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自己破産への階段を降りるために 〜お金の管理してますか〜

プロフィールに書いた通り、僕は3年前に自己破産しました。

昨年物議を醸した破産者マップにもバッチリ自分の名前と住所が載っていました。

うつ病を発症し、休職し、収入が少なくなったにも関わらず、収入以上の生活をしてしまいました。友人たちよりも良いところに住みたいと思い、手取りで毎月20万円ぐらいでしたが、家賃8万円のところに住んでいました。週に3日は友人と飲み、毎回5000円ぐらいの飲み食いをし、合コンに誘われては女性分の飲み代5000円を男性側で全額払い、それに見合った洋服、スーツをたくさん買いました。

始めは10万円ぐらいの小額でしたが、その金額は雪だるま式に増え、100万円、200万円となりました。当時の僕の年収が400万円でしたが、借金は400万円まで膨れ上がり、僕の返済できる金額を超えてしまいました。

その結果、その借金は自己破産で帳消しになりましたが、クレジットカードは5年作れなくなりましたし、住宅ローンも通らなくなってしまいました。何より、自己破産したことを恥として、心に刻んで今も生活しています。

家計簿も付けずにクレジットカードを切り、毎月のカード会社からの請求額に驚いているそこの君!

君は将来の自己破産男かもしれない。破産者マップに載るかもしれない。

これまでの経験と反省を踏まえて、そんな人にメッセージを送りたい。僕を反面教師にして、破産者への階段を降りてください。


鉄則1 見栄を捨てろ

あなたが今から買おうとしているブランド服は本当に今必要ですか?

あなたが住んでいるマンションは本当にあなたに必要ですか?

僕は新発売のiPadやらゲーム機を計画無しに買いました。あなたはどうですか?

計画無しの買い物は自己破産への近道です。見栄は計画無しの買い物を誘引します。

ゆーて俺一部上場企業に勤めてるしなんとかなるっしょ、はなんともなりません。他の人は高級ブランドの服着てるし俺も着ないと恥ずかしい。あいつよりもいい暮らしをしたいから、家賃ちょっと高いところのマンションに住もう。そんな見栄なんかゴミ箱にクレジットカードの明細と一緒に捨ててしまえ!

自己破産の階段を降りるために、最も必要なのはお金の管理です。地道に家計簿をつけて、毎月の収支をチェックするしかありません。あなたに必要なのはブランドものの服よりも、お金の管理と最良のパートナーです。

鉄則2 家計簿アプリを入れろ

家計簿付けてますか?付けてませんよね。わかります。僕もそうでした。

挑戦したことはあったんです。書店で家計簿ノートを買ってきて、レシートを全て残し、ノートに書き写し、費目別に電卓を叩き、毎月の収支を計算する。

一か月も続きませんでした。

なぜか?ものすごいめんどくさいから。

そんな折に登場したのが家計簿アプリ。なんでもいいから今すぐインストールしろ!僕はMoneyForwardを使っています。

銀行とクレジットカードを登録しておけば、お金の動きが正確に分かります。めんどくさい家計簿への転記や計算ミスする合計計算が簡単にできます。

鉄則3 クレジットカードを今すぐやめろ

『利用額に関わらず毎月の支払いは一定!』『はじめてでも安心!』などと聞こえのいい言葉を謳い、毎月毎月『リボ払いにしませんか?』というDMを送り続けるクレジットカード会社。

リボ払いを今すぐやめろ!今すぐ全額返済しろ!返済できるお金がないなら借金してでもやめた方がいいぐらい。

なんのことはないただの借金。年利はちゃんと見ていますか?普通に買ったほうが安いでしょ?あなたが汗かいて働いたお金をクレジットカード会社の社員に貢いでいいのですか?リボ払いは自己破産への距離をぐっと近付けます。

年利が高いのでやめた方がいいのはよく聞く話。僕が言いたいのはもう一つの恐ろしい効果。それは、借金している感覚を麻痺させること。いくら使っても毎月の支払い額は同じなので、自分が一体いくら使っているのか分からなくなってしまうんです。五万円使おうが十万円使おうが、翌月支払うお金はずっと五万円。さらにそこに利息がつく。まるで借金を返済するために働くようなものです。

この負の連鎖を断ち切るためにはリボ払いを今すぐやめてください。今すぐ。あなたのお金はクレジットカード会社のためではなくあなたのために使ってください。

さらに払い終わったクレジットカードにハサミを入れてください。何も考えず、僕を信じてハサミを入れてください。お金の管理ができない人にクレジットカードは使いこなせないのです。

クレジットカードで払ったほうがポイント付いておトク?そんな些細なポイント付加より、毎月お金の管理をする方がずっと良いです。

鉄則4 現金払いをやめてデビットカードを使え

家計簿アプリをインストールして、リボ払いをやめたあなたはだいぶんお金の管理がしやすくなったと思います。ですがもう一歩。

家計簿アプリを最大限に使って管理するために、大敵が2人います。それはクレジットカード払いと現金払いです。

クレジットカードはもうハサミを入れてしまっていますね。クレジットカードは毎月の締め日が決まっていて、翌月に支払うことが多いです。これはお金の管理をよく混乱させます。あるものを買って、お金が必要になるのは翌月ということは、まあ翌月までにお金を用意すればいいかという考えに繋がり、リボ払いのように借金のハードルを下げます。ですので、クレジットカードなど管理ができるようになってから使うべきです。ポイントなんかよりも自己破産の階段から降りるお金管理能力のほうがはるかに価値があります。

現金払いをするためには、2つしないといけません。お金をATMで引き出し、使った後家計簿に入力するのです。まずATMの引き出しですが、手数料をちゃんと確認してますか?手数料無料ならいいですが、100円ぐらいかかりますよね。この100円をその銀行から預金利息で返してもらうには一体いくら必要でしょうか?たかが100円ですが、お金にずぼらな人がやっているイメージ。さらに、使った後の家計簿入力をすっかり忘れてしまうのです。これが本当に困る。なので、家計簿入力を自動的にやってくれるといいなと思います。

そこで役に立つのがデビットカード。クレジットカードとは違い、お金をその場で銀行口座から落とします。なので家計簿入力も忘れない。これは最高に便利です。

クレジットカードのポイントがそんなに大事?僕が使っている楽天銀行のデビッドカードなら、毎月の利用額に合わせて楽天ポイントが付与されるので節約にもおすすめです!

社会人ならゴールドカード持ちたいよね、だと?そんな見栄はリボ払い案内のハガキと一緒に捨ててしまえ!

鉄則5 家計簿をパートナーに見てもらえ

ここまで来たあなたはもう家計簿をつけられるようになったはず。でも自分のお金の使い方がいいのか改善するところはないのか、正直いってわからないですよね?

恥ずかしいしカッコ悪いけど、思い切ってパートナーに見せて意見をもらおう。信用できる友達、彼女や奥さん、両親。誰でもいい。

僕は毎月末日に奥さんとその月のお金の使い方をチェックしています。無駄な買い物のチェックをして、今後どうすればいいかということを話し合っています。

その月の反省だけでなく、来月のお金の使い方について計画し、その計画通りに実行するだけです。

見栄を捨てきったあなたになら容易いはず。


鉄則1で見栄を捨て、鉄則2-4で管理しやすい家計簿を作り、鉄則5で改善策を練るということをお伝えしました。

お金の管理には近道はなく、コツコツやるしかありません。

一刻もはやく、あなたが自己破産への階段を降り、幸せな暮らしができますように。

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