怪奇!インドにユニクロ現る

驚くかもしれないが実はインドにはちゃんとしたショッピングモールがあるのだ。(僕のサンスクリット語の先生は結構驚いていた)

我がJNUの真横にもアンビエンスモールという割とでかいショッピングモールが存在する。

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▲オレンジで囲った部分がモール。赤いのは距離感をつかむために配置した同縮尺の筑波大学。

10月4日、ここにユニクロがオープンした。インドのユニクロ如何なるものぞと、我々は早速偵察に向かった。

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モ、モールの入り口に鳥居ができている。インド人は「ユニクロマジ神」みたいな日本人のツイートでも間に受けてしまったのだろうか。

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そして3フロアぶち抜きの巨大な店舗。まあしかしこれはインドのモールでは珍しくない。H&MとかZARAとかは割とどこでもこんな感じだ。

中はというと、

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完全にユニクロだった。

日本に帰ってきたかと錯覚するほどユニクロだった。

でも値段は高い、おそらく日本の円表記をそのままルピーにしている。例えば990円の商品はそのまま990ルピーになっていて、そうなると円換算して1500円程度になる。これは聞いたところによるとモスクワのユニクロでもそうらしいので、まあ海外展開する時はこういう仕様になるのだろう。

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写真はユニクロのクルタ風ファッション。クルタというのはインドの伝統的な衣装で、形としてはアオザイやチャイナドレスに近い。腰くらいまであるスリットが特徴だ。

しかしユニクロのクルタはどれも横のスリットが入っておらず、「ただのワンピースじゃねぇか!」という感想しか出てこなかった。恐らくインド以外でも売れるようにこのデザインにしたのだろう。言われてみれば、襟のあたりはクルタっぽいような、そうでもないような……。

そして大量の浮世絵T、漫画コラボT、ポケモンTの数々。浮世絵のTシャツなどはインド人受けもするだろうし普通にデザインが良い。ちょっと欲しくなってしまった。

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▲新海誠作品のコラボTシャツ。この君の名は。のTシャツを着ているインド人をオープンからこの日までの三日間に別のモールで3人は見た。

これから朝晩は寒くなるインド。写真は撮り忘れたが、ヒートテックのコーナーも広くとられていた。各パッケージには堂々たる「Japan Technology」との表記が。Japanの文字がこんなに頼もしく思えたことはない。あとブラトップとかも普通に置いてあった。

結論としては、インドのユニクロちょっと高いけどインド長期滞在者的にはめちゃくちゃありがたい、と言ったところだろうか。聞くところによると、これからCoCo壱や吉野家もデリー近郊に来るらしい。日本のお店がインドに来てくれるのは大変喜ばしいことである。次はサイゼかバーミヤンを頼む。

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