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(ネタバレ注意!)THE FIRST SLAM DUNKの感想

※この記事は、私の趣味に関する内容です。

映画「THE FIRST SLAM DUNK」を観たので、その感想を書きます。
皆さまと感想をシェアできれば嬉しいです!ぜひ最後までお読みください!
ネタバレを含むので、映画未視聴の方はここから先を読まないでください。

映画の感想

映画の感想を一言で表すと「観たかったSLAM DUNK。初めて観るSLAM DUNK」でした!
期待を大きく上回る満足度で、心から「観てよかった」と思いました。そして、この映画を作ってくださったすべての方に感謝しました。

観たかったSLAM DUNK

1990年代に放送されたテレビアニメ版のSLAM DUNKは、原作の途中までしかアニメ化されていません。
また、作画もファンが満足できるものではなかったでしょう。その理由は、以下の2点です。
■原作者の井上雄彦先生の画力が凄まじく、再現不可能であったため
■当時のアニメ技術ではバスケのスピード感を描写できなかったため

THE FIRST SLAM DUNKでは、以前のアニメでは観れなかった「山王工業戦」が描写されています。
また、作画は上記の問題点すべてをクリアしており、現代のアニメ技術を極限まで駆使した驚くべきクオリティとなっています。
この「山王工業戦」と「作画」が、僕の「観たかったSLAM DUNK」です。

初めて観るSLAM DUNK

THE FIRST SLAM DUNKは、山王工業戦を軸に、原作では描かれなかったキャラクターの過去を明かした映画です。主要キャラクターである湘北高校のメンバーが、どんな過去を経て、どんな想いで山王工業戦に挑んでいたのかが、初めて明らかになります。
これは、今までに観たことがない「初めて観るSLAM DUNK」でした。

評価の高いポイント

サプライズ性

この映画は、SLAM DUNKファンに対するサプライズが多く盛り込まれています。
その中でも、私の印象に残った2大サプライズを紹介します。

サプライズ①:宮城リョータが主人公の映画であること
この映画の主人公は、湘北高校バスケ部の宮城リョータです。
原作では描かれなかった、宮城リョータの過去が明かされます。
宮城リョータは、湘北高校のスタメン5人の中で、原作では最も描写が少なかったキャラクターかと思います。
アニメ終了から20年以上経過し、満を持して公開された映画の主人公が、まさかの宮城リョータであることを予想できたファンは少ないでしょう。
なので、原作や宮城リョータのファンにとっては、この上なく喜ばしいサプライズだったはずです。

サプライズ②:湘北vs山王工業が描かれていること
この映画では、原作の「湘北vs山王工業戦」が描かれています。
山王工業戦は、原作で最後に描かれた試合です。原作のクライマックスを飾る試合であり、その盛り上がりは作中でも群を抜いています。
多くのメディアで山王工業戦は「作中で最高の試合」として紹介されています。
そんな山王工業戦。旧アニメでは描写されていません。そのため「山王工業戦をアニメで観たい!」と望んでいたファンは多いはず。僕もその一人で、映画化発表のあった2021年1月7日には、Facebookへ以下の投稿をしました。

#slamdunkmovie
スラムダンク アニメ映画化
この歓喜と興奮と夢見心地な気分を共有出来る、同志はおりますか?
新作ストーリーでも嬉しいし、山王工業戦の映画化なんてのも熱い
玉川幸司のFacebook (2021年1月7日)

映画中が山王工業戦が始まるとわかった時には、客席から叫びたい気分でした。

映像クオリティの高さ

映像の高評価ポイントが2点あります。

①原作者・井上雄彦先生の高い画力がそのまま再現されていること
井上先生が描いたキャラクター達が、そのまま動いているかのような映像でした。
井上先生の画風が好きなスラムダンクファンの方にとっては、満足度がとても高い映像でしょう。

②バスケの試合を観ているかのようなライブ感
通常のスポーツアニメは、キャラクターの動作や心情の表現に合わせて試合の時計が進みます。一方この映画は、時計の進行に合わせてキャラクターを動かしているため、まるで本当のバスケの試合を観ているようなライブ感を味わえました。
また、ガッツポーズやハイタッチなど、選手の細かい動作まで映像が作り込まれていることが、よりリアルなライブ感を演出しています。

ロック調の曲がかっこいい

OP、ED、作中BGMに多く使われているロック調の曲が、映画を盛り上げます。
OPで映画への期待が高まり、作中BGMで没入し、EDで余韻に浸り込みました。

評価の低いポイント

原作ファンのために作られた映画であること

前述したライブ感演出のため、試合中のキャラクターの心情がすべて割愛されています。原作ファンなら「今のシーンでキャラクターはこんなこと考えてたなあ。」と心情の読み取りができるものの、未読の方には伝わらない部分が多いでしょう。

旧アニメから声優が総替わりしていること

旧アニメへ強いこだわりがある方は、声優の変更に抵抗があるかもしれません。
アニメ終了から20年以上経っており、当時の声優さんは高齢となっていることから、仕方のないことです。

古いバスケルールで描かれていること

スラムダンク連載当時と現在では、バスケのルールが変わっています。
■前後半20分制→4クォーター10分制
■30秒ルール→24秒ルール など
この映画は湘北vs山王工業戦の「完全再現」にこだわっており、試合のルールも昔のままで描かれています。
現代のルールに慣れている方にとっては、違和感があるかもしれません。

なお、評価の低いポイントはすべて「強いて挙げるならば」です。
いちスラムダンクファンとして、この映画は「最高の作品」以外の何物でもありませんでした。

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