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【ジコウするおとなたち #4-①】コルクレド株式会社CEO/ 秋山典男さん

こんにちは!株式会社ジコウで記事ライターをしている遠藤はなです!

連載「ジコウするおとなたち」第四弾です。
”ジコウ”とは、「自ら考え、行動し工夫しながら幸せになること」を意味しています。本連載「ジコウするおとなたち」では、自ら”ジコウ”を実現しているおとなたちのインタビュー記事を発信していきます!

〈こんな人におすすめ!!〉
営業職で今働いているけどモヤモヤしている人
・今の仕事が、将来どう役に立つか不安な人
一歩踏み出す勇気が欲しい人

※この記事は、7分で読めます。

今回インタビューさせていただいたのは、コルクレド株式会社代表取締役の秋山典男さんです。

一度転職された後、自分の本当にやりたいことは何かと考え、起業することを決意した秋山さん。
自分や他人に対して「可能性の塊である」と信じ続ける秋山さんのこれまでの経験、今考えていること、これからの展望についてお聞きしてみました!!

ぜひご覧ください👀✨


人は可能性の塊、運命は自分で切り開く

――コルクレドのHPにある「人は可能性の塊」という言葉が印象的なのですが、どのようにこの考えに至ったのでしょうか。

まず前提として、私はすごくポジティブなんです。
以前、広辞苑を買って「無理」と「不可能」のページを破り捨てたことがあるほど(笑)“俺の辞書に不可能はない”という言葉を文字通り再現しようと思ったんです。

そもそもなぜポジティブなのかというと、もともと心臓病を患っていて2歳のときに手術をした経験にたどり着きます。母からは「あなたは1回死んだようなものだから、人生を大切に生きなさい」と言われて育ったので、とにかく1回の人生を大切にしようと思っています。
2歳の時といっても死を身近に感じたことがあるので、“死ぬより怖いことはないんだろうな”と思っていて。そこからどんどんチャレンジしようと考えるようになりました。

「人は可能性の塊だ」というのは自分自身に言い聞かせたいのもあります。また、今の世の中にビルや飛行機といった昔では考えられないものを人が作り出しているように、人は思い描いたことをできると思っていて。
そういうところから「人は可能性の塊だ」と考えていますね。

学生も本当に可能性の塊なのでどんどんチャレンジして欲しいと思っていて、学生にはよく伝えています。

――今のお話を聞いて思ったのですが、秋山さんご自身、運命は信じないのでしょうか。私は運命よりも努力次第で物事はどうにもなると思っているのですが。

運命はあると思っていますが、運命に縛られるのではなく今までしてきたことが結果的に運命なんだなと思いますね。
そうなると運命が何か分からないですが、自分で切り開いた先に運命が待っているのかなと。
頑張っても頑張らなくても一緒とは考えていません。

起業という決断、自分が本当にしたいことは

――一度転職された後、コルクレドの起業と今までに2度転身されていますが、そのきっかけは何ですか。

大きな転機は、26歳のとき営業にとても強い会社の内定を辞退したことです。
その会社はフルコミッション制度というのを採用していて、営業成績を上げなければ報酬が全く入らない世界でした。入社予定時期の3ヶ月後に結婚が控えており、本当に行きたい会社でしたが、奥さんの反応を見て最終的には自分の意思で内定辞退を決めました。

そのときに初めて本当は自分で何がしたいんだろうということを深く考えました。
1回の人生なら本気で人生を懸けられることをやりたいと思い、考え抜いてたどり着いたのが「心臓で苦しんでる人を幸せにする」ことです。
これは会社のミッションにもしていて、人生の目的にしています。

そのときはまだソフトバンクにいましたが、心臓に関することで起業しようと決めました。
ソフトバンクからいきなり起業という手段もありましたが、資金や自分のスキルがまだ足りないと思いスキルを上げるために転職しようと考えました。

2020年11月までに起業すると決めていたのですが、資金も貯まってスキルにも確信が持てたのでそのタイミングで起業しました。

――「人は可能性の塊だ」という想いと、現在コルクレドで展開されているサービスはどのように関係しているのでしょうか。

現時点ではあまり関係していません。
ただ過去1年間では、インターン生を採用しながらいくつかのSaaSを販売するという活動をしていました。

インターン生にはすごく成長してもらいたいと思っています。
SaaSなどを活かしながら、彼らの営業力や起業したいというインターン生の可能性を広げることができればという思いでやっていました。

心臓病を持つ人々への想い

――「コルクレド」という社名の由来は何でしょうか。

これも実は心臓に関連しています。
「コル」はラテン語で“心臓”という意味で、「クルド」は“信念”という意味です。

会社のロゴも心臓をモチーフにしています。ハートが心臓です。心臓には4つの部屋があるのですが、ロゴにも右心房・左心房・右心室・左心室を表しています。

そしてクローバーは幸せの象徴であり、「心臓で苦しむ人を幸せにする」という信念を表すロゴになっています。

――貴社の事業としては、営業職の転職支援とあわせて心臓に障がいをもつ方のキャリア支援をされているということでしょうか。

これから内部障がいの方の支援を始めるという段階です。
今はクラウドファンディングを行っていて、心臓病者のための就労メディアを立ち上げることに取り組んでいます。
すでに目標金額は達成して、今はネクストゴールにチャレンジしています。

心臓病の方の“体力の範囲内で働ける求人が少ない”とか“働き続けられるか不安だ”という不安を解消するため、働く上での注意点や同じ境遇の方の体験談などのなかなか見つからない情報を一手に集めた心臓病の方の就労に特化した就労メディアを立ち上げました。

それによって不安などを解消していきながら、その後に転職相談就労支援を行う予定です。

――社名の意味や心臓病で苦しむ人を助けたいという人生ポリシ―と貴社の転職支援サービスはどのような関係があるのでしょうか。

会社のミッションの「心臓で苦しむ人を幸せに」というのは自分の人生の目的でもあるのですが、心臓病患者のライフステージを全て網羅して生活習慣の改善や予防、最終的には治療まで手がけていきたいと思います。

将来的なビジョンとしては、世界一心臓病に特化したサービスを提供する企業になりたいです。心臓分野に特化した形で人材領域、ヘルスケア領域、保険領域、介護領域、治療領域を展開して心臓病の苦しむ人をたち幸せにするということをやっていきます。

いろんなライフステージの中でやはり就労に関する悩みが大きいため、その第一段階として心臓病の方の就労支援をするつもりです。

自分自身のやり方で問題解決

――心臓で苦しむ人を助けたいという想いから医者を目指すのではなく、起業によって新しい方法で目標を達成しようとされていることに興味を持ちました。

私の場合、21歳のときにも別の心臓病になったのですが、そのときすでにソフトバンクに内定していました。そのため、特に医者になろうとは思いませんでした。

転機となった26歳で心臓に関することをやっていこうって思ったとき、お医者さんではない自分だからこそできることがあるというふうに気づいたんです。

お医者さんは治療には詳しくても実は心臓病の方の就労とか生活に関しては意外と知らないんですよね。
なので、自分がビジネスとして心臓病の方の社会復帰や生活の質を向上させるといったことをしていきたいと考えています。


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