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4/21 ニュースなスペイン語 Irregularidades formales:手続き上の不備

昨日の小欄でも紹介したが、週明けから、コルド案件(caso Koldo)の関係者ら134名の証人喚問(comparencia)が上院(Senado)と下院(Congreso)の両院で始まる。

コルド案件とは、コロナ禍でのマスク(mascarilla)の受注の際、不透明な手数料を巡る疑惑。

この汚職事件の中心人物であるコルド・ガルシア(Koldo García)が、まさに、喚問初日である明日、国会の証人台に立つのだが、早速、手続き上の不備をスペイン社会労働党(PSOE)が指摘してきた。

下院は社会労働党が過半数を占めるが、上院は野党である国民党(PP)の牙城。

そんな上院の調査委員会に対して、モノを申せば、国民党としては

社会労働党の連中はコルドが国会で言うであろうことにパニックを起こした(los socialistas "han entrado en pánico" por lo que pueda contar Koldo)

と思うのは当然のことで、コルドの喚問を社会労働党は阻止しようとしている(frenar)と非難。

しかし、社会労働党は

我々は国会に出席し、しっかり質問もしてゆくつもりだ(Nosotros vamos a estar ahí y vamos a hacer preguntas)

と述べ、あくまでも手続き上の不備を指摘したまでと、喚問阻止の意図はないと強調した。

そもそも、社会労働党の指摘する手続き上の不備とは何か。

ひとつは、調査委員会の正式な審議計画を証人らに提示する前に(antes de que se les entregara el plan de trabajo oficial de la comisión)喚問が始まってしまうこと。

もうひとつは証人喚問法が定める期日の問題で、法律では、喚問を受ける者に対して、15日前までに(de antelación)、喚問のアポイント(citación)をとらなければならないのに、それが守られていない(no se hayan respetado los 15 días)という点。

とは言え、国民党とて、素人ではないから、その辺りはしっかり策はうっている。

前者の不備については、国民党は喚問前に計画が知らされる(el PP sí se lo ha hecho llegar)ので問題ない、とする。

また、後者についても、「緊急を要する状況(salvo circunstancias de urgente necesidad)ではこの限りではない(salvo)」と法律が定めているらしい。

つまり、緊急時なら、最低3日前(como mínimo)までに証人にアポ取りしていれば良いと定められており、こちらについては、19日に告知、22日に喚問なので、ギリギリ、法律には沿っている。

まぁ、社会労働党も、一応、吠えてはみたものの、ちょっと、不発気味という感じか。

いよいよ、現地時間の明日、何事もなければ、コルドの喚問が始まる。

喚問が全貌解明にどのくらい繋がるか。

写真はコルド・ガルシア(右奥)と、ガルシアを相談役(asesor)として雇っていた元運輸大臣ホセ・ルイス・アバロス(José Luis Ábalos)。

アバロスはガルシアと共に疑惑の中心的人物のひとり。

ふたりの風貌はよく似ている。

出典
https://www-publico-es.cdn.ampproject.org/v/s/www.publico.es/politica/choque-psoe-pp-comparecencia-koldo-senado.html/amp?amp_gsa=1&amp_js_v=a9&usqp=mq331AQIUAKwASCAAgM%3D#amp_tf=%251%24s%20%E3%82%88%E3%82%8A&aoh=17135603555589&referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com