【質問】論文式試験まで8ヶ月もあるので、他の勉強をするか迷っています
こんにちは。
「公認会計士」についてわかりやすく伝える活動をしている、通称「ゆる広報部」です。
本日は、匿名で質問ができるウェブサービス『マシュマロ』からいただいた質問にお答えします。
Q.論文式試験まで8ヶ月もあるので、他の勉強をするか迷っています
A. 論文式の試験勉強に集中されることをオススメします
こんにちは!ご質問ありがとうございます。
「集中しましょう〜!」Kの回答
試験勉強に集中されることをオススメします!
論文式試験まで8ヶ月も?
いえいえ、8ヶ月しかありません。
論文式試験の合格率は約35%とはいえ、試験は年に一度しかありません。
論文式の試験範囲は広く、論文を書き上げる思考力や文章構成力も必要とされます。2022年8月の論文式試験で確実に合格するよう集中されてはいかがでしょうか。
論文式試験の勉強で身に着けた知識は実務の中で必要なものばかり。
この8ヶ月間、試験勉強に集中することを遠回りに感じておられるのかもしれませんが、公認会計士として活躍する未来を考えると案外近道かもしれませんよ。
とはいえものすごく余裕があるのならば、自分で進退を決められる環境との両立を考えられてはいかがでしょうか。つまり、トレーニーとして働くより修士課程。トレーニーの場合、仕事の予定を自己都合でキャンセルすると周囲に迷惑をかけてしまいますが、自主的な学びの機会ならサボっても周囲にかける迷惑はあまりないかと。
働きながら勉強したAの回答
私は仕事をしながら勉強をしていたので、論文式の勉強に集中できる環境がある質問者さんが羨ましいです。
トレーニー制度は経験値が入りますし、もしお金に困っているならばアリですが、特に困っていないなら勉強に集中するのが一番ではないかと思います。
サクサク実務要件を満たして早く階段のぼってスーパー公認会計士になるのもひとつの選択肢ですが、同期の公認会計士と切磋琢磨しながら成長するのも楽しいものですよ。
「やってみたいならやってみるのもあり」Kの回答
私も基本的には「勉強に集中できるならしたほうがいい」と思います。
ですが、もし身近な人に相談されたとしたら、相手によっては「やってみたいと思うならやってみてもいいんじゃない?」と答えるかもしれません。
国際的に活躍したいというしっかりとした目標や夢がある、やりたいこと
が明確なのはとても良いことで、その広い視野だったり好奇心ややる気を「会計士試験だけに集中しろ!」の一言で削いでしまうのは違うと思うからです。
やり遂げる人はいるだろうし、そうでなくとも、やってみて「あ、なめてたな自分」と顧みて軌道修正することも経験。
私は、しんどいことを乗り越えて来た方と一緒に働けることを嬉しいと思います。
モデルケースについて
ここ2〜3年の受験生の中では、USCPAの科目合格の勉強を並行していた方がいました。この方は留学経験があり英語が堪能で、USCPAの学習にそれほど多くの時間を必要としなかったようです。
MBA課程の途中で合格された方も実際にいます。
ただしどちらも「よくある話か?」と聞かれたら、「レアケース」とお答えします。
ご参考になれば幸いです。
2021年冬の短答式試験と2022年夏の論文式試験に無事合格されることを、ゆる広報一同祈っています!がんばれ!
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