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マイナンバー施策に思うこと

マイナンバーとマイナンバーカードに関わるトラブルと国民が抱く不信感についてはみなさんご存知だと思う。
問題は、なし崩し的に任意であったはずのマイナンバーカードが必須になっていく強引さと、その進め方で行政自体も追いつけてないことでトラブルを招いているのではないだろうか。

ITが欠かせない世の中だから、マイナンバーによって国民が様々なケースで便利に生活できるようになるのであればそれは良いことだ。
役所に行くと、いや役所だけではないわけだけど、本人確認のために氏名、住所、電話番号を時には何枚も書かされ、さらに運転免許証、あるいは保険証、あるいはマイナンバーカードの提示を求められる。
マイナンバーに他の個人情報が紐付けられ、手続きが簡単になるのであれば大賛成だ。
年金、税金、補助金、住所変更届、運転免許証更新、印鑑登録不要、パスポート申請、入学、就職、自動車の購入、銀行口座開設、携帯電話契約などなど書類が減りそうな場面はいくつも思い当たる。
本籍のある自治体がコンビニ交付に対応してないから、先日は郵便小為替買って、返信用の封筒を付けて、郵便で戸籍謄本の交付を申請したけど、こんなやり方は50年以上同じだろう。
選挙もマイナンバーでスマホからできるようにすれば投票率も上がりそう。
マイナンバーによって国民の生活の利便性は上がるはずだ。行政の効率化に繋がるはずだ。

しかし、国民はみんな気づいている。
マイナンバーとマイナンバカードはそんなことが国の目的ではないことを。

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