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【ジコウするおとなたち #4-②】コルクレド株式会社CEO/ 秋山典男さん

こんにちは!株式会社ジコウで記事ライターをしている遠藤はなです!

連載「ジコウするおとなたち」第四弾です。
”ジコウ”とは、「自ら考え、行動し工夫しながら幸せになること」を意味しています。本連載「ジコウするおとなたち」では、自ら”ジコウ”を実現しているおとなたちのインタビュー記事を発信していきます!

〈こんな人におすすめ!!〉
営業職で今働いているけどモヤモヤしている人
・今の仕事が、将来どう役に立つか不安な人
一歩踏み出す勇気が欲しい人

※この記事は、7分で読めます。

①の記事→https://note.com/jicou_works/n/n0d259743813e


営業が大好き、ピンチはチャンス

――営業職の楽しさや大変さは何だと思いますか。

前提として、珍しいのですが私は営業が大好きな人なんです。
いつも営業をしながらニコニコしていたので、周りから「なんでそんなに楽しそうなの」と聞かれるんですけど、楽しいからなんですよね。

1つは、人と接するのが好きだからですね。あとは、面白いんですよね。
私の場合だとソフトバンクとindeedで法人営業といっても内容が違っていて。
ソフトバンクのときは大手企業の既に取引があるところをさらに取引を増やすということをしていて、indeedでは中小企業に新規での取引を作っていく活動だったのですが、それぞれ違った面白さがありました。

シンプルにいうと、自分次第でどうにでもなるというところが営業の楽しさなのかなと思っています。頑張れば頑張るほど結果が出ますし、さぼってしまえば目に見えるように結果が出ない、というのがすごく楽しいところですね。

一方でつらいところというと、すごく頑張っているのに結果が出ないとすごくしんどいです。

―そのときはどうやって乗り越えましたか。

自分の場合は、そういうのってすごいチャンスだと思っていて。
結果が出ないということは、何かしら問題点があるはずなんです。ということはまだまだ自分の成長の余地があると考えるんです。
なので、「よしもっと頑張ろう」となれますね。

―最初の方に仰っていたポジティブっていうのがすごく分かります。

――営業職の経験で現在の社長業に活きたことはありますか。

沢山あります。
社長業とは人と話す仕事だなというふうに思っています。自分の会社の社員や取引先、銀行さんなど沢山人と話すんです。
数えたら週40回ミーティングしているんですよ。

その中でやはり対人関係はとても大事ですね。これはやっぱり営業職で学んできた対人スキルがすごく役立っていますね。

対人スキルと、あとは行動力ですかね。営業は本当に行動が求められる職種ですし、社長もやはり行動していかないといけなかったりするので、この2つは非常に活きていると感じます。

お客様も知らない価値を提示することが真の営業

――他の方へのインタビューで「営業」という言葉が今の時代に合っていないのではという話があったのですが、何か「営業」という言葉に代替するような言葉は思いつきますか。

営業とは“価値の伝達者”だと思っています。お客様には「良いものを買いたい」という原理がありますが、ヒアリングしないとその良いものが何か分からなかったりするので、同じ商品であっても営業によってお客様が感じる価値って全く違うんですね。
なので、その価値をいかにうまく伝えられるかだと思うんです。

営業って実は情報を伝えるだけじゃないと思っています。
お客様が欲しいと今思っていなかったとしても、実はそのお客様も知らない課題を解決できる価値を提示してあげられるのが真の営業だと思っています。

そういう意味で、“価値の伝達者”と言ったのはお客様に価値を感じてもらう、お客様が満足して使ってもらえること大事だからです。

ジコウとは“プランニング”


――“Jicou”という会社名にちなみ秋山さんの考えるジコウ観についてお聞かせください。どのようにして実践されていますか、また実践しようとされているのでしょうか。

(“ジコウ”=自ら考え行動し、工夫しながら幸せになること)

私は人生計画というのを引いています。
62歳までの人生計画を引いて、「自分って本当は何をしたいんだっけ」とか「自分ってどうやっていきたいんだっけ」というようなことを色々な項目で考えて。健康面、人間関係面、仕事面、お金の面、趣味の面というように。

人は誰しもが幸せになりたいと思っていて、どうなれば幸せになれるのかをすごく考えているんです。
自分の幸せについてきちんと考えて、それをプランニングするというのが大事で、私の中での幸せは、ある程度言語化できてます。

そして62歳までの計画を立て、5年10年後どうなっていたいかという目標設計をしています。
それを毎日見て、更に1年1年で何をしていくかを考えます。
そしてひと月、各週に何が大事かを考えて、それを日々実践しています。

また、習慣形成というのを行っています。自分が日々どんなことをするかというのを「習慣チェックリスト」として作っていて、これでいい習慣を作ってるというような感じです。

―そのシートはご自身で作られたのですか。

この手帳自体は売っていて項目も書いてあるのですが、自分で考えている項目もあります。

なので「“ジコウ”をどのように実践しているか」という問いへのシンプルな答えとしては、自分でプランニングする時間を作っているというところです。

“プランニング”“スケジューリング”という言葉は意味が違って。
“スケジューリング”というのは、例えば「今度、この日にセミナーがあるからスケジュールに入れておこう」という感じです。
“プランニング”は、例えば「自分は今後起業したいから、起業するためにはどんなことをやらなきゃいけない」というのを決めて、「こういう勉強しなきゃいけない、この勉強をこの日にやろう」ということです。

つまり、自分でやろうと思ってることをプランニングしてスケジュールに入れていくことは“プランニング”なんです。なので、自分が重要だと思ってることをどんどん“プランニング”していくこと、そしてそれを実践していくことが大切です。

―まさに“ジコウ”ですね。


インタビューをしてみて

今回インタビューをしてみて一番印象的だったのが、秋山さんは、起業によって自身の考えた新しい方法で「心臓で苦しむ人を助ける」という目標を達成しようとしているというところでした。
幼い頃の経験から、「心臓で苦しむ人を助けたい」という思いがあったという秋山さん。
普通なら、その目標達成のために、既存の職業から、手段を考えそうなものです。(例えば、医者という職業は、心臓で苦しむ人を助ける手段として思いつき易いと思います)
しかし、秋山さんは自分の方法で、その目標を達成しようと考えました。それが、起業し、自分の考えたサービスを展開することだったのです。

誰しも、人生をかけて達成したい目標はあると思います(大きな目標でなくても、身近な誰かを救いたい、幸せにしたい、という思いもこれに該当すると思います!)。
その目標を、仕事を使って達成する場合、「どの職業で達成しようかな」と考えるのではなく、「どんな方法で達成しようかな」と考えること。
そんな秋山さん哲学は、まさに「人は可能性の塊」という彼の言葉の通り、どんな目標も、叶えることが出来るんだと思わせてくれました。


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