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フリーランス達が企業に自主提案を持ち込むと、どれくらいの企業が採用してくれるのか

皆さん、こんにちは!フリーランスのディレクターたちが集まる株式会社JICUを2023年4月に立ち上げた水田と申します。

・会社の設立経緯について
https://note.com/jicu/n/n79ed3683c721

・仕事紹介記事について
https://note.com/jicu/n/n73a4cf30a0d3

新しい働き方LABの「私の働き方実験」の自主企画として、一人会社を起業したばかりの新米フリーランスがあくせくしている様子をお届けしたいと思います。自主企画と地域観光DXの2つに採択いただいたんですが、中々これまでリソースを割けず・・本NOTEを機に改めて頑張っていきたいと思います。半年間以下のような実験を頑張っていくので、是非応援してください!

◆実験の目的と背景

僕たちは新規事業支援で飯を食っていきたいフリーランス達が集まった会社です。当初は、クライアントが考えたプロジェクトをどう形にしていくか、というお仕事を増やそうとしていますが、活動していく中で、企画をこちらで考えて持ち込んだ方が良いのでは?と思うようになりました。理由は以下の通りです。

①様々な案件を抱えているフリーランスが、クライアントの必要とする新規事業を行う場合、時間的な制約により、100%フルコミットで参画することが困難であること。特に副業フリーランスは日中の稼働成約が大きな支障となること。

②この時間的なハードルをクリアするため、あらかじめこちらでプロジェクトをパッケージ化したところまで練り上げた上で、提案できるように準備したいと考えたこと

③プロジェクトの内容に受託側(フリーランス達が)の強いWILLが乗ること。そして、クライアント側のWILLが共鳴した時に、受託発注の垣根を超えたクライアントとのワンチームを作れるのでは、という仮説を持ったこと

です。

◆なんぜこんなことやりたいの?

冒頭読んだみなさん、こう思っただろうと思います。
「理想的かもしれないけど、営業効率悪すぎないか・・?」

僕もそう思います(笑)!
やりたい事業があって、必要なソリューションや体制を洗い出せている企業に営業かけた方が絶対に効率いい!

でも、僕はあえてこういうチャレンジをしてみたい!

①スキを仕事にしたいから

僕らは新規事業開発という自分達が好きな仕事にしたいフリーランス達。お金云々ではなく、「好きを仕事にする」に100%コミットメントしたら案件に応募ではなくて、案件持ち込みになりませんか?

漫画家だって自分が描きたいマンガを出版社に持ち込むと思うんです。僕らはその事業開発版をやってみたい。
本当にできるのか?とも思いますが、だからこその働き方実験です!

②副業メンバーが活躍できるようにしたいから

JICUという法人を立上げてずっと悩んでいたことがありました。
移住のきっかけとして副業の場を提供したいと思っていましたが、
企画系の職種の場合、クライアントの深い課題やインサイトを引き出し、
社長や決裁権者の理想を擦り合わせた上で、提案していくことが求められる、もの凄く泥臭い営業となります。
そして、そこからコンサルだったり、補助金だったり、ソリューションに落とし込めれば副業者にも仕事を持ってこれるんですが、正直業者としての付き合いになりますよね。

前述のスキを仕事にして欲しい、とマッチするんですが、正直移住しなくていいじゃん、となっちゃう。それよりも自分の意志を込めた事業やサービス企画を行い、それにクライアントを巻き込んでいく方がもっとダイナミックだし、楽しいと思うんです。

◆検証したいこと

①営業手法としての可能性

課題やニーズがあってそれを解決するソリューションを提供するという一般的な受発注のやり方ではなく、フリーランス達で自らが挑戦したいプロジェクトをパッケージとして企画し、これを企業に持ち込むという営業手法が成立しうるのか。

②適切な提供価値の設計

基本的には(1)(2)が基本線だとは思うんですが、いくつかやり方はあると思っており、提案を通して模索していきたいと思います。

(1)コンサルティング
ビジネスモデルを提案し、それに相応しい新規事業支援スキルを持つのは自分達だから、自分達に支援させてくれ!という提案

(2)ソリューションの提供
ビジネスモデルの提案とそれに関連するソリューションを提供する。
例えばアプリやサイトであれば開発を請け負う、資金調達支援をする等。

(3)自主事業
自主事業という位置づけにして、これに共鳴してアセット(人や金)やネットワークを提供してくれる企業を探す形が良いのか(スポンサーやパートナーを探す形)

(4)その他
ビジネスモデル特許を獲得し販売等

◆活動の概要

実際にビジネスモデルを構築する必要があるため、新規事業の実践ケースとかなり近い、と思っています。

①ビジネスモデルの案出しと顧客インタビュー

メンバー達でビジネスモデルの案出しを雑多に行う。
メンバー自身のWILLが乗るのものか、という点で絞り込みを行い、顧客インタビューを通して顧客仮説の検証を行う。

②事業性評価

事業の市場性を調査し、どれくらいの市場に育つのか、競合の状況はどうか、等を多面的に検討し、事業性を評価する。

③パッケージに落とし込む

プロジェクトをパッケージとして纏め、提案書類まで落とし込む。

④発注もしくはパートナーとなってくれる企業を探す

九州の新規事業に積極的な企業へDMを送付。もしくはfacebookやTwitter等で募集する。

◆アウトプット・成果

①参画希望者の測定

概要が固まり次第、NOTEで公開し、参画希望者を募集する。
どれくらいこういう営業効率が悪そうなやり方に付き合いたい人がいるかを把握する(笑)。

②クライアントへのアタック結果を公開

クライアント名は伏せる。
あしらわれたのか、何か形になったのか、その結果を公表する。

③受託結果やそのプロジェクト概要を公開

公開許可をクライアントから取れたものは社名も記載

◆実験の測定方法

正直成約ゼロ件の可能性もあるとは思っていますが(笑)、チーム自体の大きな成長には繋がるプロジェクトだと思っています。

そこで、目標としては以下を設定したいと思います。
①参加人数:5名以上
②案出しされたプロジェクト:30以上
③事業性評価に進むプロジェクト:10以上
④パッケージに落とし込まれたプロジェクト:3以上
⑤クライアントに採択されたプロジェクト:1以上

◆スケジュール・進め方

①メンバー募集~ビジネスモデルの案出し:7月いっぱい
②顧客インタビュー(5名ほど):8月いっぱい
③事業性評価:9月前半
④パッケージへの落とし込み:9月後半
⑤発注もしくはパートナーとなってくれる企業へ提案:10月いっぱい
⑥提案結果を踏まえた、再整理:11月いっぱい
⑦発注もしくはパートナーとなってくれる企業へ提案:12月いっぱい
※発注もしくはパートナーとなってくれる企業の探索は随時行う

最期に

自分でシェアオフィスを開業できないか、鳥栖というエリアで様々な新規事業を同時多発的に起こしていけないか、等まだ全然成果になっていませんが、色々と挑戦しています。

正直めっちゃ無理してますが、過去イチ楽しいです!
もしご興味ある方は水田のtwitter等で情報発信していきますので、是非応援してください。参加してくれるメンバーも募集してきいます。


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