「当たり前」の更新速度
人にとっての「当たり前」って、なんだろうか?
日々を健康に過ごせること?自由に手足を動かせること?毎朝仕事に行くこと?
人それぞれ、「当たり前」の基準って違うと思う。
もはやなにが当たり前なのかすら分からなくなってくる。
ちなみに昔から母には、
「健康に生きられることも当たり前じゃないんだからその環境に感謝しろ」と口酸っぱく言われてきた。
今考えてみると、これを母が言うと説得力のある言葉だと思う。
慣れって一番怖いもので、初めはすごく努力して叶えたことだったり、すごく嬉しい思い出として一度は残ったことでも、その環境がずっと続くとそれが「当たり前」になってしまう。
今までの「当たり前」が、次々と更新されていく。
それはある意味、良い風にも捉えられる。
これまではできなかったことが実現して、
自分の中での基準が上がって、次の目標を作り、目指そうとする。
またそこが当たり前のラインになって、
さらに上のステージへと。その連鎖。
でも振り返ってみると、元々自分の「当たり前」のラインはどこだったんだろうか。
きっと、もうとっくの昔に塗り替えられた場所にいた頃の私は、今、私がここにいることすら想像してなかったかもしれない。
その頃の私は、先月の自分の環境ですら当たり前じゃなくて、不安定なもので、すごく大切にしていたんだろう。
当たり前が「当たり前」でなくなった時、
僕たちはどんな景色を見るんだろうか?
今はまだ、先のことなんて分からない。
だからこそ、この一秒を大切にしたい。
この、ワンカットを。
今の「当たり前」を疎かにしないように。
現状の自分に、ぬるく浸かってしまうのは
ちょっとダサい。
いつまでも、初心を忘れずに。
また、気を引き締めて頑張ります
(header: Ryotaさん)
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