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10/24 ニュースなスペイン語 Llamadas fraudulentas:詐欺電話

中南米発の詐欺がスペインにもとうとう、上陸したらしい。

概ね、次のような特徴がある。

1.厚生省(Ministrio de Salud)を語る
2.コロナワクチンの3回目接種(dosis de refuerzo, tercera dosis)を持ちかける
3.本人の住所、電話番号、メールをSMSを用いて送ってくる
4.ワッツアップ(WhatsApp=スペイン板Line)の承認コード(código)を要求してくる

ペルー、コロンビア、チリ、メキシコなどで確認され、ほぼ、スペインでも同じ手口のようだ。

国家サイバーセキュリティ研究所(El Instituto Nacional de Ciberseguridad)によると、市民からの問い合わせ(denuncias de los ciudadanos)が「最近、大変多くなってきた(se están dando mucho últimamente)」ようだ。

詐欺集団(estafadores)は、間違って、認証コードを送ってしまったから、どこにも漏らさないで、また、送り返して欲しい、との電話をしてくるそうだ。そこから、巧みに、ワッツアップの認証コードを聞き出し、個人情報を乗っ取る(suplantar tu identidad)そうだ。

サイバー犯罪の被害者(víctima del ciberdelito)にならないように注意を呼びかけている。

なお、日本のような「オレオレ」系はまだ、確認されていない。

ちなみに、スペインでは、70歳以上(mayores de 70 años)へのブースタ接種が承認(aprobada)され、10月25日から接種が始まることになっている。

写真は、詐欺に注意を呼びかけるメール。あちらこちらに出回っているらしい。国営放送(RTVE)の検証コーナーのフェイク(bulo)のマークが付いている。