ミュージカルを語る その5 「天使にラブソングを...」
知り合いがパソコンでnote書いてて
文字数を教えてくれるから
スマホでみれないことをしって落胆しています。
そろそろ「ホラー映画を語る」を追い抜きそう✨
シスター・アクト~天使にラブ・ソングを~
-Sister Act-
初演:2009年〈ウエストエンド〉(日本:2014)
プロデュース:ウーピー・ゴールドバーグ
脚本:チェリ・シュタインケルナー、ビル・シュタインケルナー
脚色:ダグラス・カーター・ビーン
作詞:グレン・スレイター
作曲:アラン・メンケン
受賞歴:なし
トニー賞
ミュージカル作品賞
ミュージカル脚本賞
主演女優賞 等ノミネート
~ストーリー~
ブロードウェイ版でお届けします。
クリスマスイブに「デロリス・ヴァン・カルティエ」は、ナイト・クラブにて歌を歌っている。そこは、愛人であるギャング「カーティス」が所有しており、この日、レコード会社に紹介してくれると思い込んだが、間違いだったことに気づく。そして、クリスマスプレゼントに渡されたものは、彼の妻のコートだった。彼に嫌気がさし、別れを告げにいこうと彼のもとへ行くと、カーティスが密告した仲間を銃で撃ち殺す場面に出くわしてしまった。
デロリスはなんとか逃げ出し、警察署までたどり着く。そこで、学生時代の友人である警部「エディ」にすべて打ち明ける。エディは証人保護プログラムを適用させ、彼らに見つからないようにと、彼女を修道院につれていく。
修道院長に出会い、他のシスターと同じく規律を守って生活してもらうことを告げられる。そのあと、他のシスターとも出会い、どれほど制限を受けるのか知らされるのだ。聞いて回っているのが修道院長にばれて、デロリスは断食を命じられてしまう。空腹のデロリスは向かいにある隠れ家的なバーに修道女の姿のまま入っていき、陽気な「メアリー・パトリック」と内気な「メアリー・ロバート」もついてきてしまった。さらに、そこにやってきたのは、カーティスの仲間であるジョーイ、TJ、パブロもやってきて、危うく見つかりそうになるが、なんとか逃れて修道院に戻る。
戻るとそこには修道院長とエディの姿があり、抜け出したのがばれて注意をうける。そして、他のシスターとの生活を順応するために、朝五時に起きて、聖歌隊に参加するようにいわれてしまう。
いざ、聖歌隊の練習に参加してみるも、その聖歌隊はまとまりがなく、音程もバラバラ。いままで指揮していた年長修道女の「メアリー・ラザラス」にかわって、デロリスが指導することになり、歌声もまとまり、内気で声の小さいメアリー・ロバートも殻を破ることができた。
そして、日曜のミサ当日、聖歌隊は大成功。しかも、アップ・テンポにアレンジをし、大盛り上がり。修道院はいままでにない多くの寄付金をあつめることに成功する。
だが、これに反対している人もいる。修道院長は、伝統を崩されたことにおどろき、今すぐにでもデロリスを辞めさせたかった。神父は聖歌隊を大変気に入り、しかも、それが話題をよび、法王の前で歌うことも決定しメディアでも取り上げられる。それにより、テレビでデロリスが映っているのをカーティスたちにみられてしまい、居場所が突き止められてしまった。
法王のコンサートも近づいてきた頃、エディから知らせがあり、カーティスの裁判が翌日に繰り上がったため、今すぐに修道院を出ていくよう修道院長を通じて告げられる。なにも知らないシスターたちにも、すべてを話し、デロリスは修道院を去ることとなる。メアリー・ロバートが後を追うも、デロリスは励まし、一人で出ていく。
その夜、エディの自宅に泊まったデロリスは、これで夢見ていたキャリアが実現することとなると期待を膨らましていたが、同時に自分を必要としてくれているところはどこか、本当に手にいれたいものはなにかを見つめ直し、修道院へ戻り、シスターたちと共に歌うことをきめる。
修道院へ戻るデロリスだが、同時に彼女を追って、カーティスたちも侵入していたのだ。
映画が公開されたのが1992年(日本では1993年)それから今まで変わらずに愛されてきた「天使にラブソングを...」。歌も映画からゴスペルが流行り、多くの人が、挿入歌を歌ってきたと思う。それから年月がたち、ミュージカルが"ようやく"上演されることとなった。しかも、今日を全て作り替えて、今度はディスコミュージックとなって生まれ変わる。作曲を担当するのは、ディズニーではお馴染みのアラン・メンケンが担当し、彼も初のディスコ・ミュージックだという。やはり、この映画の曲が耳に残っているなか、それを越える新曲を作り出すのは大変だったとおもうが、期待以上のものができあがったと感じ。
最初から大盛り上がり。デロリスの歌う「Take Me To Heaven」は手拍子したくなるノリのあるナンバー
Take me to heaven!
Take me to ecstasy!
I'll give you all I've got
'cause nothin's hot
as when you groove me.
No, no, no, no!
And when you strut your stuff
and do your thing
I just can't help surrendering
You're so strong, you're so sweet
You're what makes me complete
I just worship at your feet
Take me to heaven!
Take me to kingdom come!
I'll take any vow
Just take me now!
「天国につれていって!
恍惚な気持ちにさせてほしいの!
あなたと一緒にハマってしまうほど
まだ体があつくなっていないから
No, no, no, no!
そして、あなたのものを支えにし
あなたを感じたときは
私は降伏せずにはいられない
あなたは強くて、時に甘い
あなたは私を完膚なきものにさせてしまうわ
だから私は、あなたの足元で崇拝します
天国に連れてって!
王国にも連れてって!
どんな誓いもたてるから
今すぐにつれていってほしいの!」
映画をみた人はわかると思うが、クラブの歌が、後の聖歌隊の歌に繋がっていくことになり、それを踏まえてつくられた歌だと思う。キラキラの衣装で歌うと、熱い男女の色恋な感じがするが、聖歌隊が歌うとどうなるだろうと、ここでイメージを膨らませてくる。楽しいナンバーである。この次に歌われる「Fabulous, Baby!」もテンポアップなナンバーで、ここで盛り上がりを見せる。
このあとに、カーティスの現場をみてしまい逃げるデロリスだが、コメディミュージカルとして、デロリスと手下三人の追いかけっこは結構ほっこりする面白味がある。
そして、修道院へうつるが、その前に舞台転換として、聖歌隊が現れる。まとまりがなく、音程もばらばら。わかっているけど、わかっていても面白い。ばらばらに歌いつつも真剣に歌うからこそ面白いのかもしれないが、ここから面白いシーンが続きますよ。と、いうかのよう。
修道院長に会うデロリス。白黒の修道服を身に纏う院長とギラギラの服と鞄を身につけるデロリス。その対照的な姿が修道院へ入れば、違う世界が広がっているというのを伝えるかのよう
Outside, life is grim
Filled with smut and scandal to the brim
I suppose there may be room for Him -
Frankly, I don't plam to hold my breathw.
But here within these walls,
days are filled with grace
God is in his place,
his witdom still respected
Here within these walls,
life has a different pace
from life beyond our door
And for what it's worth,
this life's now yours!
「外の世界では、人生は厳しい
卑猥なスキャンダルに溢れている
彼らに余地はあるかもしれないが
ずばり、私はそこで息を止めるつもりはない
しかし、この壁に囲まれた場所では
日々の恵みで満たされている
神に見守られ
彼の智恵は尊いものである
この壁のなかで
我々の人生の扉を開けた先に
新しい人生が待ちうけている
そして、価値のあるものになる
この生き方はあなたのためになるのよ」
と、修道院長の歌う「Here Within These Walls」では、修道院の生活を語り、これは、デロリスの今までの生活と真逆の暮らしだというかのよう。ここでは、厳しく、時に優しいメロディで、修道院の厳しくも尊い暮らしを伝える。そのあとに他のシスターと出会い、彼女たちがここの暮らしを話す時「It's Good to Be A Nun」では、シスターたちが楽しく歌い、「禁欲したこの暮らしも悪いものじゃないわ。私たちは幸せよ」という気持ちをだし、デロリスとのまた別の温度さをつくる。ちなみに、ここでは、聖歌隊として歌うのでなく、あくまでも台詞の一部として歌うため、皆のこえがきれいに揃っている。ざんねんながら、この場面の歌詞がないため書けない。また、サントラがあるが、ウエストエンドのバージョンのみで、そこでは、シスターたちの自己紹介に切り替わっている。
一方その頃、カーティスはデロリスが見つからずイライラしており、彼女を見つけて殺すよう部下に命令する。そのとき歌う「When I Find My Baby」は手拍子したくなるほどノリのあるナンバーだが、歌詞をみてみると
I'm gonna shoot that girl!
And then I'll stab that girl,
and then I'll take her,
and shake her,
and make her meet her maker!
Let'em hide that girl
sure as the tide, that girl will show!
When I find my baby,
I ain't lettin' her go!
「俺はあの子を撃つつもりだ
そして、あの子を刺して
つれさって
さらに、揺さぶってやる
さんざんな目にあわせてやろう
波にのまれさせて
彼女を隠そうかな
俺は彼女を見つけたら
絶対に手放さない!」
という残酷な内容。音楽が明るく楽しいぶん、そのギャップがはげしい。
そして、ナイトクラブに残って作戦を考える部下の「ジョーイ」「TJ」「パブロ」の三人組。「いっそのこと、彼女がメリークリスマス!といいながら目の前に現れたら」と呟くと、ナイトクラブに修道服のままのデロリスが「メリークリスマス!」はいってくるお決まりの約束。こういうのは万国共通なのか。しかも、彼女を追って、メアリー・パトリックとメアリー・ロバートまでも、規則を破ってまで彼女の元へかけつける。一瞬、彼等と目が合うデロリス。だが、相手はまだ、目の前のシスターがデロリスだとは気づかず、三人組に気づいたデロリスは二人をつれて急いで逃げる。
修道院に戻ると、院長と警官エディがいることに気づく。エディはデロリスとは学生時代の友人と書かせていただいたが、これは、ミュージカルからの設定。映画では、関係のない警官であった。それに、映画と比べどこか頼りなく、みんなから「Sweaty Eddy(汗かきのエディ)」と呼ばれてきた。かれが、デロリスへの想いだったりを、歌う「I Could Be That Guy」は最初は滑らかにはいって、後半、アンサンブルも集まり、盛り上がりをみせていく。
一方、デロリスは抜け出したことが修道院長にみつかり、怒られてしまう。なかなか修道院での暮らしに馴染めないデロリスに、院長は聖歌隊に入るよう指示。そして、行ってみると、、、あんな感じ。
ということで、デロリスによる稽古がはじまる。それが、「Raise Your Voice」だ。
Raise your voice!
Lift it up to heaven!
Raise your voice!
Come on, don't be shy!
If you feel it, why conceal it?
Let your soul rejoice!
Raise the stakes!
Raise your game!
Raise your voice!
「声を張りあげて!
天国まで届けるの!
声を張りあげて!
さあ、恥ずかしがらないで
感じた時に、何故隠そうとするの?
あなたの魂を喜ばせて!
思いっきり賭けてみて!
ゲームを盛り上げていくの!
声を張りあげて!」
最初は、デロリスと聖歌隊たちの温度差は激しく、次第にデロリスにのり、聖歌隊たちも共鳴していくのがおもしろい。
なかでも、1番の変化をあらわしたのが、いちばん若いメアリー・ロバートだ。もともとシャイな彼女はデロリスと会うことにより、お腹の底から声をだすことができた。それから、メアリー・ロバートのボルテージは一気に上昇し、デロリスと対抗できるくらいに声を出すことになる
そして、ミサ当日。周りが諦めモードのなか。聖歌隊が現れる。
(久しぶりに、ラテン語の翻訳と行きますか!)
Benedicta tu
in mulieribus
et benedictus
fructis vestris tui
lesus
「あなたは
女の中で祝福された
胎内の御子イエスも祝福されます」
これは、「アヴェ・マリアの祈り」というもののなかの一文であったことがわかった。
今までとガラリと変わって、声の揃った聖歌隊にびっくりするなか、デロリスの「A one-two-three-four!」という掛け声にあわせて、さらに驚かされる出来事が。それは、聖歌隊がディスコミュージックにあわせて、歌い踊っているのだ。それも、冒頭で歌われた「Take Me to Heaven」にあわせて。
Take me to heaven!
Take me to paradise!
Give me your healing touch
I need it so much!
And, oh, it feels so nice!
Just tell me what you want
I can't refuse
day or night
I'm your to use!
I'll get on my knees
Just take me please!
「連れてって、天国に!
連れてって、楽園に!
癒しをください
私はそれを求めているの
そして、あぁ、とても感じているわ!
貴方が欲しいものを教えてくれたら
私は断れないわ
昼も夜も
わたしはあなたのものになる
私は膝まづきます
だから、連れてって! 」
この歌の中の息のあったダンスも魅力的。そして、その歌の中で困惑する院長。2幕がどうなって行くかをワクワクさせる演出でもあると考える
そして、2幕
聖歌隊の活躍により、修道院への寄付が集まっていく。司祭も派手な衣装に身を包み、聖歌隊もキラキラした衣装に身を包む。そして歌われる「Sunday Morning Fever」タイトルからして、聖歌隊に似つかわしくないナンバーで、ヒップホップまで混じり出す。シスターの格好とのギャップがおもしろい。
みなが盛り上がる中、その波についていけない人もいる。それが、修道院長。デロリスのやり方に反対しつつも、みながそれに賛成している姿に居心地の悪さを感じている。そのため、修道院を去るとも宣言してしまう。
修道院が盛り上がりをみせ、それは街中でも話題になりTVにも取り上げられるようになる。そして、それを偶然、カーティスらも見てしまい、デロリスの居所をつきとめてしまうのだ。なんとか、おびき寄せるために、その手下の3人「TJ」「ジョーイ」「パブロ」はシスターたちを自分たちの力で誘惑させるという計画をたてる
Hey, lady in the long black dress,
let's sneak away and go transgress.
Wo oh oh!
Hey, lady why not take a chance?
Come on, proud Mary,
meet your missionary of romance
「ねぇ、長くて黒いドレスのキミ
こっそりどこかで悪いことでもしないかい」
wo oh oh!
ねぇキミ、チャンスをつかまないとでもいうのかい
さあ、誇り高きシスターよ
ロマンスの宣教師にでもあわないかい」
リズムも良くて、笑いの取れるところ。観にいったときも、笑い声が絶えませんでした。
場所は修道院にもどって。
なんと、ローマ法王の前で歌うことが決まった聖歌隊。あまりの緊張に夜も眠れず、デロリスに相談しにいく「Bless our show」ここだけ唯一シスターたちが修道服じゃない姿で歌い(といっても、みんな同じ寝巻きだが)とても明るいナンバー。
しかし、状況は変わります。修道院長が現れて、デロリスに修道院を去るように言うのです。なんと、カーティスの裁判が早まり、警察の元に戻ることになったのだ。
状況のわからないシスターたち。今まで、「シスター・メアリー・クラレンス」と教えられてきた彼女が何故行かなければ行けないのか。そこで、ようやくデロリスは、彼女たちに素性を打ち明けて、名残惜しく去っていく
久々に派手な洋服に身を包むデロリス。そこにメアリー・ロバートが駆け寄ってきます。そして、是非、私も連れて行って欲しい。と突然言い出す。生まれた時から修道院で生活をしてきた彼女。生まれた時から規律の守られた生活をしてきた分、彼女の姿は1番の憧れでもあった。その事を歌う「The Lift I Never Led」は印象的である
I've never talked back,
I've never slept late,
I've never sat down
when told to stand straight
I've never let go
and gone with the flow,
and don't even know, really, why.
- - - - -
And all of the feelings unspoken,
all of the truths unsaid,
they're all I have left
of the life I never led.
「自分から話しかけたことがない
遅くまで寝たことはない
座り込むこともない
真っ直ぐたつように言われてきた
なにもかも手放さず
それは流れと共に去っていった
それが何故かも考えないで
そして、包まれたすべての感情
言われていない真実の全て
それらは自分で残してきた
私の知らない人生なの」
切なさから次第に強い思いへと変わるこの歌。メアリー・ロバートの成長を表すように、最後は迫力のあるロングトーンでおわる。
だが、デロリスはあなたの居るべき場所はここなのだといい。その代わりにとお気に入りのブーツを彼女にプレゼントして、去っていく。
裁判までエディのアパートに身を潜めるデロリス。遂に夢の実現の手前までやってきた。裁判が上手くいけば、注目もあびて、スターへと1歩近づける。
「Fabulous, Baby」が再び流れ出し、周りも彼女の夢の世界。キラキラ輝くなか、どこからか響き渡る賛美歌。ついつい、そっちにもつられそうになるが、もうあの世界に戻らなくていい。自分はスターになるのだと決心する。だが、決心すればするほど聖歌隊の歌声が響き渡り、交差する中、本当の思いを打ち明ける。
それが、メインテーマ「Sister Act」
I don't need a spotlight
I don't need a crowd
I don't need the great wide world
to shout my name out loud.
Don't need fame or fortune,
nice as those things are,
I've got all I need
to feel like I'm a star.
I've got my sister's by my side.
I've got my sisters' love and pride
And in my sisters' eyes
I recognize the star I want to be.
And with my sisters standing strong,
I'm on the stage where I belong.
And nothing's ever gonna change that fact.
I'm part of one terrific sister act.
「スポットライトもいらない
聴衆もいらない
広い世界で名前を叫ぶことも
もう必要はない
たしかに、名声や幸運をつかむことは素晴らしいけど
私はもうスターになれたのよ
シスターたちは私のそばで
愛と誇りをもっている
そして、シスターたちの目には
自分がなるべき星がみえている
強く立ち続けるシスターたちと
同じ舞台の上に立ち続けたい
その真実だけは変わらない
このずばらしいシスターたちの世界」
そして、彼女は再び修道院へと戻ってくる。
それを、修道院長は拒む(ここにいることで、他のシスターにも危害を加えてしまう恐れもある)も、メアリー・ロバートが、初めて院長に対抗する。「The Life I Never Led(Reprise)」
そのとき、遂に彼らが修道院に乗り込んできてしまい、シスター達はデロリスを庇いながら悪者たちをやっつける。そこも、やっつけるといいつつ、完全にコメディだ。音楽にあわせて踊ったりしながら退散させ、倒れる手下たちを、修道院の男たちがキャッチし担架にのせて去っていく。
そして、手下3人をやっつけると、カーティスがあらわれる。彼がデロリスに銃を向けると、その間に、なんと修道院長が立ちはだかり、
「彼女は立派なシスターです」と宣言するのだ。
そして、シスターたちがデロリスの前にたち壁をつくるなか、再び「Sister Act」が歌われる。前とちがうのが、そばにシスターたちがちゃんといることだ。
And with my sistes in my heart,
I know we'll never be apart.
And no one on this earth
can change that fact -
My brave sisters,
my sweet sisters,
my strong sisters,
all my loving sisters -
I'm part of one terrific sister act
「シスターたちは私の心の中に
決して離れることは無い
それは地球上の誰も
この事実を変えることはできないー
勇敢なシスター
可愛いシスター
強いシスター
みんな私の愛するシスターたち
この素晴らしいシスターたちの世界はここにある」
そして、デロリスはカーティスに頭を差し出す
カーティスが頭に銃を突きつけ、死のカウントダウンをすると
突然銃声が響き渡る。そして、カーティスの手から銃が外される
カーティスの手に銃をうったのは、エディであった。緊張しやすく、いつも汗っかきのエディと呼ばれていたかれが勇気を振り絞り銃を当てることに成功したのだ。
そして、カーティスは現行犯逮捕。
エディとデロリスは愛を分かち合い、キスをする。それをみていたシスターたちがその場で神にお祈りをするのが印象的である(シスターたちは禁欲しなければならないから、シスターとなったデロリスがキスをする行為を許したまえと神に訴えている感じ)
そして、みなが立ち去ったあと、デロリスと院長が残る。そして、院長はここに残ることを伝え、デロリスの今までの行為に感謝をのべる。
そしてクライマックス!
修道院長も高らかに歌いあげ、皆で「Spread the Love Around」を歌い上げる。シスターたちも銀色のキラキラ衣装に身を包み、シスター・ロバートはキラキラの黒服にデロリスから貰ったブーツを履いて登場。院長も一緒に踊り。客席からはローマ法王がそれを見守っている。さらに、舞台の後ろではマリア様がスパンコールに身を包み、派手にキラキラと輝く演出になって幕は閉じる。
全体的に派手で盛り上がりのある感じに仕上がっている。アランメンケン初のディスコミュージックもシスターアクトととても相性がよい。
映画もとても素晴らしい音楽に包まれているから、最初は違和感をもつかもしれないけど、すぐに慣れるであろう。
そして、なんといっても、シスターたちのコミカルな演出。成長する様子がわかりやすく。しかも、楽しく観られて
初心者でも退屈することのなく見れると思う。
僕の中で1番の衝撃的だったのが、1幕のエディが歌う「I Could Be That Guy」でのこと。警官の服に身を包んだ彼を街の人が取り囲むと、その衣装が外されてキラキラのダンス衣装へと早変わり。そして、キレっキレのダンスを踊り、再び街の人が前に立つと、それが取られ再び警官の服へと戻るのだ。なんとも楽しい演出。でも、最初は暑かろうに...。
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