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3年目のデビュー 〜敬愛する日向坂46のメンバー達へ〜

ユナイテッド・シネマ豊洲で鑑賞してきました。

東京にはメンズデーがなかなかなく?うだうだ迷ってたものの、用があってわざわざ木場まで来たため、500円の年会費を払って近くのユナイテッド・シネマ豊洲で会員になりました。

金がピンチと言い訳にして、早くも20代後半の考え方の原点を忘れるところでした。明日死ぬと思って生きる。

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さて、5時間弱の短期睡眠から今日も今日とて元気に朝から15キロチャリを飛ばし、120分の上映を瞬き少なめで集中して鑑賞しました。

まず、サトミツボーイを簡単にいじれないくらいに涙腺ダム病持ちのため、開始2分足らずで涙が頬を伝いました。

肌感覚ですが、3分に一度くらいのペースで涙が頬を伝い、センターに流れる涙は口内へ侵入し、ティッシュがなかった私はTシャツをその代わりとしました。

鑑賞後、シアター内が明るくなると下を向いて絶望しました。鼻水と混じったそれは、マリオのプリントが胸ポケットに入ったネイビーのユニクロTシャツの全体をポイントポイントで白く染め上げ、着用5回目にして部屋着行きとなると思われます。洗濯して落ちるのかな?

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過去に乃木坂のドキュメンタリー映画を鑑賞した際も全く同じことを思ったんですが、なんでこんなに簡単に泣いてしまうのだろうか?なんか、軽い女みたいで少し嫌なんですよね。周りを見ても自分よりやられてる人は多分いないし…。

基本的に涙もろくすぐ泣いてしまいますが、こんなハイペースで涙が出てしかも終始止まらない、坂道を応援していると、自分の絶倫さに正直不安になってしまいます。


アイドル、というか乃木坂と日向坂の2グループだけですが、のファンでいると全てのメンバーが尊いわけです。今回はドキュメンタリー映画という特性上さすがに全員均等にというのは無理なので、かいつまんで感想を残します。ちょっと長いですが、これでも短くまとめたつもりです。言葉にするのは難しいですが、日向坂46が大好きです。

核弾頭 加藤史帆

今回の映画全体の構成もそうですが、このグループを視ていると、彼女に対する全方面からの信頼感が常に伝わってきます。

知らない人からするとグループによくいるビジュアルメン、女子ウケもよく新規ホイホイ的な立ち位置にいるように映るかもしれませんが、それはそれで良いとしてやはり彼女の人間味はとても愛おしいものがあります。

突出したバラエティスキルも彼女が誇るべき尊い一面です。が、決してそれだけで成り立っているわけではない、人を愛し人から愛される、多くの日向坂46のメンバーが持つその能力のトップに君臨する人のように、私には映ります。

ハッピーオーラを体現する日向坂46の各メンバーですが、彼女自身も自覚し闘う、己の底にあるネガティブな面は、それがかえって彼女の愛おしい人間性を底から支えているようにも感じます。ポジティブは正義、ネガティブは悪、とする二元論は間違っているしそう考えるのはダサいです。

これからも、大いにその存在感を発揮し続け、グループを引っ張るとしちゃんで居てほしいと心から願います。

グループ最初の卒業生 柿崎芽実

日向坂46にとって、またおひさまにとって、彼女の卒業の理由は悲しいものでした。

叶うのであれば、その原因がなかった世界線を見てみたいと誰しもに思わせる、大変憤りが大きいものでした。

彼女を形容するのは、一期生最年少だがとてもしっかりしているという、坂道グループの傾向である最年少×大人というキャラクターでした。

今回の映画の描写でなお感じましたが、やはり彼女がグループ、けやき坂46に懸けていた想いの大きさは、単純に比較はできませんがグループトップクラスのように感じました。

卒業して一年が経過した今、一般人として幸せに暮らしていることを願います。

象徴 小坂菜緒

彼女のことは多く語るまでもなく、絶対的シンボルとして今日も日向坂46を導いています。

彼女もアイドルグループでよく見られる、彗星の如く現れそのまま絶対的センターとして君臨する「シンボルの要素」が強いことに変わりはないと思いますが、ある意味で彼女が一番「普通」のように見えます。

影があるとかそういう浅い次元の話ではなく、こさかなはビジュアルも含め当然スターとして際立ち輝かしく映っていますが、とても「普通」なのです。決して出過ぎず、かといって引きすぎず、これはなんなんだろうなとずっと引っかかっていましたがなんだか今回、この映画を通してその答えがわかった気がしました。

それは、言葉にするととてもシンプルで普通なことですが、彼女は「一般人としてけやき坂46に夢を見て、根底にあるその想いを原動力としてそれを日向坂46に進化させた」グループが大好きな一般人なのだと思います。

終盤で、インタビュアーから「グループ好きですね?」ときかれた際、はい!!と即答するそれこそ、こさかな、小坂菜緒の本質に映りました。最新作で初めてセンターを降り、みーぱんの隣の位置についた彼女がこれからまた違った表現でグループを昇華させてくれることが楽しみでなりません。


太陽 丹生明里

一目見るだけで誰しもが感じる、彼女の「陽」はこのグループにまた大きな影響を与えているように感じます。

二期生として加入し、2ndシングルのドレミソラシドでは同じ二期生の河田陽菜とともにフロント両脇からセンターの小坂菜緒を支えました。

今作で描写も多かった小坂菜緒の穴を埋めるべく、代理でセンターも務めました。

映画で初めて見るシーンがありました。今野さんからダメ出しというか喝を入れられてるシーンでした。その際、同じくドレミソラシドでフロントに立った河田さんの表情と丹生ちゃんの表情がそれぞれ異なり、とても印象的でした。

簡単に言うとそのあと「もっと頑張らなきゃ」的なことを言ってましたが、彼女もまた、ああいうキャラクターでありながら芯は強く、責任感も強い。ただマスコット的な愛されだけで構成されているのではなく、自分の強さとグループを思いやり明るくひたむきに努力する、こちらは本当の意味でポジティブなまさに太陽と称するのにふさわしい 丹生ちゃん はこれからも目が離せません。

妖精 濱岸ひより

ひよたんはみんなの妹ですが、いや、妹いすぎやろこのグループ…の中でもmost妹だと思います。そしてひよたんは体調を考慮した休業から復帰した、唯一のメンバーです。

正直これはおひさまの見解で多く見られた、このまま戻ってくる確率は少ない気がしてきた…をいい意味で裏切り、復帰を決めてくれました。

彼女自身も発言していましたが、メンバーのみんなの温かさ、優しさが彼女を復帰に導いてくれました。そしてこれはエピソードにかかせない、1期生の佐々木美玲、姉のみーぱんの神具合がひよたんと掛け算で日向坂46をより昇華してくれています。

青春の馬でこさかながひよたんの手を取るシーンは、数ある日向坂神シーンのなかでもトップクラスの、今後受け継がれていく描写でした。

今作でひよたんがステージに復帰した際のこのシーンで、表情が崩れていくスクリーンのひよたんを見て、私も当然のごとく泣いてしまいました。いちいち、メンバーの優しさに心を打たれてしまいます。

鬼才 上村ひなの

ひよたんが「most妹」であれば、ひなのは「ほんまもんの妹」とでもいうべきでしょうか。

これまでもいろんな媒体でいろんな日向坂46の映像を見てきましたが、今作でひなのが扱われる尺で、なんだか一番といっていいほど心が洗われた気がします。ひなの自身の魅力もしかり、「ひなのによって全員が本当のお姉さんになる」この感じ、、おひさまなら誰しもわかってくれる感覚だと思います。

新たに新三期生が3人加わって間もないですが、ひなのはたった1人の三期生として日向坂46に加入し、新たな風を吹かせました。

彼女が彼女として生き生きといられるのも加入したのが日向坂46だったから、これは間違いありません。これが他のどのグループでも彼女の魅力はここまで引き出されなかったですし、なんなら日向坂46がもう一皮むけることもなかったはずです。

それだけ、上村ひなのというワンピースの加入が日向坂46になくてはならなかった分岐点であり、これから3年後、5年後の近未来には必ず上村ひなのが今とは違う、さらに成長した上村ひなのとして存在していると確信します。

魔球 井口眞緒

よくないことをしてしまった事実は変わりませんが、彼女はグループに必要な、必要不可欠な人材であったと確信しています。

結果的には休業からそのまま卒業となってしまいましたが、その間彼女は相当苦しみ自分を責め、グループに、メンバーに、またファンやスタッフ、関係者に「どんな顔をすればよいかわからない」という顔そのままに、メンバーに対して活動自粛を伝え、そして最後には卒業を伝えていました。

「日向坂で会いましょう」で卒業を伝えた際に、オードリーの2人から温かい言葉をかけてもらっていました。そのときの彼女の、顔の下半分が小刻みに震え、視点が定まらず、こみ上げるさまざまな想いを処理しきれないその表情がいまだに忘れられません。

2011年のAKBに始まり、これまでさまざまなアイドルの卒業を見てきましたが、彼女のその表情は群を抜いて印象的でした。

この映画でも、久しぶりにメンバーみんなの前に現れ卒業を伝えるシーンで、その痩せこけた顔と子犬のような?生まれたばかりの雛鳥のような?なんとも形容できない表情は、ひなあいで見た表情と似たいろんな感情がごちゃまぜになった顔でした。心が苦しくなりました。痛いというより、苦しくなりました。

卒業を告知されてから、私は本当の意味で井口眞緒という人間が好きになりました。決して普通ではない、とても常人が持つことのできないスキルや人間力を持つ彼女はなろうとしてもなれない、日向坂46で1番、唯一無二の人間だったと思います。

これからもユーチューブチャンネルやInstagramでスーパーの惣菜を半額で買いあさり、発泡酒500ml缶を何缶も空ける井口眞緒として、体には気をつけて毎日一生懸命生きてほしいと、親心ではないなんとも形容できない視点から、そう思います。


大キャプテン 佐々木久美

日向坂46=佐々木久美 

日向坂46を日向坂46にしたのは紛れもなく一人一人のメンバーの存在であり、またおひさまと称されるファンの存在であります。

終盤、「おひさまが照らしてくれるから私たちは日向坂46でいられる」ということが言われました。他のグループには代用できない、とても美しい関係性だと思います。逆も然り、「おひさまは日向坂46のおかげでおひさまでいられる」のです。

姉である乃木坂46は、乃木坂らしさとは何か?と向き合い続け、メンバー全員で、またファンとともに乃木坂46を作り上げてきました。

初代キャプテンの桜井玲香さんは、その点でザ・乃木坂46でした。彼女の卒業が決まった以後、口を揃えてメンバーが言う「桜井玲香がキャプテンでいてくれたから乃木坂46が乃木坂46でいられた」をファンは改めて認識し直したはずです。


日向坂46は、佐々木久美がいなければ日向坂46にはならなかったと確信しています。

若様にリーダーといじられると、リーダーじゃなくてキャプテンです。というくだりがあります。

ささくは紛れもなくキャプテンで、ただ加えてリーダーであることも否定しようのない事実のように映ります。

前述の井口眞緒が活動自粛をメンバーの前で伝えたときのことです。

彼女がメンバーに対し、事の顛末を謝罪するシーンで、各メンバーそれぞれの表情は…それはそれはとても印象的でした。そりゃ、そんな表情に成るべくしてなるわなと思わざるをえません。

そのシーンで、最後にキャプテンが井口さんに言葉をかけた描写が使われていました。

「ダンスの練習するんだよ。」と。そのときの顔が、メンバーを超えて本気で井口を1人の人間として想うキャプテン、リーダーの顔でした。当事者じゃないのに、急に来たもんだから、そのシーンで本当に心臓がドキッとしました。これを怖いだとか、冗談であえてやってるとかいう見方をしてしまう人間がいるとは思えませんが、世の中には想像力が著しく欠如している人が溢れているので…かなりの数いるんでしょうね…。

彼女のキャプテンシーは、年下かつ異性ながら、本当にシビレます。ついていきたいと思わされます。異性に対してこう思うことはいまだ実生活では一度もない分、より強く思います。AKBグループの初代総監督たかみなのそれとは全く異なるものです。


佐々木久美がもともとキャプテンタイプだったわけでもなかったのがまたいいところで、ささくもまた日向坂46によって日向坂46の佐々木久美、日向坂46キャプテンの佐々木久美となったように思えます。

彼女もそんなに遠くない将来、グループを卒業をすることになるのでしょう。

そうなったときに改めてその存在の大きさに気付かされ、また他のメンバーとは違う意味で代えのきかない、1人の人間として、またはそれ以上の存在として、彼女の偉大さを感じることになるはずです。

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映画館って、人と最後に行ったのが7年前?に一回ボルトを見に行っただけな気がする。

1人で行くのが好きってより、そもそもこのボルトを除いて乃木日向のドキュメンタリーと特撮以外、高2でデートしたきり見に行った記憶がないので、誰も行く人がいないんですよね。ってのもあるし映画行くような友達も恋人も家族もいないし、映画を2人で見に来てるのってなんかすげーなーって思う。

1人で見るのに慣れてるけど、ぶっちゃけ2人でこういう映画見に行きたいのよねそろそろ。決して共通の趣味でーとかにこだわらず、なんなら全くそれを知らない人と見に行ってその人がどういう感想を持つのかとかも体験したみたい。いつかできるかな〜。


2020はあと3本くらい観に映画館に行きたいかな。せっかく会員にもなったわけだし。

今回、いろんな客層がシアターにいたのがまた嬉しかった。老若男女に愛されるってなんにしても凄いことですね。


改めて毎週のひなあいがより楽しみになったし、本当にメンバー全員を尊敬しているので、どんなときも現実では理想にかなわない部分が多々あるけれど、こういう気持ちを忘れず今からでもゼロからのスタートで自分なりにひたむきに生きていきたいと思いました。




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