「会いにいく」について
お世話になっております。Jille.です。
先ほど「会いにいく」のPf.verを公開しました。
早いものでオリジナルver公開からもう5年も経つのですね。。。
(一番最後に流れます🙇♀️)
この曲を作った経緯について少しだけお話しさせてください。
直接お会いしたことがある方にはお伝えしたこともあると思うのですが、岩手の沿岸出身の自分は2011年の震災により母親と祖父を亡くしています。
震災当時は都内にいて、地元とはろくに連絡も取れずにいた中、数日後に突然二人が行方不明の状態にあることを知らされることになり、全身の力が抜け落ちたことを覚えています。
未曾有の大災害の中、なんとかして岩手に戻り、自衛隊の方々に混じり捜索を続けたことを昨日のように思い出します。
あまり詳しく思い出すと辛すぎて心が壊れそうなのでこの辺に留めておきますが、不幸中の幸いとでもうべきか、DNA鑑定により遺体は見つかり、葬儀を行うことができました。
それでもやはり、あまりの理不尽さに心が晴れることはなく、葬儀を済ませて岩手から東京へ戻る新幹線の中で悔しかったこと、悲しかったことをノートに書きなぐっていました。このもどかしさを音楽として表現できないかと考えたのですが、当時はまだDTMを始めたばかりで技術もなく、ボーカルを探したものの若干重いテーマのため人に歌ってもらうのはうまくいかず悶々とした気持ちを抱えていました。
時間ばかり過ぎてどうすれば良いのか戸惑うばかりでしたが、後々仲良くなる乙P君と出会いボカロの存在を教えてもらい、それならばボカロ歌唱でもいいから何とかして形に残そうと思い制作を始めました。
結果的に毎年3/11には祈りの唄と称して、自分なりの震災に対する思いを曲にして歌詞にしてGUMIさんに歌ってもらうということを続けることになりました、当初は思いもしなかったことです。
そんなこんなで今年も、来週新しい祈りの唄をGUMIさん歌唱にてUPする予定です。
が、色々と自身の環境も変化したことでおそらくこれが最後の祈りの唄になり、自分自身のボカロ投稿曲の最後になるかと思います。(とか言ってすぐ戻ってくるかもですが。。w)
去年から続く耳の不調もあって、少し音楽との付き合い方を考え直そうと思っています。
またどこかでお会いできたら気軽に遊んでくださいね!
ではでは来週を楽しみにしていてくださいますと幸いです!
Jille.
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