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ちいさいおうち

先日、二子玉川にいきました。
たくさんのお店、自然があって何でもそろっていて、暮らしやすそうな素敵な街でした。
以前の二子玉川の様子を知っている友人はその変わりように驚いていました。
街が変わっていくのは素晴らしいですが,ちょっと寂しい感じもしますね。
そんな様子を見るといつも思い出すのは子どもの頃に出会った絵本、バージニア・リー・バートンの「ちいさいおうち」です。今から70年程前に描かれた絵本です。

水色の地に黄色い飾り文字で「ちいさいおうち」と題名のある表紙が忘れられません。愛嬌のあるお日様と可愛らしいちいさいおうちを白いヒナギクの花で囲んだ可愛い表紙です。動きのある人々の様子も細かく丁寧に描かれていて想像が広がります。
訳者の石井桃子さんの言葉も好きです。

むかしむかし、ずっといなかのしずかなところに ちいさいおうちがありました。
それは ちいさい きれいなうちでした

こどもが読みやすいように読点やスペースを空けて文字が並んでいる作りになっているところも温かさがあります。

慌ただしい日常から、すっとゆっくりした時間に戻れる絵本、好きなんです。


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