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2021夢日記 市場の中の流れるプール ji-jyo 7月5日


僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。

昨日の夢はずいぶん変わった場所に出かける展開。

始まりは夢の中の家族に、買い物に誘われるところからだった。

『今から市場に買い出しに行くけど、あんたも行く?』

家でゴロゴロしている僕に母親がそう話しかけてきた。

『んー。どこに行くの?』

『買い出しって言ったらいつもの市場じゃない。お姉ちゃんも行くって言うからあんたも来たら?』

『うん。わかった。行くよ。』

僕はちょっと面倒な気もしたが、このままダラダラ過ごすのも時間の無駄かと思いついて行くことにした。

出かける準備をして玄関に行くと、母親と姉はすでに準備を終えて待機していた。しかし、これから買い物に行くと言うのに、あまりにもおかしな光景が目の前にはあった。おまけに言われた一言にも困惑させられる。

『ちょっとあんた。何してるの? 洋服なんか着て。市場に行くって言ったでしょ? 早く水着に着替えて来なさいよ。寝ぼけてるの?』

ん!? 水着? 市場に行くのに? 確かに目の前にいる二人はタオルこそ羽織ってはいるが、その下は下着ではなく水着だ。

『ちょっと早くしてよ。置いていくわよ。』

『えっ。ああ。そうだったね。ごめん。ごめん。』

僕は何が何だかわからなかったが、とりあえず言わるがままに水着に着替えて、二人について行くことにした。

家から母親の運転する車で市場へと向かった。10分ほどで着いたその市場とやらは、どう見てもどこかの駅ビルのような場所だった。

『今日はいろいろ欲しいものあるから、3人で手分けして買い出ししましょう。お姉ちゃんは南口入ってすぐのところでサケの切り身ね。お母さんは中央の精肉売り場に行くから、あんたは北口の出口のところで一番重いお米をお願いね。』

『わ、わかった。あのさ! 久しぶりに来たからど忘れしてるんだけど、どうやって北口行くんだっけ?』

『はあー。あんたなんか今日ぼけちゃってるわよ。どうやってって、普通に南口からプールに入って流されてれば勝手に北口に着くわよ。』

『あ、あーそうだよね。そうだった。』

そんなこと言われてもよくわからないぞ。だってどう見てみもこの建物はただの駅ビルじゃないか。この中にプール? しかも流れる…。

おかしな状況に、未だ半信半疑ではあったが、とりあえず入り口となる南口の自動ドアをすり抜けた。

中に入った瞬間、いわゆるプール特有の塩素の匂いが鼻をつき、室内はムワっとした温水プールのような湿気さで満ち溢れていた。

『それじゃお米よろしくね。』

母親はそう言って、そそくさと目の前のプールに飛び込み流されて行った。

まだまだ疑問で満載だったが、とりあえず僕もプールに飛び込むと、温水プールよりも温かい水温はとても気持ちよく、ゆったりと流れるプールは意外と楽しかった。

あれ? そう言えば僕はお金もスマホも何も持っていないけれど、いったいどうやって支払いをするのだろう? 新たにそんな疑問が浮かんだところで今日は目が覚めた。

流れるプールは楽しかったけど。買い物は普通にしたいと思う朝だった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 6月夢日記 ~ji-jyo~】


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