021年7月から12月の頭まで、SUNABACOプログラミングスクールというところに通っていた。正確に言うと7月はデザインコース、その後は2ヶ月間のプログラミングコースを2回連続で受講した。 そこでデザインやプログラミングに関する知識だけではなく実に多くのことを学んだが、その学びの一つに「本を読むといいぞ」というのがあった。 本。読書。小説でも漫画でもない読書。 「最後に本を一冊読んだのっていつだっけ?」と、記憶をたどってもどうもあやふやで、結局最後にいつ何を読んだのか思

          本を読んだ。|「案件獲得」