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4/14 ニュースなスペイン語 Vacuna de Janssen ヤンセン社のワクチン

スペイン厚生省(Miniterio de Sanidad)は、ヤンセン社のワクチンが、当初予定していた14日には到着しないことを発表した。

アメリカ合衆国ですでに接種されたヤンセン社の約700万本のワクチンの内、血栓(trombosis)を発症した事例が6件報告されたため、米国では同社ワクチンの接種の一時休止(pausa)を決めた。この決定を受け、ヤンセン社はヨーロッパへの出荷を見送り、これがスペインへの到着の遅れを生んだ。

アメリカの保健機関は、6例の血栓について、「現在のところ、これらの副作用は極めてまれな例と考えられる(En este momento, estos eventos adversos parecen ser extremadamente raros)」と発表した。

スペインはヤンセン社から4月中に30万本のワクチンを受け、70~79歳の年齢層に接種をする予定だった。スペインでは「8月が終わる時に、集団免疫を達成する(lograr la inmunización colectiva al finalizar agosto)」ことを政府目標としていて、今のペースでは目標達成が危ぶまれていたため、1回接種型(vacuna unidosis/monodosis)の同社のワクチンに期待を寄せていた。

ペドロ・サンチェス(Pedro Sánchez)首相は、ヨーロッパで承認されているすべてのワクチンの安全性は保障されている(garantía de seguridad)ことを強調し、今回のような一時休止措置が取られたのは、まさしく「医薬品の安全性のシステム(los sistemas de farmacovigilancia)」が機能していることの証であるとの見方を示した。

写真はEl Economista紙(4.14)より。ヤンセン社のワクチン。