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2021夢日記  宝くじ売場とアンデッド  ji-jyo 11月6日


僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。

昨日の夢は寝る前に見たドラマと夢がごちゃ混ぜになって、ちょっと怖くておかしな展開だった。

始まりは陽の沈み始めた夕暮れ時に、ビルとビルに挟まれた薄暗い宝くじ売場の前にいるところからだった。

財布の中身を確認しながら今日は買うべきかやめておくべきか、ああでもないこうでもないと、うだつの上がらない気持ちに苛まれていた。

散々迷った挙句、ジャンボ宝くじは財布に厳しいなと結論付け、数字選択式宝くじを数口買おうかといよいよ売場の窓口に向かった。

『いらっしゃいませ…。』

売場で迎えてくれたのはずいぶんとご年配のお婆さんだった。
何だか珍しいな。最近の宝くじ売場には売場の女神的な感じで割と若めの女性がいるような勝手なイメージを持っていた。

そんなことを考えながら売場の前で数字を選び出すものの、ここでもまた迷いに迷いなかなか決められない。困ったな。もうコンピューターまかせにしてしまおうかと投げ出しそうになったとき売場のお婆さんが話しかけてきた。

『あんた。仕事をしてみないかい?』

『えっ!? 僕が宝くじ売場のですか?』

『違うよ。ここはあたしの仕事場さ。ここを奪われちゃかなわんよ。そうじゃなくて簡単な仕事だよ。それでも報酬はそれなりのものだ。』

『いったいどんなお仕事ですか?』

『これを…。このメモを指定の場所に届けてくれるだけでいい。ちゃんと届けて戻って来れたら…。そうだねぇ。10万円でどうだい?』

『じゅ、10万!?』

何だこの展開は? これはまさに女神からのサプライズプレゼントか!? メモを届けるだけだって? そんなの簡単すぎるでしょ。しかも10万て。これは断る理由が見つからない。

『僕でよければそのお仕事お受けします。』

『ほっほっほ。そうかい。そうかい。それじゃこのメモを…。場所はこのメモを入れた封筒の外側に地図が書いてあるからそこに行っておくれ。ああ…。それとくれぐれも中は見てはいけないよ。他人のプライバシーはしっかり守るように。』

『はい。わかりました。』

メモを預かり地図を頼りに届け先を目指し歩き出した。
よく見ると届け先まではそんなに遠くなさそうだ。というよりこのビル群を抜けた裏の方にある倉庫街のようだ。こんなところにメモだけを届ける仕事って何なのだろう。それにこれで10万円ももらえるなんて。
さっきまではただただ10万円に舞い上がっていたけれど、これってもしかしたらあんまりよろしくない仕事だったりするのだろうか。

目的の場所に着くとそこはたくさんある倉庫の一つだった。

ここでいいのかな。とりあえず静かで誰もいなそうだけど中に入ってみるか。錆びついた重い扉をなんとか開いて倉庫の中へ足を踏み入れる。
ところどころに裸電球がぶら下がってはいたが心もとない灯りであまり視界が良くない。何だか今にも何かが出て来そうな不気味さが漂っている。

しばらく立ち止まり辺りを見渡していると奥の方が急に明るくなった。どうやらあそこに誰かいるみたいだ。きっとあそこに行ってこのメモを渡せばいいんだな。何だか気味が悪いし早くこのメモを届けてさっさと戻ろう。

早歩きで奥へ向かっていると突然前の方から人影が迫って来た。
何だ!? 何だ!?

『そのメモは渡させない!』

そう言いながら目の前に迫って来たのは日本刀を振りかざし襲い掛かって来た田中みなみだった。

意味の分からない展開に驚きながらも切りつけられる寸前のところで日本刀を持つ腕を掴み間一髪のところで攻撃をかわす。
するとしっかりと掴んだはずの腕はまるで砂が崩れ落ちるようにサラサラと砕けてしまった。

どう言うことだ!? もはや腕は骨だけの状態に変わり果てたのにも関わらずまだ振り下ろそうとする力は残っている。恐ろしい。恐ろしいが何とか攻撃を受け止めながら相手の顔に視線を向けると、もう顔もほぼ骨だけの頭蓋骨に変わってしまっているのを見たところで今日は目が覚めた。

めちゃくちゃな夢だった。やっぱり夢でも現実でも甘い話しには気を付けなければならないと思う朝だった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 10月夢日記 ~ji-jyo~】



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