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9/14 ニュースなスペイン語 Incendio de Málaga:マラガの火災

9/11の記事の続報である。

9日未明、アンダルシア州マラガ県のシエラ・ベルメハ地域(Sierra Bermeja)で発生した森林火災(incendio forrstal)の勢いが止まらず(sigue activo)、制御不能(sin control)となっている。現在まで、7700ヘクタールが焼失したが、今なお、炎上中だ。

緊急災害援助軍(Unidad Militar de Emergencias)も出動し、200名近い人員を投入している。ちなみに、日本とは違い、スペインでは戦地に赴く軍と災害現場に赴く軍には違う名称がついている。

消火活動(extinción del incendio)に参加していたヘリコプター(helicóptero)1機が事故に見舞われたが、幸い、乗組員(ocupantes)19名全員が無傷(ilesos)だった。

6つの地区で、1600人以上が退去(desalojados)を余儀なくされた。ペットを置いてこざるをえなかった、と涙ぐむ女性のインタビューが流れていた。

消防士ひとりが犠牲になったが、現在のところ、これ以外の人的被害がないのが、ただひとつの救いだ。

雨は我々の助けになるかもしれないか、消火まではしないだろう(La lluvia nos ayudará, aunque no va a apagar el fuego)―。作戦総本部の隊長の言だ。

「いまだかつて類を見ない(inédito)」という形容がされるマラガの火災。一体どこまで被害は拡大するのか。一刻も早い鎮火を祈りたい。

写真は上空からの様子。「消火水槽の水が終わりつつある(se está acabando con las balsas de agua)」らしい。水か尽きると、今度は、地上からの消火活動にかじを切らざるを得なくなる。