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仮想通貨とは なぜ価値があるのか

 ここでは仮想通貨になぜ価値があるかというところを見ていきたいと思います。仮想通貨とは言ってしまえば単なるデータですが、そこになぜお金としての価値があるのかをひも解いていければと思います。

そもそもお金とは

 そもそも、普段私たちが使っているお金にはなぜ価値があるのでしょうか。

 かつてお金は、本当に金(以下Gold)と交換できるものでした。つまり、もともとお金はGoldに価値があるという信頼で成り立っていたものでした。この制度を金本位制と呼び、Goldと交換できるお金のことを兌換紙幣(だかんしへい)と呼びます。

 ところが作りたいお金の量に、交換するためのGoldの量が足りなくなり、お金とGoldの交換をやめてしまいました。Goldとお金が交換できない、不換紙幣の誕生です。ちなみにこの制度のことを管理通貨制度といいます。

 Goldとお金が交換できなくなりましたが、ご存じのようにお金に価値は残ったままです。これは、お金の価値が政府によって保障されることになったからです。つまり、お金の価値はGoldへの信頼から政府への信頼へとここで置き換わったといえます。

 どちらにしても、お金というのは信頼が基本となっていることは理解いただけたと思います。お金=信頼の数値化-①です。

仮想通貨になぜ価値があるか

 ここで本題です。仮想通貨になぜ価値があるか、ですが一言でいうと、Bitcoinに価値があるからです。正確に言うと、「Bitcoinに価値がある」と投資家たちが見込んだからです。ここで、Bitcoin = お金-②という方程式が成り立ちます。

 ここで①と②を合わせて、Bitcoin = お金=信頼の数値化の式が成り立ち、よってBitcoinにお金相当の価値があるということになります。

 ここまで書いてきて、じゃあBitcoin以外の仮想通貨は?という話になります。現状では、Bitcoinの価値が0になると仮想通貨が軒並み、とは言わなくてもほとんどが死ぬと予想されます。先述した通り仮想通貨の価値は現状Bitcoinに依存しているのでBitcoinが死ぬ=仮想通貨に価値がない、となり、仮想通貨が軒並み死ぬのです。(一部は生き残るでしょうが、今と同じような盛り上がりに戻るのに30年はかかると思われます。)

仮想通貨はなくなるのか?

 Bitcoinに価値がなくなれば仮想通貨市場は消えてしまうというのは前述したとおりです。となるとここで考えるべきはBitcoinの価値がなくなることがあるか、ということですが、今後5年にターゲットを絞るとその可能性はほぼないといえると考えられます。この理由についてはまた、次回以降、仮想通貨自体の仕組みなどを交えながらお話しできればと思います。


それでは、今回はこのあたりで。ありがとうございました。

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