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7/22 ニュースなスペイン語 Manganime:マンガニメ

「マンガニメ」の定義をネットで調べてみると、

Manga(日本の「漫画」を意味する単語)とanimeをつなげた新語で、日本のアニメーションを指す(contracción de las palabras manga –cómic japonés- y anime –neologismo para definir a la animación japonesa)

と説明があるので、他でもない、「マンガニメ」は日本のアニメ・マンガ限定の用語らしい。

「Manganime」は、そもそも、スペイン語なのかという問題もあるが、これを構成する各語は日本語なんだけど、不思議と日本語っぽくないので、一応、スペイン語としておく。

男性名詞扱いで、この語に男性単数の冠詞を付けてタイトルにした動画サイト(「僕はマンガニメが嫌いだ(ODIO EL MANGANIME」)もあるほど。

Manganimeは、上記のようなアンチサイトの名称にも使われるくらいだから、まぁ、良くも悪くも市民権を得た単語なのかも。

さてさて、今年の12月5日から8日、日本アニメーションの最大の祭典「マンガバルセロナ第30回大会(30 Manga Barcelona)」が開催されるのだが、このイベントに日本人漫画家(mangaka)の浦沢直樹(写真)が招待されることになり、さらに、浦沢がマンガバルセロナのポスター(cartel)を手掛ける(diseñará)と主催者から発表があった。

マンガバルセロナについては、2021年10月30日でも紹介したが、毎年、同地で開催される国内最大の祭典。

一方、浦沢は以下の画風は見たことある人もいると思うが、『20世紀少年(20th Century Boys)』や『Pluto』の作者。

いずれの漫画もまだ読んだことはないが、画面下の『Pluto』は小生の好きな手塚治虫の代表作、『鉄腕アトム』(の原作)にインスパイアされた作品らしいので、ひときわ、親近感がわく。

マンガバルセロナの会場では『名探偵コナン:100万ドルのペンタグラム(Detectiu Conan: The Million Dollar Pentagram)』が見られるそうだが、まぁ、当たり前だが、カタルーニャ語での上映。

写真は浦沢。

日本人漫画家に影響を受けたスペイン人漫画家(2022年8月2日の小欄)や日本を舞台にした漫画(同2022年2月24日)など、スペインと日本の古くからあるが、新たな方向に育ちつつある漫画交流が新鮮だ。

出典
https://www.rtve.es/noticias/20240719/japones-naoki-urasawa-sera-invitado-honor-del-30-manga-barcelona-disenara-su-cartel/16192041.shtml