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発達障害、うつ、退職勧告、転職

シビアな話である。

美大生時代にありついたデザイン系のバイトを首になりそうなのだ。
まともに就職する気が無かったせいで卒業後もズルズル居座り続け
気付けば勤続5年以上となり、ありがたくも時給がエグいことになっているバイト先で、時給相当の働きをできなくなったからだ。

きっかけは半年ほど前にアサインさせられたプロジェクトだと思われる。
心底嫌いな分野のプロジェクト内容。気の合わない仕事相手。無茶な顧客。
もともとメンヘラ気味だった精神がみるみるうちに疲弊し、
とうとう起き上がるのがやっとという有様になってしまった。
絶対に病名を出してくれないかかりつけ医からとりあえず2週間ほど休めと
言われたので、そのまま上司に相談すると、上司は言った。

「これ以上配慮できない。復帰後は新宿さんのシフトを減らす 。」

無理だ。
週4日のシフトを週3日にされたら収入がいくら下がると思ってるんだ?
ただでさえ浪費癖のせいで貯金がゼロなのだ。
大幅な収入ダウンは死に繋がる。

それに週4でなんとか社保にねじ込んでもらっているのに、
週3になったらそれも抜けなければならなくなる。
社保で払ってる厚生年金は老後ある程度返してもらえるようだが、
国民年金はクソほど払わされるくせにおそらく返してもらえない。
絶対に嫌だ。

一応ごねたのだが、

「社内に新宿さんがいられそうな部署は他に無い」

と一蹴されてしまった。
バックオフィス業務の人員を絶賛削減中らしい。削減するなよ。

そもそも社風が合わなくなっている。
入社当時はだいぶ文化系だった弊社は甚だ遺憾なことにここ2年ほどで
体育会系人種によって汚染されてしまった。
私のような陰キャは視界に入るだけで警戒してしまうような、物理的に声の大きな獣達がオフィス内を闊歩し、飲み会を開催し、社内チャットで彼ら独自の話法で談笑するのだ。

「潮時」という言葉はこの瞬間を指すのだと、布団を被りうずくまりながらぐるぐる廻る思考のなかで気付いた。
親も「それは潮時だ」と同意するようなことを言った。

このような経緯で、私の転職活動が開始した。

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