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ポンコツ脱出方法

私はポンコツです。

ポンコツ、これが私の基本性能。

初めてのコトは、人一倍できた試しがない。

不器用なのかなんなのか、とにかくできない。


今ではお坊さんとして毎日のように、仏様のお話をし、お経をとなえ、本を読み、こうして文章を書いている。

しかし

仏様のお話→人前で話す
お経をとなえる→歌う
本を読む→読書
文章を書く→作文

これらはつい最近ようやくましになった、この身についたスキルだ。


思い返せば小学生の頃から人前に立てば緊張して吐き、話すのは苦手、歌は音痴、本は読まず(読書感想文は原作が小説の映画を見たよ!)、作文にいたっては授業丸々一時間を「ぼくは、」の4文字に使う始末だった。

「ぼくは、」の先が白紙の原稿用紙、周りの席からカリカリッと鉛筆が走る音、何度も繰り返しみた時計、進まない時間、今でも鮮明な記憶。

嫌なことは覚えているものだ。それくらい作文は嫌いだった。

それが今ではどうだ。私の書いた文章を「読みたい!」と月額300円も支払ってくれる方々がいる。


こんなに嬉しいことはないです。
いつもありがとうございます。
励みになります。


さて、こんなポンコツの私ですが、私なりにポンコツの殻の破り方を有難いことに人生の様々な場面で学んできました。

けれど、その学びや気付きのきっかけは「コレだ!!」ってものは全く覚えていなかったりもする。経験から来る成長というものは、往々にし気づけば知っているものなのだ。(ちょっとカッコつけてみた。カッコつけるときは「往々に」と言いがち)


今日のお話は、ポンコツ脱出方法。


「この脱出方法は間違いない!」と確信したのは25歳の時。

もう4年前のお話だ。

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2,166字
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23歳のある日、私は住職になりました。突然のことでした。それからはや7年。何を考え、何を目指し、何を成して、何を失敗し、どこへ向かうのか。…

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