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#4:神童ではない、あなたの親なので。

実家の片づけを始めようという方に、
片付け教への入信をお勧めしてる
遠距離で実家を片付けているムスメです。

片付け教の教えは3つ。
1.勝手に捨てない
2.勝手に期待しない
3.勝手に見捨てない

実家を片付けたいと思ったとき、
親から思わぬ抵抗を受けることがあります。
なんならめちゃくちゃ暴言を吐かれることもあります。

なぜか?
片付けって基本しんどい。
要るか要らないか、モノの数だけ確認されるんですよ。
多ければ多いほど、それは地獄の様相を帯びてきます。
判断するのにエネルギーも必要だし、楽しいとかじゃない。
その時、しんどい思いをぶつけるのに家族って便利なんですよね。

そしてこっちはこっちで、
片づけにわざわざ時間もお金も労力も使って帰ってるのに、
一向に進まない、片付け。
こっちからしたらどーでもいい思い出話に付き合い、
埃まみれの使ってなかったようなモノをまだ取っておくという。
そんなん、いつ使うねん!って言葉が喉から出かかる。

そして、一旦、片づけても、
再度、片づけにいくと、ものの見事にリバウンド。
まー、お互いにしんどいっす。
途中で辞めたくなるし、うちの親にはできないという気持ちになる。

が、「勝手に見捨てない」で欲しいのです。

あの、あなたって1回、聞いただけで覚えられます?
本を1回読んだらその本を暗唱できます?
生まれてすぐ、日本語、話せました?
ふつー、いや、神童であっても
何度も同じ単語を聞いて、何年もかかって
たまに言い間違いながら日本語を取得するもんですよね。
なんで神童でもない自分の親がそんなに優秀だと思ってるんですか?

1回で、できる訳ないでしょ。
何回目でできるようになるかなんて分からないんだから、
こっちが勝手に見捨てたり、見切りをつけない。

しんどかったら、離れればいい。
それは見捨てるんではなく、成長を待つに近い気持ち。
機が熟したのを待って、
お互いのコンディションが整ったらまた再開すればいいだけなんです。

勝手に期待して、勝手に見捨てない。
私も親もふつーの人間。

<この記事が実家の片づけをしている人の心に寄り添えれば嬉しいです。>





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