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ADHDと向き合うきっかけをくれた精神科医と出会ったお話

おはようございます。
書きたいことはたくさんあるのですが、何せ常に頭の中がとっ散らかっていてうまく整理整頓できていないのです。
しかし、今日もnoteを書こうとPCと向き合えたので書き進めたいと思います。


診断された時の事をさらっと初めましての記事で書かせてもらっておりますが、お時間ある方は読んでいただけますと幸いです。

ADHDと診断されたことで幼少期から抱えてきた「違和感」の原因は解ったような気がしたし、人と違っても別にいいじゃんと自分の個性として受け入れられるようにはなりました。
でも、診断されたからといって治るわけじゃないし、生活も何もスグに変わる・変わったわけではありませんでした。
大きく変わるきっかけになったのは、30歳の時にUターンで地元近くに引っ越した時に出会った女性の主治医(以下M先生)。
前回の投稿でコンサータのお話をちょっとした際の先生です。
こちらも良かったら見ていただけますと幸いです。
※コンサータの使用感等についての記載ではありませんので悪しからず。

M先生との出会いはお互い第一印象が最悪で二度目はない(再診来ない)と思われていたようです。でもノコノコと現れたわたしに「治療します」と向き合おうとしてくれ、頑固なわたしがスっと心を開いて先生だけが治療してくれるのではなく、わたしも【一緒に】頑張った治療でした。
「発達障害からのアプローチで鬱や不眠、過食、強迫を良くします」と言われ、コンサータを処方されて始めは生活改善からでした。
その時は仕事はおろか、昼夜逆転の生活だったのでまず昼夜逆転を正す、と。
朝7~10時の間にコンサータを服用し、カレンダーに飲めた日◎を付けてそれを次回診察で提出するように言われました。
これはM先生凄すぎる・・と思ったことだったのですが、わたしの特性を利用したものだったのです。カレンダーに全て◎がつけられないと発狂することがわかっていたので敢えてその作戦にしたと提出してから種明かしをされ、参りました・・という気持ちでした。
その作戦により、朝コンサータを服用したらもちろん効いている間(日中)は眠れず、夜になると効果が切れて疲れて眠るというサイクルになり昼夜逆転があっという間に改善されました。
この時、カウンセリングも受けていて色々な〇〇療法(覚えていない・・)を試してダメだったり、またトライしたり、お休みしてただお話したり、そんなこともありました。M先生だけではなく、心理のS先生と三人四脚で歩んだものだったと今振り返ってみるとそう思います。

M先生と出会い、真剣に向き合って寄り添っていただき、自分の特性を生かして治療を進めてくれたことで「ただの通院」が「治療」に変わったんだと思います。診察の時も経過やお薬の話だけではなく、様々なお話をしてくれたり、時には厳しいことを言われたこともありました。
ひ〇ゆきみたいに正論を振りかざすわたしにそれが生きていく中で通用しないことやその時は一般論ではない感情論だ、と分かりやすく教えてくれたり、人間関係の構築についても常日頃お話してくれました。
ADHDと向き合っていく一緒に生きていく為に生活を整えてくれたのはもちろんですが、わたしが少しでも生きやすいように色々なことを教えてくれたり、正しい方向に導いてくれたわたしの人生の中で大きな出会いだったと思います。もちろん、相性もありますのでM先生に診てもらえば全員良くなるという事は決して言いません。あくまでもわたしが救われた、変われた、というだけのお話です。このM先生には約2年お世話になり、この後地元に帰りました。地元に帰ってから現在に至るまでS先生というこれまたM先生と同じくらい信頼している先生です。
この記事を書きながら、M先生とのことを思い出していたら涙が出てきました。また会いたいな、という懐かしい気持ちだけではなくそれくらいわたしの人生を大きく変えてくれたんだ、ありがとうございますという気持ちなど・・・朝から【エモい】感情になりましたという報告も置いておきます。

主治医との出会いもそうですし、後に社会復帰したのでそこで出会った同僚にも恵まれたり、愛するパートナーとの出会い、自分の人生が豊かになってきたことで人との出会いにも恵まれることが増えたな、と思います。思春期の頃からうまくいかなかった家族との関係も今では良好ですし、何もかも最高にうまくいってるわけではないけど、わたしがずっと求め、憧れ続けていた「普通」に今こそなれているような気がします。普通、バンザイ。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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