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言葉は時として他人の心を容易に傷つける凶器になる

ショッピングモールに出かけた時のことでした。
わたしは発達障害(ADHD)がありよく人やモノにぶつかってしまうことがある。


狭いお店へひとりで入ったときのことだった。
持っていた鞄が買い物していた女性にぶつかってしまった。
わたしは少し離れてから気づいたのだが、なぜ気づいたかと言うとその女性が大きな声でわたしに向かって「何あのデブ」と文句を言っていたからだ。
そして一緒に居た女性はこちらを見て笑っていた。

気のせいだったら良かった、気づかなければよかった。
でも聞こえてしまったのだ。

彼のお休みで楽しみにしていた買い物だったので、気にせず買い物しようと彼女たちを避けて店内を見て回るも、先ほど言われた言葉が頭の中でグルグル駆け巡って動悸が止まらず涙が出てきそうになった。
かごに入れていた商品を棚に戻し、待っていてくれた彼の元へ行き事情を伝えた。
彼に伝えたら安心したのか涙が出そうになり、人目があったので何とか堪えていたが彼はとても怒っていて「許せない、俺行ってくるわ」とお店に戻ろうとするのを止めた。
わたしのせいで彼がトラブルに巻き込まれたくない(トラブルを起こしてほしくない)、その気持ちしかなかった。
でも、わたしを守ってくれようとしたその想いがとても嬉しくて安心した。


確かにわたしの不注意でぶつかってしまったことは申し訳ないことだと思う。
しかし、外見について文句を言われたり笑われる筋合いはないのである。ましてや見ず知らずの他人様に。

昨日の出来事でまだわたしの心の中で整理できてなくて、今朝もそれを思い出して泣いてしまった。
正直、外へ出かけるのが怖くなってしまった。
またその人じゃない、他の誰かに悪口を言われたり笑われてしまったらどうしよう、そんな不安にかられてしまう。

そんな言葉を他人に対して容易に吐くような人はこの記事を読まないと思います。
わたしは昨日のこの出来事で言葉ひとつで人の心を容易に傷つけることができる怖いものだと再認識しました。
ずっと心に残る嫌な記憶にはなりましたが、言葉の大切さを改めて学ぶことができました。


誰かを傷つけるためじゃない、愛情や思いやりを持って素敵な言葉を投げかけられるそんな人間でありたい。

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