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W杯場外乱闘 国際大会で湧いて出てくる左翼しぐさをお捨てなさい!

共産党若手がドイツ勝利に水を差す

サッカーW杯、グループステージ(E組)で日本がドイツを撃破しました。サッカーの年表があったら間違いなく黒字で刻まれる出来事です。暗いニュースが続く中で明るい話題でした。

ところがW杯というのは国家間の対戦だから一部で「ナショナリズム」と結び付け敬遠されます。競技の好みはそれぞれだから仕方ありません。ただ公言しなくてもいいのに…。それがこちら。

共産党の羽鳥だいすけ中野区議の投稿はニュース記事にもなりました。試合前にドイツ代表が人権問題に抗議したのに対して、日本代表選手団が同調しなかったことを暗に批判しています。

また同じく共産党から岡田じゅん子日野市議もエントリー。こちらは全体主義な風潮に対する批判のようです。

両氏の投稿は論旨自体は異なっても共通するのは「国家」を強く意識していることです。

W杯、あるいはオリンピックも然り、国家同士でスポーツを競うのは確かにナショナリズムの発露でありエキサイティングです。高揚感の一方で嫌悪感を抱く人がいるのもまた事実。またはそもそもスポーツが嫌い、騒ぎが嫌いという人もいるから不快感は、無理からぬことです。

ただ拒否感を公にする必要性があったのか。特に「日本は勝っちゃうしで、残念」というのは軽率です。羽鳥さんの問題意識は選手の活躍と無関係。若い力が世界の舞台で活躍する姿に唾を吐きかける行為と思われても仕方がありません。本人たちにも何のトクがない。せいぜい一部の尖がった支持者を喜ばせるのがせいぜいでしょう。

国際大会=ナショナリズムというのは古典的すぎる左翼しぐさです。

「日本嫌い」「共産党」がトレンド入りしていました。党にとってはよろしくない評判だけど、まあ共産党だし(笑)。

「息苦しさ」を継承する左翼の若者たち

羽鳥、岡田両氏は共産党内でも若い部類です。こういった炎上はむしろ高齢者の党員で起こりそうなのに意外にも若手。

ナショナリズム、全体主義、こういった現象に共産党員がアレルギーを持つのは当然のことでしょう。だから世間のお祭りムードにも苦言してしまう。共産党、左翼が持つ「狭量」「閉塞」、ざっくり言えば左翼しぐさと息苦しさだけを継承した面々ではないかと。

気の毒ではあります。宿命的に言い続けなければならないから。共産党員として安易にW杯勝利の歓喜に乗っかる訳にもいかない。共産党員である以上、国威発揚たるサッカーW杯は否定的にとらえるしかありません。

しかし本当に支持層を広げ、党勢を拡大したいならば少しスタンスを変えてはどうでしょうか。

大衆はいつも政治や人権問題、環境問題を考えている訳ではありません。国際戦で精神高揚したい人もいる、日本の躍動を称えたい人もいる、こればかりは否定できません。そしてこういった層は共産党員よりもはるかに多いと思われます。

だから羽鳥氏への反発が圧倒的だったのでは? 一部共産党議員が羽鳥氏に苦言していましたが、「日本勝っちゃう残念」はさすがにマズいと思ったのでしょうね。本音は「言いたいことは分かる」かもしれませんが。

もういいでしょ。もう解き放たれてもいい。共産員が日の丸を振って、国歌斉唱して、「ニッポン、チャチャチャ」すればいいじゃないですか。

ナショナリズム批判だけで知識人を演じるのは限界ですよ。令和の言論はそう甘くない。むしろ国際的なイベントがあるたびに「批判精神」めいたものを持ち出しても大多数に「面倒臭い奴」と思われるだけ。

それでよければ仲間と言論人ごっこしていればいいけど決して支持は広がらないでしょうね。今回の反応を見て何を思うでしょうか。







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